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眠れなかったから、物語でも紡ぎますか
年末も近づいてきたね。まだ日にちはあるけれど、靴の中に入った砂つぶよりは気になる。正社員を辞めてからいろんな短期のバイトをしてきたけど、年末はやはりお歳暮だね。売り子じゃなくて、冷蔵室で箱詰めして出荷するバイト。毎年毎日同じメンツで、昼休み以外ガンガン働いてた。みんな明るかったから、僕のことだけ記憶にない人もいるかもしれない。なかなか明るく振るまえなかったから。
職場は隅田川のすぐ近くだった。静か
探りだす光景と拙い言葉を映して。
求めた静寂がモノクロでもなく鮮烈な色彩を持った日常でもなかった。
雨音がやんでいる。途端に冷蔵庫やパソコンのファンの音で空間が騒がしくなった。窓の外は静寂だろうか。耳を済ませていると猫の鳴き声がどこかから聞こえてきた。誰かを呼ぶような優しいものではなく、訴えかけるような厳しさ。
横になって目を瞑ると誰かの姿が見える。陽が沈む頃、河川敷をいっしょに歩いていた。「スニーカーなんて持ってない」と口に
2013年1月、地元の、城山の駐車場から、雲を撮った写真をイジった画像です。
冬の、さみしい時間でした。
帰るたび、向き合って来たつもりの光景なのに、未消化なものばかりで、もう打つ手が無いようにも思えます。もういいよ、誰かに言われれば、その言葉を引き受けてしまいそうで、怖い。
こんなとき、晴れてくれないものだね
深夜走ったら今年の新記録だった。5キロを24分ちょうどくらい。
違和感。
意識的に速く走ったつもりもなかったが、息が少し切れていた。
帰りは河川敷を歩いた。土堤の内側、真っ暗。陸ガニの歩く音がススキの草むらからわずかに聞こえ、土堤の上の道を白い服の女性が行ったり来たりしているのが見えた。
だいぶ遠くから数人の若者の声が聞こえ始め、闇の中、すれ違いざまに接近され何かを言われ、笑われた。4~5人。胸
今年1月頃の写真。うちのアパートと日没後の世界。遠くに沈みゆく富士。
まだまだここに住み続けたい。