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歴史のなかで輝く丁寧な生活
今日は餅つきを手伝いに行きました。
100年以上続く農家で、毎年行われる12月30日の恒例行事です。例年違う伯母のところで餅つきを手伝って、お餅をいただくのですが、今年は伯母の身内に不幸があり、今回初めてお世話になりました。
そこで見つけたのが、100年以上使い続けられているお餅つきの道具たち。66年前に伯母が結婚したときには使われていたらしく、そこの何代か前の人が分家として独立したときに家財道具として準備してもらったものらしいです。
さらに面白いものがお餅やさんの麹蓋。戦時中にお餅屋さんができず、農家に商売道具を売って生計を立てていた時の物みたいでした。田舎の村のお餅屋さんでも、第二次大戦時は商売が成り立たなかったということは、都会はさらに大変だったのだと想像できます。昔祖母から、大事に第二次世界大戦中食べるものに関しては困っていなかったと聞いたことがありましたが、何も関係がなかったわけではなかったようです。
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93歳の伯父と87歳の伯母の話を聞きながら、いろいろなことが勉強になりました。そして昔から大切に使われている道具をたくさん見せてもらい、人としての丁寧な暮らしというものを感じました。
自分という存在は、ポッとうまれたものでなく、ずっと続く歴史の流れの中のほんの小さな存在だなと思いました。そして子供たちに私がもらった幸せを引き継いで、子供たちもまた同じように誰かに幸せを引き継いでもらえたらうれしいです。
また、私たちの会社も今は歴史の中でごく小さな存在かもしれませんが、小さくても長期間にわたり続けることで、「健やかなる美をもって、世界平和をめざします」というビジョンを実現できるよう、心がけていきたいと思います。