コスタリカ ラスラハスマイクロミル フィンカサバナレドンダ ブラックダイヤモンド
なんか、呪文のような名前だなと思いつつ、今週の週末焙煎はコスタリカ。ブラックダイヤモンドって期待しかありません。生豆はDCSで購入しました。1kg単位の購入ということもあって、色々と焙煎度合も楽しめそうです。まずは目標をミディアムに設定。
生豆を開けた瞬間に、あま~い!だいたい生豆をあけるとツンとした緑の香りがするので、明らかに違います。少しディカフェで感じた香りに近いのですが、この豆はよくよく記憶を辿っていくと、やわらかいカカオののような香り。
ナチュラルということもあって、個性豊かな生豆たち。いつもはピーベリーもはじいているのですが、今回は良質なピーベリーは残すことに。欠け、貝殻豆、虫食い、カビ、パーチメント、小さすぎる大きすぎる豆をはじいて250g中18g。手前は良質なピーベリー。
本日のサンプルロースターの一コマ。
焙煎は初速は順調だけれど、途中から上昇が鈍ってくるパターン。なので、途中から火力全開で臨みました。それでも毎分10℃以下の上昇。ここでも甘い香りが立ち込めます。150℃まで温度を上げてから蒸らしの蓋を外して、回していると飛びてくるほどチャフは多め。1ハゼが訪れ、30秒ぐらいでピークに向かっていき、火を止めて、ピークを越えたあたりで煎り止め。パチパチいっている豆を団扇で冷却です。
いい感じの色味。ミディアムロースト目標達成です。煎りムラも少なく、豆もぷっくりしていて、質よさを感じました。
抽出は中粗挽き25gぐらいを、90℃の高めの温度で、ネルドリップ。挽きたての香りがこれまた、甘くカカオとフルーツがあわさったのような香り。最初は点滴で30秒程度、蒸らしつつ、泡がはじけるのを確認して湯量を多めにドリップしていきました。
カカオのような甘い香り。まろやか口当たりに、ダークチェリーのような風味、少し塩味をまとった酸味が山を描くように心地よく切れていきます。
ハンドピック、焙煎、ドリップ、色んなタイミングで色んなことを感じさせてくれる豆でした。これからハイ、シティ、フルシティを試していく予定なので味わいの違いも楽しみです。