「次のテクノロジーで世界はどう変わるのか」を読んで
この本を読もうと思ったきっかけはもう覚えていない。
けれども、客観的に考えて、自分は「未来」に対して興味があるのだろう。
というのは、先日、この『強みの育て方』という本を読んで、私は向上心という強みがあることが分かった。
強みの振り返りをするコーナーで、「今、興味のあることは?」と、問われて、noteに投稿した読書記録から「未来」に関することに興味があることが分かった。
この本もそんな一環なのだと思う。
書いていた内容をざっくり書くと、
今後の世界はデータが支配し、データを保存し扱っているGAFAの存在感がさらに増していく。
こんな印象です。
データを扱うデータサイエンティストやITエンジニアの需要が高まったり、データを使うことで起こったエコーチャンバーや、フィルターバブルの話は良く聞く。
そんなデータ周りの技術、AI(データを使う)、5G(データのやりとり)、クラウド(データの保管)について書かれていた。
それに加えて、GAFAだけではなく、中国のIT企業の頭文字を取ったBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)という存在があることも知った。
中国って10年前くらいまでは、パクり商品で有名だったが、今はそんな話はあまり聞かない。商品の品質に関しては今も怪しい所はあるけれども、昔よりは確実に良くなっていると感じる。たとえ、品質が良くなっても、一時期話題になった、ファーウェイの携帯のデータ抜き取り問題のようなプライバシー侵害の恐れがあるならちょっとくらい品質が下がったものでもいいと思う。
もう1つこの本を読んで大きくプラスになったのは、ビットコインやブロックチェーンの仕組みについて少しは理解できたことだ。
今まではお金を取り引きするのに銀行を介して行っていた。これは銀行を信頼して、「○○さんの口座にいくら入れてください」とお願いしてやっていた。その仲介料として、手数料が取られていた。
しかし、ブロックチェーンでは、この取り引きの仲介を誰でも行える仕組みだ。銀行を介してのやり取りは銀行を信用するしかなく、私たちには実際にどんな途中経過があって、相手の方にお金が振り込まれているか分からない。あくまでも、やり取りした本人に「お金入った?」と確認するしかない。
しかし、ブロックチェーンはこのやり取りの様子を私たちが確認することができる。
私たちが確認する意味としては、誰でも銀行になれる(やり取りを見るという点で)点と、確認することで、仲介手数料が貰える点(この作業をマイニングと呼ぶ)だ。
このブロックチェーンはビットコインのやり取りの仕組みの上で出来た技術で、銀行の仕組みを自分たちでやるというような位置付けだと私は理解した。
こんな感じで、ビットコインとブロックチェーンについて、言葉だけを知っている段階よりは理解が進んだと感じている。
2年前に発行された本だが、技術としてはまだまだ古くはないことが書かれているので、気になる方は読んでみて欲しい。
それでは、この辺で。
では。
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