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【中医学】 風邪に対する鍼灸治療
こんにちは
本日は感冒の鍼灸治療について学びます。教科書を通して記事を作成しています。一緒に勉強していきましょう。
感冒の中医学的考え方
身体の抵抗力が低下している際に外邪(病気)が体内に侵入し発症し、発熱悪寒、頭痛などを主症状とする外感病です。
治療をしていくにあたり4つの型に分けます。
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風熱型…悪寒、高熱、痰が著しいもの
風寒型…発汗はなく、顔は真っ赤で脈の強いもの
陽虚型…四肢の冷感などの冷えを主症とする者
陰虚型…盗汗、耳鳴り、めまいのあるもの
では1つずつみていきましょう。
風熱型
体に熱が異常に溜まっていることが原因で起こるタイプの風邪です。
鍼灸治療の目的:
肺の働きを強め、熱邪を体外に排出させたり、きれいな空気を取り込む。
風熱型:配穴
大椎
曲池
合谷
尺沢
外関
魚際
風寒型
冬場に多い続々とした寒気などがする風邪です。
鍼灸治療の目的:
体を温めること、発汗をうながす。
風寒型:配穴
風門
列欠
風池
肺兪
合谷
いかがでしょうか風熱型、風寒型の違いはなんとなく理解できましたでしょうか?
体がどんどん熱くなるタイプの熱と寒くて震えが止まらないのような風邪のタイプの違いでした。
では続いて陰陽虚の場合どうなるかみていきましょう。
陽虚型
体を温める陽気の不足が原因で起こるタイプの風邪です。
鍼灸治療の目的:
腎のはたらきを高め、陽を補います。
陽虚型:配穴
足三里
関元
中脘
復溜
肺兪
膏肓
陰虚型
体力の低下した虚弱なタイプの人が罹りやすい
鍼灸治療の目的:
腎のはたらきを良くし、血を補う
陰虚型:配穴
太白
足三里
風池
肺兪
復溜
三陰交
というわけで以上が4つのタイプ別の感冒の鑑別になります。
患者さんがどのタイプなのか把握する
何を目的とするのか決める
適切な刺激量を与える
この3つを順番に考えていきましょう。あなたの患者さんがどのタイプに当てはまるのか?どこの失調だからどこに何のために治療をするのか?
ここを短い問診の中で判断しないといけません。脈診、舌診、腹診、顔色などを総合的に判断して治療穴を選択していきましょう。これも日々の練習です。
一緒に頑張っていきましょう。
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