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【グループで孤立】意見が言えずに消極的になってしまう

「はい、じゃあグループ分けして〜」

先生のその言葉に、

いつも心臓がドキッとしたのを

覚えています。

そう、

グループワーク。

私にとって、

それは苦痛以外の何物でも

ありませんでした。

周りのみんなは、

積極的に意見を出し合い、

活発に議論を進めていく。

私はというと、

ただ黙って頷くことしかできない。

頭の中では、

「あれも言いたい」

「これも言いたい」

とアイデアが浮かんでいるのに、

口に出すことができない。

まるで、

見えない壁に

阻まれているかのように。

一度だけ、

勇気を出して意見を

言おうとしたことがありました。

でも、

声が小さすぎて、

誰にも聞こえなかった。

周りの視線を感じて、

顔が熱くなる。

恥ずかしさと悔しさで、

胸が締め付けられました。

それ以来、

私はグループワークで

発言することを諦めてしまいました。

意見を求められても、

「大丈夫です」

とだけ答える。

周りのみんなが

楽しそうに議論している中、

私はただ一人、

孤立感を味わっていました。

「なんで私は、普通に話せないんだろう?」

「なんで、自分の意見を言えないんだろう?」

そんな風に自分を責める日々。

グループワークの度に、

自己嫌悪に陥っていました。

でも、

ある時、

気づいたんです。

「無理して発言しなくてもいいんじゃないか?」

「自分のペースで、少しずつ変わっていけばいいんじゃないか?」

そう思えた時、

少し気持ちが楽になりました。

今でも、

グループワークは

得意ではありません。

でも、以前よりは、

積極的に参加できるようになってきました。

小さなことかもしれませんが、

私にとっては大きな一歩です。

社交不安障害や

あがり症で悩んでいる人は、

きっと私と同じような経験を

しているのではないでしょうか?

「周りの人と比べて、自分はダメだ」

そう思うこともあるかもしれません。

でも、

大丈夫です。

あなたは一人ではありません。

ゆっくりと、

自分のペースで

進んでいきましょう。

焦らず、

諦めずに、

一歩ずつ。

いつか、

グループワークで

自信を持って発言できる日が

来ることを信じて。

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