『人生を狂わす名著50』を読みました。 #1
読んだといっても、流し読みに近いです。
これまで書評本はそれなりに読んだことがありますが、どれも流し読みに近いです。
記憶にある書評本だと、『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』『天才読書』『読書大全』の3冊です。
初めに挙げた1冊を除いて、ビジネス・古典が多く挙げられていた印象です。『読書大全』はまさにそうですが、『天才読書』はXのイーロン・マスク、Amazonのジェフ・ベゾス、Microsoftのビル・ゲイツが選んだ本なので個人的な趣味の本もあります。
最初の1冊は『バカの壁』で有名な養老孟司先生の本で、新聞社に投稿していた書評を抜粋して本にしたものです。この本は養老孟司先生の趣味100%なので、医学系・自然系の本が多いです。ちなみに私は全く知らない本ばかりで新鮮でした。今回の本は小説がメイン?なのでこれまで読んでいた書評本の中でも毛色がまた違うものだと思ってます。
書評本は流し読みしていると冒頭に書きましたが、『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』はしっかり目を通したと思います。そんなに深い理由はなく、他の本よりも薄かったというのが理由です(笑)。今回のもそうですが、他2冊も400ページはあったと思います。
流し読みの理由はページ的な厚さもありますが、他にも書評本なので1冊1冊の本に対して広く浅く書いてあること(そうでないもの(10冊以下)は自分の中で解説本という位置づけかもしれません)、書評を読み込むとその本に対して先入観が生まれるからというのもあります。
前者は私のイメージとしては私的な本の新聞、雑誌という感じです。私は新聞も雑誌も最初から最後まで全部は目を通さないで、気になる所だけ読むようにしているのでそのイメージに近いです。
後者はそもそもの先入観はあるものの、書評本を読むことで答え合わせをしながら読むようになってしまうと思ってます。書評と比べてどうか?という読み方しか出来なくなるので、本から得られることが狭まってしまうような感覚があります。
さて、今回この本を読むにあたった経緯は、覚えていませんが、何かで読んだからです。
(最近は覚えようとしても中々覚えられず、ふとしたきっかけや目に入った時に「あ、これ読みたかったやつ」と思い出すことが多いです。不思議なものです)
図書館でこの本を見つけ、手に取ったものの、目次を見ると知っている本が1/50しかなく読むか迷いました。ですが、『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』もほとんど知らない本だけど読んだのでこの本も読むことにしました。
今思うと、こういう書評本って読む本を探すのが目的なので、知らない本が多くある方がいいはずなのに?と思います。まあ、読んでみたい本の何となくのストーリーを知りたい人や自分が読んだことのある本の他人の印象を知りたいという目的もあるかもしれません。知っている本を探すということは他の人が読んでどう思ったのかを知りたいのかもしれません。ちなみに知っていた唯一の本は先日読んだ『存在の耐えられない軽さ』です。なんとタイムリーなことか。
後でペラペラめくって気づきましたが、オススメの本を読んだ後に読んで欲しい本まで紹介されていました。しかも3冊も。著者が本の神様へ向けたラブレターと書いているようにその本を読んでくれるかすら分からないのに、その本を読み終えた後に読んで欲しい本まで書いているのはすごい熱を感じます。
こういうアドバイスは全く興味のない人からしたら暑苦しい印象はあります。自分も熱意のあることを人に話すと、「お、おう」「そんなに一度に言われても…」という感想・表情をされたことはあります。ということで、1冊につき3冊のオススメがあるので、合計で4冊×50の200冊のおすすめ本があることになります。
このオススメの3冊の存在に気づいてから、その中で知っている本・読んだことのある本を探すことにしました。まずは知っている本の書評を読んでみようと。本来の使い方とは異なる逆引きで最初は読みました。
(既に書きましたが、当時は知っている本を探していたので、ここでも自分の知っていることから読み始めようとしているのが分かるなと、今気づきました。加えて、自分の知っている範囲から触れていくことで親近感が湧きやすいのかなとも。)
また、長くなりそうな気配を感じたので一回切ります。
では、#2で。
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