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アドビ、デジタル月間に「PDFの機能に関する認知度調査」を発表

アドビは先日、メディアイベントを開催し、「PDFの機能に関する認知度調査」の結果を発表しました。また、10月の「デジタル月間」にちなみ、ビジネスパーソンに活用いただきたいAdobe Acrobatの機能や、誰でもご利用いただける無償のアプリケーションの機能を紹介しました。


PDF/Adobe Acrobatの設計思想

最初にPDF誕生の背景を振り返ります。アドビがPDFというフォーマットを発表したのは1993年で、アドビの創業者であるジョンワーノックとチャールズゲシキは、「デバイスに依存せずに文書を読める環境を実現する」という目的でPDFを開発しました。開発の元になったのは印刷や出版分野で使われているページ記述言語のPostScriptでした。「紙文書でのワークフローでできることは当たり前にでき、さらにデジタルにすることで、それ以上の価値を提供する」というビジョンのもと、ビジネスコミュニケーションツールとしての役割を担うことを目指していました。

アドビの創業者 ジョン ワーノックとチャールズ ゲシキ

PDFフォーマットには、紙では実現できないデジタルならではの利便性があります。物理的に離れた相手や異なるデバイスの相手でも、一貫して同じ情報をリアルタイムで共有することができ、保管性に優れ、検索も可能です。またセキュリティ機能もあります。

アドビはこの30年間、共有の先にアイデアの交換やコンテンツのブラッシュアップを可能とするような環境整備を続けてきました。

「PDFの機能に関する認知度調査」を実施

このようなAdobe Acrobatの豊富な機能を多くの方に知ってもらうため、先述した認知度調査を行いました。調査はPDFの閲覧や使用経験がある一般の方550人を対象として、あまり知られていないAdobe Acrobat機能についてクイズ形式で尋ねました。平均正答率は20%、全問正解者はゼロでした。
 
サンプルで1題掲載しますので、考えてみてください。次に挙げる機能で、PDFでできると思うものはどれでしょうか?

わかりましたか?実は3つとも「できる」のです。
 
左上の「地図情報(緯度と経度)の表示」は、2008年にリリースされたAdobe Acrobat 9以降で利用可能な機能です。2000年代は位置情報の重要性が認識されるようになり、専用のGIS地理情報システムがなくても地図データを閲覧できるように搭載された機能です。今でも都市計画や地域開発、建設インフラ管理、環境調査、防災などの専門家の間で使われています。

最も知られていないPDFの機能は?

それでは認知度調査結果を見ていきましょう。正答率が高い順でランキングしました。最も知られていないPDFの機能は何になるでしょうか。

意外と知られていませんが、Adobe Acrobatはマルチデバイスで利用可能です。ファイルをクラウドに保存すれば、外出や移動の隙間時間でも多様なデバイスからアクセスできます。パソコンが故障して代替機で作業する時は、AcrobatのWeb版に契約している有償ライセンスIDでログインすれば、アプリケーションがなくても編集などの機能を利用できます。
 
調査についてより詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

これを知っていれば「PDFツウ」と言える機能3選

調査の結果を参考に、ビジネスパーソンにぜひ活用いただきたい便利な機能を3つ紹介しました。知っていれば「PDFツウ」と言える機能です。
 
・PDF 内の機密情報を削除する「墨消しツール」
・様々な形式のファイルをPDFでひとつにまとめる「PDFポートフォリオ」
・PDFの定番作業をワンクリックで実行する「ガイド付きアクションを使用」

無償で活用できるAdobe Acrobatの便利な機能3選

さらにアドビは、「デジタル月間」にちなみ誰でもご利用いただける無償の機能を紹介しました。
 
・モバイルスキャンアプリ「Adobe Scan」
入力と署名
Adobe Acrobat Readerのコメント追加
 
アドビはデジタル化を推進するため、Adobe Acrobatの機能や使い方など様々な情報を提供しています。詳細は下記よりご確認いただけます。
 
・初心者向けYouTube動画「Adobe Acrobatことはじめ」
・Adobe Acrobatの基本的な使い方の手順を解説する「Adobe Acrobat早わかりガイド」
・Adobe Acrobatでよく使われる機能を短い動画で紹介するチュートリアル記事
 
次回のnoteでは「PDFツウ」と言える機能として発表された3つの機能の使い方についてご紹介します。

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