【ESTPの共鳴者たち】魔王アクタのProfiling Memo【性格・気質】
まえがき
私は子どものころから、幼いながらも物語を観ながら「私ならこうするのに!」と思っていたのだけど、それにはやはり訳があった。登場人物たちの心情や行動の原理を理解したいと思えばこそ、物語にのめりこんでいく。
物語を通じて他人を観察することは、一見同じような人間であっても、時と場合や精神状態によって、こんなにも違った行動を選択するのだ、ということを客観的視点で分かり易く知ることができます。
さて今回は、ESTPをモデルにキャラクターたちをまとめていきたいと思います。
私目線でのキャラクターたちに対する印象や、私自身との比較も交えて。人を見ている時には意外に冷静でも、自分というあいまいな存在を見つめることは案外難しいものです。 自己分析に悩む人の参考になるかはわからないが、他を見て己を知るための資料のひとつにでもなれば幸い。
魔王アクタのProfiling Memo:magazine
ESTPのステレオタイプ
ESTPとされる現実の知り合いは、中高時代、大学時代には何人か心当たりがあります。とはいえ今は私が故郷から離れた地に住んでいて疎遠になっていて、学生時代の記憶だよりになるので、今回は特定の人物への言及は控えます。が、ESTPには結構親近感を抱いているのが素直な感想。圧倒的に男性が多くて、心当たりがあるのもみんな男子。
ESTP ✝︎ Jupiter : badass playlist,
肉体的に屈強なイメージが強いけど、話せば結構わかる奴
さて、一般的なイメージとしてのESTPには、彼らが思うが儘に振舞うだけで、感情や行動力などが自然と周囲の人間にまで波及していくイメージがある。反対に、周囲の人間や空気感を敏感に察知する能力も非常に高いと思われる。時に彼らが場にそぐわないケースがあったとしても、彼らは無理やりその身を拘束されない限りは、周囲の人間を次々と自分のテリトリーへと巻き込んでいき、場の空気を大きく変えていく。恋多きプレイボーイ、肉食系女性はこのタイプであることが圧倒的ではないだろうか。恋愛の話題にはいの一番に飛びつきそうという偏見。偏見というか、ESTP当人らがこの性質を否定するイメージって浮かばないかも。(プレイボーイの女性版ってなに?)
しかしこの波及的存在感の大きさは、往々にして他者から厳しい制限を受けることがある。したがって普段の生活では、如何に自身の欲求や衝動性をコントロールするかがカギになってくるのではないだろうか。とはいえ、それを好んで実践するESTPはほぼいないだろう。誰に何を言われようが、自分の思うように自由に振舞うことを是が非でも通す。故にESTPというキャラクター性に至っているのだろう。
ENTJからみても、彼らが最も輝いているのは、思う存分暴れまわってはしゃいでいる時だと感じる。それを制限するのはあまりにもナンセンスというものである。
ESTPを端的に表すには、
台風の目、波及者、ダンスホールの支配者
という表現もしっくりくる。
こちらの曲。先入観を捨てて、歌詞やその和訳を検索してみてください。
THE ESTP
です。
とにかく、彼らの強みはその鋭敏な知覚によって場を掴み、人をも動かす圧倒的な存在感だろう。当然見た目には人一倍気を使うタイプだろうし、それ故に容姿や装いを褒められることは、ほとんどの場合、彼らにとってこの上ない賞賛だろう。
言葉を額面通りに受け取る質であり、会話の裏を読んだりすることもほとんどしないタイプ。褒められたら素直に喜び、その好意を快く受け入れる。人から好かれ、求められることは嫌いではない。言葉を飾り立てるようなことは、ESTPの側が意中の相手の気を惹くための策として利用するかもしれないが、その言葉の真意はあくまでまっすぐであり、裏の意図なども感じにくい。自身の本音を誰よりも臆さずに正直に発することのできるタイプだろう。そもそも、「本音」と「建て前」などという二段構造になってすらいないのではないだろうか。
