予算と着地予想を使いこなそう!
こんにちは、公認会計士の藤浦宏史です。
最近、アニメ『ハイキュー!!』にハマっています。
『ハイキュー!!』の烏野対白鳥沢の試合で見せた、月島の「牛島のスパイクをドシャと止めたキルブロック」は何度見てもかっこいいですね。一方で、毎回毎回ワンタッチを取るリードブロックも効果的です。
キルブロックとリードブロックを見ながら、着地予想と予実分析の関係を思い出していました。
上場会社は、損益予算の他に、損益着地予想という数値を把握しています。
そして証券取引所の要請に基づき、損益着地予想(売上高、営業利益、経常利益、当期純利益といった業績予想)を開示しています。さらに、当初の予想から売上高で10%、利益で30%以上の差異がある時は、速やかに修正発表します。
予算は「目標」、着地予想は「現実的な見込み」です。
スタートアップ段階から予算を策定し、予実分析を実施している経営者は多いですが、それに加えて「着地予想」も把握し、この2つの数値を上手く使い分けると、より効果的です。
予算は目標なので、基本的に年間を通じて変えずに予実分析で改善を図りましょう。一方で、現実的な見込みは別途把握して、改善の効果を確認しましょう。
改善の効果が少ない時は、追加の対策を検討することになります。まさに現実的な見込みは「明日(目先6カ月)の食い扶持」を確認する作業です。そして予実分析は「本来(中期的に)やりたいことに近づいているか」を確認する作業です。
バレーのブロックに喩えると、
予実分析はリードブロックで、着地予想はキルブロックでしょう。
「牛島のスパイクをドシャと止めたキルブロック」はかっこいいです。一方で、毎回毎回ワンタッチを取るリードブロックも効果的です。
どちらも重要です。うまく使いこなしましょう!
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藤浦宏史