「論語と算盤」に学ぶ──心とお金の調和を求めて
こんにちは
agent-matsukuraです
今日は近所の大学で大学祭があり、
子どもたちを連れて一緒に行ってきました。
年長の三男はお化け屋敷に入る直前で
「やっぱり待っておく」と一歩引いてしまい、
結局、私と二人で出口で待つことになりました。
待ち時間はおよそ一時間…
あの少し緊張した表情が今でも思い浮かびます
さて、今日は長男とともに
『論語と算盤』について学ぶことにしました。
この本は多くの人に親しまれており、
小学生でもわかりやすく解説されたものも
数多く出ていますので、子どもと一緒に学ぶには最適です。
本日は、この『論語と算盤』について、
簡単にまとめてみたいと思います。
「論語と算盤」から学ぶ、心とお金のバランス
最近、小学5年生の息子と一緒に渋沢栄一の
『論語と算盤』を読みました。渋沢栄一は
「日本の資本主義の父」とも言われる人物ですが、
単に会社を作ってお金を稼ぐだけでなく、
正しい心を持って社会に貢献することを大切にしていました。
この考え方を、どうやって息子に伝えれば良いのかと思っていたところ、
彼なりの純粋な感想が意外と深く心に響き、
改めて「論語と算盤」の持つ力を感じることができました。
「論語」ってなに?「算盤」ってなに?
息子はまず、
「論語」や「算盤」という言葉そのものに
疑問を持ったようでした。
「論語」は中国の思想家・孔子が説いた、
人としての正しい生き方を教える言葉です。
簡単に言うと、「人に優しく」
「正しいことをしよう」といった、
人間の在り方についての教えです。
(仁や徳といったところですかね。)
一方で「算盤」は、文字通りそろばんを意味し、
ここではお金や経済のことを指します。
商売や仕事をしてお金を稼ぐことももちろん大事ですが、
それだけではなく、
「心」と「お金」のバランスが大切だ
というのがこの本のテーマです。
息子の感想:
「お金はたくさんあった方がいいと思う。けど、なんか違うかもしれない」
息子が最も印象に残ったのは、
「お金を稼ぐだけじゃなく、どう使うかが大事だ」という
渋沢栄一の考え方でした。
彼は、「たくさんお金を持っていたら嬉しいけど、
それだけでいいわけじゃないな」と
少し戸惑った様子で言っていました。
小学生にとって、お金は「好きなものを買える」という
くらいのイメージしかなかったかもしれませんが、
『論語と算盤』を通して、
「ただの道具ではなく、使い方で人の幸せにも不幸せにもなるもの」と
学び始めているようでした。
40代の私が感じた「論語と算盤」の意味
この本を読み進めるうちに、改めて
「心とお金のバランス」という
永遠の課題に向き合わざるを得ませんでした。
40代となり、仕事や家庭、そして将来の備えを考えるなかで、
「お金を稼ぐ」ことの重要性がますます
大きく感じられる一方、
何かを見失っているような気もしていたのです。
生活費、子どもの教育費、老後のための資金
──どれも日々の生活に欠かせない現実です。
けれど、渋沢栄一が説くのは、
ただお金を得るのではなく、
「そのお金が人や社会にどう役立つかを考えよ」と。
彼の言葉には、
「道徳なき経済は罪悪であり、経済なき道徳は寝言である」
というものがあります。つまり、心を忘れてお金儲けに走るのは
道義に反し、しかしお金を伴わない理想はただの空論にすぎない、と。
この言葉に触れ、40代を迎えた今、これまで以上に
心に響くものがありました。経済と道徳の狭間で
揺れる私たちにとって、渋沢の教えは一つの指針となり、
日常の葛藤に対する静かな解答を与えてくれているように思います。
心とお金、どちらも大事にすること
息子は最後に
「でも、お金はやっぱり大事やと思う」と、
ぽつりとつぶやきました。
道徳面では、まだ十分に実感しているわけではないようでしたが、
それも自然なことでしょう。
ただ、お金だけでなく「心」も大切であると
考えるきっかけを少しでも持ってくれれば、
親としては十分に満足です。
私たち大人も、つい「お金さえあれば…」と考えがちですが、
結局は自分の心の在り方が生活の質を決めるのだと改めて感じました。
息子と一緒に『論語と算盤』を読み、
子どもの純粋な視点を通して、
心とお金のバランスの大切さを再確認する貴重な機会を得た気がします。
『論語と算盤』は現代でも多くの人に読まれる名著であり、
渋沢栄一の教えが今なお新鮮に感じられるのは、
私たちが「お金」と「心」のバランスについて
悩み続けているからかもしれません。
渋沢栄一の教えが、少しでも私たちの日々の生活に
役立つものとなるよう願いながら、
これからも息子とともに学び続けていきたいと思います。
この記事を読んでいただき、ありがとうございました!
共感していただけた方は「スキ」やフォローをしていただけると嬉しいです。皆さんの投稿も読ませていただきたいと思っているので、気軽にフォローさせていただくこともあるかもしれません。
コメントもお待ちしています!
今後も、子どもたちとの成長や日々の気づきを記録しながら、
さまざまなテーマで記事を投稿していきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします!
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!