まあ人間なので嘘くらいは吐くだろうが、いちいち取り繕うのは正直めんどくさがりそうなタイプではある。
嫌いなら嫌い、好きなら好き、行きたいなら行きたいとはっきり言うし、わざわざ回りくどい言い回しはしない。というかできない。より率直に思いを伝えるタイプだ。人によっては隠そうとする下心なんかも、隠す気すらないパターンが多い。そういうさっぱりしたところがむしろ人を惹きつけるのだと感じる。悪くいえば単純だと評価されがちなESTPだが、その裏表のなさが彼らのようなタイプの最大の長所なのだ。個人的な感情だが、ハッキリ言って私は、彼らのようなキャラクター性は言動を見ていてスカッとするので一番好きなタイプである。下心を隠して善人面して近づかれたらたまったものではないが、最初から自分はこういう人間なんだ、自分はこうしたい、とはっきりと自信を持っている人間の方が個人的には好感が持てる。
ENTJと同様、キャラクターとして描かれる時には特に顕著だが、他のタイプと見紛うことはほぼほぼない。かなりステレオタイプ的な分かり易いキャラクター性である。
ESFPと割れる意見も見かけることが多いが、ESFPとの最大の違いは、文字通り「感情」だ。感情の波及効果、感情表現の上手さ・器用さでいえば、明らかにESFPに軍配が上がる。ESFPの方が一人一人の感情には敏感な印象がある。特にESFPの場合、場の空気を重んじる質であるため、怒りをあらわにするのはかなりためらうだろう。半面、弱さ等に関してはESTPほど固執せずに、哀しみなども率直に、というよりも、本来感じているよりもオーバーに表現する。故にエンターテイナーというあだ名がつけられるのも納得なのである。
対してESTPは、自分自身が感じる感情には割と素直で率直であり、喜怒哀楽の喜・怒・楽は特に気軽に表現する印象を受ける。また、好き嫌いなども結構はっきりと表に出すだろう。しかし他者の気持ちには無配慮な傾向があり、そこに悪気がないことがほとんどである。故に感情機能が優性の人々からはどうしても「あの人はデリカシーがない」などと評価されがちである。悪気がないばかりに、なぜ責められなければいけないのか、というところで対立が生じる。典型的な男女の対立のお手本のような存在なのだ。
私からするとその無自覚なデリカシーの無さが結構面白いのだけど、この意見もあまり理解されなそうだ。特に感情機能(Fe,Fi)を主機能か補助機能に持つタイプからすれば、ESTPの一挙手一投足は見るに堪えず、不安でいてもたってもいられず気疲れしていそうだ。そうはいっても、デリカシーの欠如対決をするのであれば、ENTPに軍配があがるだろうから、この点はそこまで圧倒的な特徴というわけでもないかもしれない。
私の場合、相手が誰であれ割と言い返せるタイプだからこそ、そんなデリカシーの無さも含めて面白いと感じるのかもしれない。まあとにかくENTP・ESTPは見ていて飽きないキャラクターなのだ。(というか私の感性や生い立ちは一般からズレているし、若干ESTPの気もあるので身内擁護みたいなかんじであまり当てにならないかもしれないけど)
特にESTPのステレオタイプとして多くの人の印象に残っているであろう感情表現は「怒り」だろう。ESTPと言えば怒りっぽいとかすぐに手が出るとか、そういうキャラクターが分類されがちだ。それを否定したり反論することは本人たちでさえも難しいのではないだろうか。彼らは自身の短所を一番理解しているはずだからだ。大抵の場合、自分の気の短さを自覚し、恥じているケースが多い。しかしそれでも身体が先に動いてしまうというのがまた、ESTPらしい性質で憎めない。
事実、彼らの最大の武器である身体感覚は、知覚した瞬間に反応を起こして場に対処するという特徴がある。瞬発力の高さはこのタイプの典型的なイメージだ。
