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筋肉を増やすためのビタミンがあるって知ってた?

みなさん、こんにちは。
前回プロテインについての記事を書きました。

ここでも触れた通り、筋肉にとって最も重要な栄養素「タンパク質」ですね。
最も重要なことは事実なのですが、実は…それだけで身体が作られていくわけではありません。
補助的に働くので地味ですが、重要な栄養素。それが、「ビタミン」「ミネラル」になります。
今回はその中でもビタミンについて、ビタミンと筋肉の関係について解説していきます。

それではいってみましょう。

ビタミンの種類

「ビタミン」と一口に言っても実は多くの種類に分類されます。その中でも今回は8種類について簡単に解説します。
それぞれ少しずつ働きがちがうので、覚えていきましょう。

1.ビタミンA
これは主に目に作用するビタミンです。このビタミンがあることで視力が機能しているわけです。
また、皮膚・粘膜を正常に保つための働きもあります。
このビタミンは脂溶性と呼ばれる種類のため、摂りすぎると負担になる場合があるので、注意が必要です。

2.ビタミンB1
ビタミンB1は糖分の代謝を助ける働きがあります。
このビタミンB1によって糖分がエネルギーとして使えるようになっています。
なので、糖の摂取が原因で太ったと感じる場合はしっかりビタミンB1摂れてるか確認しましょう。糖質で太る話はコチラから。

3.ビタミンB2
ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える役割を持っています。(糖質、タンパク質からのエネルギー生産にも関与はしてますがここでは割愛)
なので、ダイエットやボディメイクには重要なビタミンとなります。

4.ビタミンB6
今回のテーマの主役になります。
ビタミンB6はタンパク質の代謝に大きく関与しています。
タンパク質の代謝やエネルギー生産、アミノ酸への分解や吸収、筋肉の合成に働いているのです。
筋肉が強くなるのはこのビタミンB6とタンパク質の連携なのです。
なので、トレーニング効果を高めようと思ったら、プロテインと同時にこのビタミンB6の摂取も必要不可欠になります。


5.ビタミンB12
このビタミンは赤血球の働きをサポートしたり、神経の活動を正常に保つ働きがあります。

6.ビタミンC
ビタミンの中では一番知名度があると思いますが、意外と働きは知らない人も多いです。
このビタミンCはコラーゲンの合成や血管を守る効果、肌や粘膜を正常に保つ効果があります。
肌トラブルにビタミンCが多いドリンクなどを飲むのもそのためですね。
また、免疫力の向上にも役立つことがわかっています。

7.ビタミンD
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収に関与していて、これがあるので、骨や歯が丈夫でいられるのです。
このビタミンDは口から摂取する以外にも、日光を15分程度浴びると体内で生成されるという特徴をもっています。

8.ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を抑えてくれる作用がメインになります。また、ホルモンのバランスを整える働きもあります。
このビタミンもビタミンA同様脂溶性ビタミンのため、過剰摂取にならないように気を付けましょう。

筋肉を増やすためにはビタミンB6

以上のようにビタミンB6は筋肉の合成に作用しますので、身体を変えていく上では、「しっかりとトレーニングをして、十分なタンパク質を摂取して、十分な睡眠をとる。あと、ビタミンB6も必要」となるのです。

以前にも解説しましたが、タンパク質はアミノ酸に分解されて初めて筋肉の合成に関与します。
なので、いくらタンパク質を大量に取り込んでも、アミノ酸に分解して吸収したり、全身に運べないと意味がないわけです。
そこでそれを効率よく、速やかに行うサポートをしているのがビタミンB6になるわけです。
なので、このビタミンは不足しないように食事やサプリメントで補うことが大事になります。

このビタミンB6は食材で摂る場合は

・魚(カツオ・マグロ・サンマなど)
・豆類(大豆・くるみ・ピーナッツなど)
・レバー(鶏レバー・牛レバーなど)
・バナナ

が多く含まれる食材となります。
食事指導・栄養指導などを行うトレーナーは、トレーニングした日はこれらの食材の入ったものをチョイスできるようにクライアントにアドバイスできるといいですね。

ただし、タンパク質とビタミンB6だけに偏った食事は身体のバランスを崩す恐れがあり、結果としてトレーニングの質なども低下させてしまう可能性があるので、バランスよく食事をする中でこれらの栄養素が不足にならないように心がけていきましょう。

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