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なんか気付いたら推し愛溢れてた。 #aeuな日々

 本番まで大詰めといった時期に差し掛かっていて、土曜日も日曜日も楽器の練習に明け暮れている。
 衣装をパンツにするかスカートにするか、そろそろ決めないといけない。パンツにするならウエスト確認しないとキツいかもしれないし、スカートはたぶんウエストが緩い。
 そもそも無事に開催できるのかどうか、開催できたところで集客はしづらいよなあ、正直。

 昨日は23:54まで、書いた記事の読み返しをしていたのだけど、この期に及んで納得がいかず「読み返し作業」が「添削」に変わってしまったので、その時点でさすがに投稿を諦めた。


 ところで、私はいまとても困っている。

 たまには主婦らしく料理の話でもしようかと、普段私は家事をするときに大好きな声優さんの収録ラジオを聴きながら楽しくやってるんだけどね——

 なんて話を始めたら、そこから話が展開していって1本の独立したエッセイが完成してしまった。これではこの記事に使えないじゃないか。

 それならば違う話をしようと、長編小説を少しでも完成度高い状態で書き上げられるようにショートで練習したくてひとまず『となりあわせ』と『おもちゃのラッパ』を書き上げて投稿はしてみたんだけどね——

 なんて話を始めたら、そこから話が展開していって1本の独立したエッセ(以下略)


 エッセイのネタって、それが面白いかどうかは別として、生きてる限り尽きんよな……

 エッセイ週2にしようかなってくらいネタが溜まってるわ……
 でも小説の練習をするなら小説書かないとよねえええぇ。うーん。

 そんなこんなで2本エッセイを書き上げたゆえに、今はもう時間がない。楽団の練習に行く時間だ。本当は個人練もしなければ、今回の演奏会はちょっと練習時間が足りていなくてやばい……

 とりあえず、行ってきます!!!
 帰り道、生田斗真くん似のイケメンに声を掛けられたらネタに書くわ!!!
 でもたぶん、そんな話を始めたら、そこから話が展開していって1本の独立したエッセ(以下略)



(7時間後) 



 ただいまー!!!
 生田斗真くんに遭わなかったわ!!!(大丈夫知ってる)

 ほんと街で芸能人に出くわすなんてことは夢物語だと思っている私からしたら、彼らが本当に同じ世界線に生きてるのかどうかさえ疑っているぞ。


 世界がこんな具合になる前、インディーズバンドのライブに通うのが好きだった私。何人かいる推しのうち、とある一人は同じ大学出身で同じ街に住んでいた。生活エリアだって一緒のはずで、SNSの投稿を見れば私が毎日通退勤で通るビアガーデン会場。

「仕事帰り遭遇しちゃうかも♡」

 なんてことを考えながら、毎日メイクして服装にも気を遣って……そんな風に過ごしていた約5,6年ほどの間、街で推しに遭遇したことは一度足りともなかった。
 きっとライブのときだけ同じ世界線に来てるんだなあ、なんてことを本気で考えたくらいだった。


 こんな世の中になって、マスク生活が当たり前になって、「とりあえず眉毛だけ書いて軽くアイシャドウでも塗っておけば上出来じゃん?」なんて女子力の欠片もない考え方が定着してしまった、昨年秋。

 なんということでしょう。
( ♪ ビフォーアフター匠 )

(いや、合ってないだろBGM……)

 あんなに願っていても街で見つけることすらできなかった推しの姿が、5m前、いる、……いるなあ!!?!?

(あの後ろ姿、あの格好、間違いない、ぜったいそうだ!)
(きゃあああああああぁ♡♡♡)
 テンションがどうにかなってしまいそうだ、急に体が熱くなってくる。

 そして、次の瞬間気が付く。

(待って、今日ファンデもマスカラもしてないじゃん……!!)

 さあ、どうする?

  1. 残念だけど今回は声を掛けずに後ろ姿を見送る(ぴえん)

  2. 道の真ん中で化粧をおっぱじめる(これやばいな)

  3. えーい!!こんなチャンスはない!!声を掛ける!!

  4. 指でピストルを作って推しの後頭部に押し当て「振り向くな」と言いながら声を掛ける(やべえ……)


 その時の私は、手に持っていたスマホのカメラをインカメにして、髪の乱れや肌荒れないかな、アイライン落ちてないかな、など初デートの日の女子のように身なりをチェックし、意を決して声を掛けたのであった。

 というわけで、正解は3番でした~。

 丁度たまたまその日SNSでその推しの雑談配信があって、

「aeuちゃん、今日会ったねー!! 友達にもファンのみんなにもなかなか会えてないから、会えたのが本当に嬉しくて、こんなご時世じゃなかったらハグしたいくらいだったよ!!」

 と、距離感間違え気味の韓流スターみたいな出血大サービス(鼻血)なことを言ってくれて、私は他のファンに刺されないかちょっと身の危険を感じた(素直に嬉しいって言ったらどうなんだい)。

 これ妄想じゃなくて本当なのが凄い……。

 もう1人距離感間違え気味のあざとすぎる推しがいるんだけど、この話はまた今度にしよう。
 彼らはこうしてファンを離れられなくさせるんだなあ。
 あざといやつめー! ったく、好きだー!(ツンデレか?)

 まあ、あざとさが通用するのは演奏技術があってこそですけどね。

 って、なんで推しの話してるんだろう。
 たまにはこんなのもいっか。



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