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【書店運営日記⑤】本屋開業のために読んだ本

こんにちは。
私は、東京神保町『ほんまる』書店の棚を間借りして、棚主として小さな本屋さんを運営しています。

今回は、書店開業のために読んだ本について紹介します。

棚主になるにあたって、やっぱり沢山の本を売りたいと思うわけです。どうやったら本を売ることができるのか?と疑問に思いました。

分からないことがあれば先人の知恵を借りれば良いのだ!と思い付きました。

本屋さんをするために、本屋さんが書いた本を読もう!と思い、3冊の本を読みましたので紹介します。

①『本屋、はじめました』辻山良雄

著者の辻山さんは、東京で本屋titleという新刊書店を経営している方となります。もともとは大手新刊書店に勤めていたのですが、独立して本屋titleを開業しました。

この本は、従業員時代から書店独立開業までを記しています。

開業当時の事業計画書が付録?としてそのまま書かれているページもありました。ここまで赤裸々に書店開業の実態を記した本は無いと思うので、とても参考になりました。

②『これからの本屋読本』内沼晋太郎

著者の内沼さんは、東京下北沢で本屋B&Bという本屋さんを運営している方となります。ビールが飲めたり、毎日のように本のイベントをしていたりするユニークな本屋さんです。

この本は、本屋開業のマニュアルのようでした。そもそも本屋とは?と言う話から流通の話、開業の話など、本屋についてのありとあらゆることが網羅的に書かれています。

▼調べてみたら内沼さんのnoteで全文が公開されていました。これは太っ腹ですね。

ちなみに私は全文公開されているとは知らずに、普通に買いました…。先に言ってよ…。まぁ、以前本屋大賞予想が的中して貰った2000ポイントで買ったので、私の負担はゼロですが…!

③『わたしの小さな古本屋』田中美穂

著者の田中さんは、岡山県倉敷市の美観地区で蟲文庫という古本屋を営んでいます。

古本屋を開業することになった経緯や現在の状況が日記のように書かれていました。

古本屋のため、新刊書店とは違った難しさがあると読んでいて感じました。古本屋の仕組みを垣間見ることができてとても面白かったです。

岡山は私の過ごした土地でもあるので、あぁ大原美術館でデートしたなぁとか、美観地区で一緒に食べたコロッケ屋さんまだあるかなぁとか、懐かしい記憶を思い出させてくれました。(本屋関係無いじゃねーか!!)

以上、「【書店運営日記⑤】本屋開業のために読んだ本」でした。

「たくさんの本を売る」を叶える本というよりは、私の将来の夢である本屋さんを開業したいという思いの参考になる本たちでした。

厳しいけどやっぱり本屋さんって良いなと思いました。

▼神保町『ほんまる』の棚にて『2位じゃダメなんですか文庫』を運営しています。遊びに来てください!

▼LINEスタンプ販売中。

 

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