知らない人に怒鳴られる
疲労が…
香川6日目(2/5)
前の日まで怒涛のような日々だったので疲労が…
こういう状況なので体調を崩すわけには絶対にいかない。なのでこの期間中は身体と対話しながら休む時は休むと決めていた。
この日は流石に身体が疲れていたので仏生山温泉で身体を癒しに。
温泉で癒され自転車を借りて近くをあてもなくぐるぐる散歩。
昔の日本の建物を修理して今もなお使っていたりリノベーションしたりと見ていて面白い。疲れてなかったらもっとじっくりみたいところだった。
ジャズバー Nomad
夜は桐子さんとジャズバー Nomad で待ち合わせ。知り合いを紹介してくれるっていってたので楽しみ。
時間までまだ余裕があったので焼き鳥屋でゆったり店長と話していると、その人がまた面白い人で妙に盛り上がってしまい、気づいたら時間をちょい過ぎていた…
早足で店に行くと与力さんとチャッピーさんという方が待っていた(桐子さんは遅れるとのメールが…)
チャッピーさんはそうでもなかったけど与力さんは明らかに不機嫌そう…やっちまった~
Nomad に入るとマスターのジャズ奏者 類さんに挨拶。温厚そうなジャズマン!
まずは与力さん、チャッピーさんとテーブルに座り企画のことやら自分の事を話す。
相変わらずの自分の伝えることの拙さに二人はコイツはなんなんだ?という顔をしていた。
オープンマイク
与力さんとチャッピーさんに必死に説明しているところで桐子さん登場。
あれ?
一緒にいるのは前に見た顔…お~~ヒデさんだ!日本一周中のヒデさんだ!
「ちょうど私の店に来たから一緒に連れてきた~」
まさかこんな早い再会になるとは(笑
嬉しい~~テンション上がってきた~~!
マスターの類さんがピアノを引き始めドラマーの方も叩き始める。
お~~まるでおれのテンションに呼応しているようだ…お~~~~!!
オープンマイクが許されている場所なので前にいき衝動とともに歌い出した。
(※オープンマイク→ 客が歌ったり演奏したりするのに類さんが合わせてくれる)
いや~~最高だ!
次に桐子さんが前にいき身体表現でセッション。
うお~~熱いぜ!!
桐子さんのエネルギーがバシバシに伝わる。
表現者の自己紹介
前から自分は自己紹介というものを考えていて「○○と言います。フリーで舞台役者をしています~~」とかでもいいのだけどこれはあくまで記号のような気がする。
もっとその人の本質に近い部分を知りたい場合は表現を見せ合うのが一番手っ取り早い気がすると最近思っていた。
このオープンマイクをリレー方式に回していけばその人の自己紹介になるのでは?と思いつきそれを提案して無茶振りしてみる。
自分がまずはやり、そのあとチャッピーさんにお願いしたらいやいやながらもやってくれた。
チャッピーさんのパフォーマンスは繊細で周りとの調和を大切にして時に大胆に遊んでいた。
あ~~チャッピーさんってこういう方なんだぁと少し感じとれた気がして感動していた。
お前は何者なんだよ!!!
チャッピーさんが誰かにマイクを渡そうとするも誰も受け取らず…難しいなぁ~と思っていたら遅れてきた女性がマイクを手にとり僕の方に向かって
「上から目線なんだよ!そもそもお前は何者なんだよ!」
と一喝。
ムカつくわ~~腹立ったから
¨っていうかお前は誰だよ!!¨
という出かかった言葉を飲み込み、これはバトルだと思い直し自分の存在でこの空間を埋めてやる!と思い前にいきパフォーマンスをする。
バトルの行方は…
自分が何者かを伝えるにはもっと丁寧に生まれてから今に至るまでを表現するしかないと思った。
意識を集中させ生命が芽吹きそこから時間をかけて骨、筋肉、内臓、そして細胞の一つ一つに至るまで構成していく。
¨たつ¨という物凄くシンプルな表現には様々な意味が込められていると自分は思っていてそこを今まで生きていた事に結びつける。
やっている時に様々なヤジが飛んできたが全く気にならなかった。なぜなら隣には類さんのピアノやドラマーが優しく支えてくれていたから。
終わった瞬間周りが見えてきたら…ポカーンとしていた…
これは僕の負けなのだろうか
まぁ結局勝ち負けはどっちでもいっか(笑
価値観の強要
一喝してきた女性にちゃんとオープンマイクリレーをやりたかった理由を話す。少しはわかってくれたのかな。
でも彼女に表立って怒鳴られたことで考える事ができた。
自分は考えている事を周りに押し付けていたかなぁと。決して自分としてはオープンマイクリレーを強要していたわけではないけど周りからしたらそういう風に見えたのかも…。
自分は興奮すると時に暴走してしまう。
気をつけなければいけない…
こんな知らないやつに表立って怒鳴ってくれてある意味感謝だなぁ。
そんないろいろな事が起こっていても自由にほっといてくれる類さんのジャズバー Nomad いい空間だわ。