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昼休みの学び:言葉と仕事の気づき
私は若いころから「食べる」という行為をとても大切にしています。食事の場では人の本音が出やすくなるため、誰かと二人でご飯を食べることには少し苦手意識もあります。でも、今は昼休みに会社のサポートチームのスタッフたちと一緒にお弁当を食べる時間を楽しんでいます。この時間は、食事だけでなく、いつも学びの時間でもあるんです。
日本語を「学ぶ」昼休み
私たちにとって当たり前のように使っている日本語も、海外から来たスタッフにとっては謎がいっぱいです。たとえば、モノの数え方。「人は一人二人、犬は一匹二匹、牛は一頭二頭。どうして人より小さな動物は『匹』で、大きな動物は『頭』なの?」と聞かれたとき、なるほどと納得すると同時に、「日本語って難しいな」と改めて感じました。さらに「なぜ『いちにん、ににん』じゃないの?」という疑問が飛び出すと、私たちも一緒に考え込んでしまうこともあります。
このような会話を通じて、日本語を無意識に使っている私たちも、新しい発見をたくさんしています。同時に、何か新しいことを学ぶときに戸惑う感覚を思い出させてくれます。
仕事における「当たり前」の壁
言葉の学びは、仕事における「新人さん」と「ベテランさん」の関係にも通じるものがあると思います。私たちベテランは、当たり前に感じていることでも、新人さんにとってはすべてが初めてで戸惑いばかりです。たとえば、家でご飯を食べるときに特別考えなくても食べられるけれど、初めての国の料理を食べるときは悩むのと同じ感覚かもしれません。
この「当たり前」のギャップが、新人さんとベテランさんの間に大きな溝を作る原因になることがあります。だからこそ、ベテラン側が「新人さんは知らないのが当たり前」という意識を持ち、丁寧に教え、育てていく姿勢が重要だと思います。
自分の「当たり前」を疑う姿勢
私自身、スタッフとの会話を通じて、「自分が知っていることを他の人も知っているとは限らない」ということを改めて実感しています。新人さんだけでなく、どんな相手と話すときも「当たり前」を押し付けず、相手の視点に立つことの大切さを忘れないようにしたいと思っています。
皆さんの職場や日常ではどうでしょうか?「当たり前」を再確認することで、新しい発見や気づきがあるかもしれませんよ。