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子供の村での思い出:私の村長体験
私の自己認識のために年表を作成することにして、11日目を迎えました。今日は、小学6年生の時の思い出を書きたいと思います。
小学校の一番の思い出は、和歌山県主催の『こどもの村』です。これは夏休みの一週間を子供たちが小さな村を運営して過ごす今でいうキッザニアのようなものです。和歌山県から小学5年から6年生の児童がたくさん集まっていました。
入村する前に自分のなりたい職業に登録し、私は父と同じ警察官を選んでいました。当時は和歌山県には婦人警官がいませんでしたが、私は父に憧れ、警察官になりたかったのです。
実際入村してみて、一番に行われたのが『村長選挙』でした。なんと私は村長に立候補したのです。選挙戦では、「これからは女性の時代です!私に1票を入れてください」と声高らかに選挙運動をしたのを今でも覚えています。テレビ和歌山かNHKの取材も来ていて、初めてテレビに映りました。
結果として私が村長に選ばれ、子供の村の村長になりました。ということで結局父にあこがれて警察官というのは初日の少しの時間だけで、その後は村長として過ごしました。
その頃の私はきっと女性の活躍が認められる社会が訪れると本当に信じていました。そして努力さえすれば、道は切り拓かれると疑っていなかったのです。
実際、世の中には理不尽なことがたくさんあり、子供の頃の思い描いていた女性活躍はまだ遠いようですが、私の子供の頃よりは断然働きやすくなっています。
少しずつかもしれませんが、確実にいろんな人がいろんな風に活躍できる場が増えてきているのがうれしいと感じています。