今を認める~心が軽くなる薬と人~

こんにちは。ムラサキです。

仕事のストレスで双極性障害になり社会復帰に5回失敗し、そこから引きこもることまる三年…寝返りをうとうにも打てない、ご飯食べられない、靴が履けない、ガチの引きこもりです。身動きが取れない中、幼い頃から親に上司にたくさん怒られてきた不注意優勢ADHD、長年のコンプレックスと向き合ってきたお話です。

話の中身を聞いていない(集中力がない) 自分の好きで興味のあることしかできない(人の指示が聞けない)集団行動が苦手で一人で黙々とする(仕事中は過集中で愛想がないように見える)本人は楽しんでやっていてもちょっと気を抜くと不注意ミスが多く、何回も同じ失敗を繰り返す(失敗から学習しない)

他人から指摘されたことも「いや分かるけど」とどこか膨れっ面で素直に直そうともしない等など。散々親からあーしろ、こーしろと怒られ続けて嫌になってたんですよね。そんな自分の本音「これ以上周りの指摘を聞きたくない、聞き入れたくない気持ち」を素直に認めてから少しづつ気持ちが楽になります。

悔しい当事者の気持ちを分かってほしくて自分の中に代理母を立て、よしよしし続けました。友達や婚約者に静かに話を聴いてもらいました。直すのは自分だから、と。意地でも直してやる!周りに迷惑がかからないように、と忘れない仕組みづくり、お片付け、ありとあらゆる方法を支援者に頼ることなく試しました。

その努力の先になんで障害のことを話してくれないんだ、採用時に告知していないから。と勤めていた会社を試用期間でクビになります。「もっと他人を頼りなさい」と。


なんで???ここまで普通の人になろうと努力し続けたのに、なんで????一生懸命ここまで頑張ってきたのに…なんで仕事まで失うんだろう。

悲しみの底の方に触れると、動きたくなかったもう一人の自分と目があいます。本音を認めるのは玉ねぎの皮をむくように地道な作業だけどもここで逃げずに感じ切って本当に良かった。

カラダは正直です。どこの職場に行ってもADHDゆえの行動から先輩にこっぴどく叱れ緊張してたんだなぁと気づきます。耐えて耐えて耐えた先に受診しても「なんでもっと早く言わないの、病院に来ないの」と怒られる。本当に調子が悪い時は体が動かないんですよ。寝ないと回復しない。体が動いちゃいけない、とブレーキを掛けます。
思っていた以上に心が傷だらけだったこと。強がって我慢してたくさん声を殺して布団の中で泣き続けたこと。そのまんまでもいいよ、ゆっくりしていいよ。と受け止めてくれる人と知り合い本当に人生が変わりました。
家事ができなくても、お風呂に入れなくても、ここにいていいんだよ。と言われるだけで本当にほっとする。

人一倍どんくさいからこそ、人には頼らない、手間をかけてはいけないを手放して誰にも怒られることのない環境でゆっくり自分のペースで巣ごもりしてから本当に心が落ち着きました。
わたしのことなんか一番最後、どうでもいいから、目の前の誰かを喜ばせたい。誰かに届けたい。そんな思いで周りのために一言も愚痴を漏らさず働いてきました。

身近なところに「怒らない」理解者が一人いると本当に心のゆとりが違います。今はその人とも婚約者となり、一緒に暮らしています。

人は思ってた以上に暖かい人もいます。引きこもりになって人が怖い、と思っていても一人でもいいから心から話せる「安心できる場所」があると人によって変化します。
一人でいいや、と集団行動から人から逃げ続けてていた私ですが病気になって回復する過程で得られたものが「人とのつながり」でした。

集団でいても遠目に見て絶対関わろうとしなかった自分が変われたのも、案外身近なところに気にかけてくれる仲間がいるかもしれない。
めげずに何回もピンポンと押してくれる、連絡をくれる友達、いつもありがとう。

人は感動して心が動いたときに人生が変わるようです。

こんな温かい人に囲まれて幸せだ、わたしいつ死んでもいい。と思ってた過去の私よ、、、死ぬなよ(笑)
生きろ!生きてやらなきゃならんこと沢山ある!!

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