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呆ける時間が必要 →結局ホラーの話に

映画を観て、よく眠って、朝、ちょっと目を閉じて仮眠。
5分ほどやってたかな。

そうしていたら、ふっと新しい怪談のアイデアが浮かんだ。ついでに言うなら、温めていた別のエッセイの〝情景〟も。

頭のネジ、、を緩めて〝呆ける〟時間が、創作においていかに大事かということに気づかされた。

思考はがんじがらめにするより、ちょっと緩めてフワフワとたゆたっている状態を好むのかもしれない。

自分の経験上、そんな風にしている時にいいアイデアが浮かぶことが圧倒的に多い。

 昨夜『みなに幸あれ』という映画を観て、全然違うシチュエーションのホラー短編小説の着想を得た。やはり適度に刺激を受けるということは、創作に必要不可欠だなと実感した次第である。

みなに幸あれ

いや~、不気味な、気持ち悪い映画でしたよ。

一般公募フィルムコンペティション「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した下津優太監督による同名短編をもとに、下津監督自らがメガホンをとり、長編映画として完成させたとのこと。
あのジャパニーズホラー界を代表する清水崇監督が総合プロデュースしただけあって、かんなり、、、、キモチの悪い味付けになっておりました。その日のコンディションによっては受け付けられないかもしれないといったシーンも多々あって、ガチのホラー好きである私もつい「ぐっ」って思ってしまうほど。
とにかく出てくる人出てくる人、キモチワルイ。
状況も展開も全部キモチワルイ。

特にお婆さんが激キモチワルイ (>_<;) 。
古川琴音ちゃんの醸し出す雰囲気も◎でした。ホラーに向いてる顔だと思ってたんだ(いい意味で)。

とりま、映画を観たり本を読んだり、絵を描いたりもそうだけれど、
書くことと異なる活動をすることは、創作においてかなり刺激と滋養をもらえる行為である。と結論づけたい。

今回、お陰で新しいホラー長編小説に着手する勢いを得た。実は昨日から新作を書き始めている。
まだイントロの段階だが、これは文学賞に応募するつもりで、初のカクヨムに投稿する予定(ドキドキ)。

この夏はワタクシ、短編につけ長編につけホラー話全力投球している状況です。(なぜかわからないけど元気ですし)

この映画の空気感を持った、キモ恐ろしい物語を書くことが出来たらいいな……。 画策画策。


ご興味ある方の為に、映画『みなに幸あれ』について少し情報を。


映画『みなに幸あれ』予告編 (youtube.com)

「誰かの不幸の上に、誰かの幸せは成り立っている」というテーマを下敷きに、とある村を訪れた若い女性がこの世界の特異な成り立ちに疑問を抱き、得体の知れない恐怖に対峙する姿を描いたホラー。

祖父母が暮らす田舎へやって来た看護学生の“孫”は、祖父母との久々の再会を喜びながらも、祖父母や近隣住民の言動にどこか違和感を覚える。祖父母の家には“何か”がいるようだ。やがて、人間の存在自体を揺るがすような根源的な恐怖が彼女に迫り……。

「偶然と想像」「十二人の死にたい子どもたち」の古川琴音が“孫”役で主演を務め、「20歳のソウル」の松大航也が主人公の幼なじみ役で共演。一般公募フィルムコンペティション「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した下津優太監督による同名短編をもとに、下津監督が商業映画初メガホンをとり長編映画として完成させた。日本ホラー映画界の巨匠・清水崇が総合プロデュースを手がけ、「ミンナのウタ」の角田ルミが脚本を担当。

映画.comより

ただの〝不気味さ〟とか〝虚を突く展開〟に留まらない、理不尽とその根幹にある人間心理の闇を描き、現代社会をエグるような痛烈な諷刺も籠められているので、ぜひ多くの人に観て欲しい映画。

……でも、ホラー嫌いな人とかこういった空気感を生理的に受け付けない人は、閲覧要注意です。
勧めるに当たって、「気分が悪くなっちゃったらごめんなさい」と先にことわっておきましょう。

自己責任でご覧ください。 m(-_-;)m


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