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この機会に読んで欲しい本〜「運転者 未来を変える過去からの使者」〜
10月17日から、noteでは「#読書の秋2021」が開催されています。
詳細記事を確認したところ、以前から紹介しようとしていた本が「課題図書」に選ばれていました。
その本というのが、「運転者 未来を変える過去からの使者」です。
いろんな方が読んでもらうきっかけになったらと、今回応募することにしました。
※話しをする上で、本文の内容を一部抜粋しております。
作品について
「……なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」
思わず独り言を言った、そのときだ。
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づいた。
仕事と私生活に問題を抱えて、途方に暮れている主人公。
そんな彼が不思議なタクシーの運転手と出会い、自分を見つめ直して人生を変えていく物語です。
作品には著者からのさまざまなメッセージが散りばめられ、生きていくことへの考え方について語られています。
優しく、時に厳しい運転手の話しを聞いていくうちに、私も励まされていきました。
ファンタジーな部分もありますが、そのおかげでより理解しやすくなっていると感じます。
”努力しているのに報われない”と落ち込んでいる方に読んでいただいきたい作品です。
ここからは、作中に出てきた”運が良くなるコツ”について話していきます。
上機嫌でいる
不機嫌でいたためにチャンスを逃してしまった主人公に、運転手は次のことを伝えました。
「運が劇的に変わるとき、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。
それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。
そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。
逆に機嫌が悪いと、アンテナは働かない。
最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナが全く働かないから、すべての運が逃げていっちゃうんです」
人は不機嫌なとき、悩みや怒りの対象のことで頭の中がいっぱいになり、心に余裕がなくなってしまうのです。
視野や考え方が狭くなり、言動が荒れることも少なくありません。
そんな状態でチャンスをとなる出来事を引き起こす相手と出会ったとしても、相手も不快になり逃げてしまうのです。
人間関係を円滑にするためにも、上機嫌でいることを心がけたいですね。
他にも”上機嫌でいる利点”については、別の記事で話しをしています。
損得から離れる
忠告を受けていた主人公だったが、基本姿勢が<不機嫌>だったため、またもチャンスを逃してしまいます。
そのことを指摘された主人公は、”上機嫌になるためにはどうしたら良いか”を運転手に訪ねました。
「ちょっと損得から離れるといいですよ」
運転手は続けて、こう説明します。
「自分が得しそうだと思ったら行動する。損しそうだと思ったらやめる。
それがあまりにも当たり前のように染み付いてしまっているんだと思います。
もっと純粋に未知のものに対して『楽しそう』『面白そう』って思って見ていいんじゃないでしょうか」
自分の利益だけに執着すると視野が狭まり、知らないことへの関心が薄れてしまうのです。
人と出会っても相手に興味を持たなければ、ただの<見知らぬ人>で終わります。
ですが、相手と話すうちに仲が深まって、いろんな機会ができてくるものです。
そのきっかけを作るためにも、相手に関心を寄せて聞く姿勢が大事になってきます。
”自分が得したいから近づいてきた人”だと、相手もわかった時点で離れてしまいます。
信頼できる人でなければ、話しても心から楽しめないですからね。
それに相手の話しに興味を持ったら、いろんな可能性に気づくこともあるのではないでしょうか。
固執せずに柔軟な発想ができれば、運が良くなっていくかもしれません。
まとめ
運を変えるには、考え方を変える必要がある。
物語を読み終わってから、そう感じるようになりました。
作品中では、他にも”運はいい悪いじゃない”や”プラス思考”の話もされています。
ですが、すべて話してしまうと読む楽しみがなくなりますので、続きは本でお確かめください。
「読書の秋2021」は11月30日(火)まで開催されていますので、この機会に読んでいただきたい作品です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。