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祭りの夜の葛藤:女性社長が見つめる現実と夢
お祭りの夜、私は家族のいる場所から一旦離れ、家出することにした。祭りの夜は、親戚が集まって宴会を楽しんだり、神社に参拝したりと、小さな村が賑やかになる。そのため、家を出ても周囲に気づかれにくいというのがこの日を選んだ理由だ。
毎日の仕事、家事、育児に追われ、夫との関係にも疲れ果て、一人になりたい、自分自身を見つめ直したいという気持ちが爆発してしまい、すべてを捨てる覚悟をしたのだ。ただ、子供たちのことだけは心配で吹っ切れず、一番上の娘にだけ打ち明けた。すると、娘は一言。「ママも本当にしんどいと思う。連絡だけしてね。」
そんな言葉を聞いてもやめられなかった。
私は本当に限界だったのです。仕事では社長としてすべての選択に責任を負わないといけない立場で、家では子供のこと、親のことなど私にしかできないことはたくさんあり、家でも気が抜けない状態。だからこそ人ごみに紛れ、家を出たときの罪悪感と高揚感は今までに感じたことにない感情になりました…。
これが昨日の私の夢です。目が覚めたとき、ほっとしたのと同時に、現実ならどうなったのかと真剣に考えました。そしてその後の物語の続きが気になりました。もしもこれが夢でなかったら。多分こんなことを考えたことがあるのは、私だけではないと思います。仕事をしている女性なら誰しも感じたことのある感情かもしれません。
私はそもそも自由人のため、今の立場のようにしないといけないことがたくさんあることが本当に苦しいのだと感じました。さらに自分の年齢も51歳になり昔よりも肉体的にも厳しい状態です。これを改善する方法をなかなか思いつかないままで3年経ってしまいました。
女性起業家はみんな、表ではかっこいい『女性起業家』でいたいのですが、周りが思うより苦悩だらけかもしれませんね。
そしてだからこそ、成長したいと思うのかもしれません。