最近読んだ本 #3
久しぶりのまとめシリーズです。
こういうときは大体めんどくさい時ですが、記憶に少しでも残したいので書きます。
今回は2冊です。
脳は世界をどう見ているのか
日経新聞の書評欄で見たのがきっかけだったと思います。
一度読んだだけでは、理解が難しかったです。個人的に早川書房が邦訳した本は分厚く、内容が難しいと感じてます(ただ選ぶ本が悪いだけだと思います)。そんなこともあって、ちょっと抵抗感がありました。
個人的にざっくり理解した内容としては、脳の新皮質は成長することで大きくなる。記憶はシナプス同士の繋がりで定着する。忘れるということは古いシナプスとの結合が切れることを示している(新皮質の中のシナプスの話なのかな?)。新皮質の役割として、結果の予測と物事を座標系で表している。
いや~、書いてみるとよく分かってないです。
この本の構成としては、
著者の神経科学研究→神経科学を元にしたAI研究について→将来
と続きます。
先に書いたように著者の神経科学研究を元に今のAI研究はいずれ詰まること。それに加えて、新しいAI(汎用人工知能)が完成した未来ではどうなるのか?という構成になってます。
個人的には、本書の翻訳をした方の要約がすごくまとめてられているので内容に関してはそれを見て貰った方がいいと思います。。。
本当に理解したいならもう一回読むべきですが、とりあえず今はお腹いっぱいです。
子どもたちの未来を創ったプログラミング教育
2冊目はガッツリプログラミングの本です。
奇しくも『脳は世界をどう見ているのか』と同じでプログラミング関係の本となりました。
この本で紹介されているのは、実は40年前に日本でプログラミング教育をやっている学校があった!というものです。
そこの卒業生の将来の追跡調査から分かったプログラミング教育の効果、プログラミングの歴史と照らし合わせてのプログラミング教育の考察が書かれています。
結果を書くと、プログラミング教育を受けたら進学率が上がって、将来に理系に進む人が多くなりました。
けれども、プログラミング教育と言っても、(自発的な)プログラミング教育です。
子どもたちが道具(プログラミング)を使って色々やっている中で色々なことに気づいてのめり込めたからこそ結果が付いてきたと書いていました。
紹介されていた子どもたちが取り組んだ例として、村の地図を作る、樹の年輪からメロディーを作る、正n角形の書き方、植物の葉っぱの成長方法の規則性を知るなどが記憶にあります。
どれも読んでいて楽しそうだな~と感じました。
学びを机の上だけで終わらせずに観察したり実際に手を動かすことで学んでいく。私も見習うべきだなと感じました。
実際にプログラミングに優れた子たちに共通していることとして、ユニークなアイデアを持つ、へこたれない、探究心が強いが挙げられており、是非このマインドを見習いたいなと。
プログラミングの歴史では、『脳は世界をどうみているのか』と違って、AIの作り方は素晴らしいと書かれていましたが、意見が分かれる点でまだよく分かっていないんだな~と、感じました。
最後に
2冊とも良書でした。プログラミングに興味のある人は一読してみる価値はあります。
では、こんな所で。