Se特有の「反射的な知覚」「今、目の前にある物事・問題を突破しようとする力」は、肉体的に有利な器ほどよく発揮されると私は考える。要は、力が強いだとか、単純に運動能力が高い人物がSeの心理機能を優位に併せ持つことで、その本領を存分に発揮できるという具合だ。
ESTPはなぜ、怒りが簡単に表出しやすいのか
以前私は「怒り」の感情について記事にしたが、怒りとは二次的感情であり、その前段階には必ず哀しみなどの負の要因や恐れがある。人間は感情を武器に利用する生き物であり、特にESTPの場合は原因はなんであれ怒りを利用するシーンが印象として残りやすい。
例えば小動物が激しい威嚇をしていても、人間からすれば怖くもなんとも感じないどころか、可愛いとすら感じるだろう。しかしこれが自分の背丈よりも大きな熊のような猛獣だったら、我々はすぐに逃げるか身を守る手段を講じるはずだ。
このように、ESTPにはおそらくだが、自身の肉体という器の観点でみても、人を威圧できる容姿の要素(身長、ガタイ、服装、顔や表情の雰囲気など)を持っていることが多いと思われる。それらと合わさり、威圧の成功体験を積み重ねることによって、特技を発達させてきたのではないだろうか。
また、ESTPに類するキャラクターのほとんどは、自身の弱さを見せたがらない傾向が非常に強い。哀しみは弱さだと思って排除している節がある。自分の弱さを好まないESTPは、弱さを覆いつくす方法を用いる際にも「怒り」を利用するのだ。なぜなら上述の通り、怒りは簡単に人を威圧し恐れさせることができるためである。おそらく彼らのようなタイプは、幼いころからこの怒りの感情と身体的優位性を武器に、人生を切り開いてきた可能性が高い。
これは、女性が涙を武器に相手をコントロールする(ほとんど無自覚に)のと似たようなもので、ESTPの多くは怒りの感情表現で威圧して黙らせることによって、相手をコントロールしてきた可能性が高い。
一般的に考えて、大人になるにつれ、このような強硬手段が通用しなくなる場面に遭遇するだろう。それが現実世界においては、大人と子どもとを分ける「成人」という概念だ。凶悪犯罪レベルの人間の話はここでは置いておくとして、学生時代に不良で素行の悪かった人たちが、いつまでもこの態度を続けていればいつか本当に取り返しのつかないことになる、という危機感をどこかで覚えるはずだ。
ドロップアウト
ESTPでありがちなドロップアウトなんかもそうだが、おそらく学校のような枠からはみ出る選択をとってしまうのは、未来の利益よりも、今現在の自分の不快さ・居心地の悪さを解消することを優先してしまうためだろう。
同じ学校が苦手なタイプの子どもだったとしても、仮に未来志向の人間であるならば、多少今現在の自分の心身を犠牲にしても、ある程度の期間は忍耐強く耐える選択をとるはずだからだ。少なくとも私はこちらのタイプだった。今ここで学校へ行くことを怠るのは、どう考えてもこの先のより大きな負荷が待っている、と想像し、耐え忍ぶのだ。これがSとNを分ける分かり易い指標の一つだろう。
かくいう芥川は、高校までは何とか生きしのいだが、大学をドロップアウトしているので人のことは言えない。しかし中学高校という環境とは違って、大学とは、大金を巻き上げて若者に借金を背負わせるだけの無能組織だと見切って辞めた。学びたいことだけ学びたい。無駄なあれこれや意味の分からない授業をするオッサンたちに金が流れていると考えなおしたら、もったいないし「こんな場所の所為で将来の自分に負債が…?割に合わない」と急に冷静になった。あと他にやりたいこともあってその準備が整ったし、敷かれたレールから飛び降りてみたいという好奇心もあった。
強いて言えば、転職の度に大学を辞めた理由を説明するのは面倒だとは思っている。これだけがドロップアウトの唯一の欠点だろう。別に落第したからやめたのではない。やめたいからやめただけだ。好奇心で大学辞めるやつなんてイかれてるに決まっているから、まあ質問するのは普通の心理だろう。私は一見まともに見えるのであまりそこを突かれたことはないが。
でもマジでそんなの人の勝手だろいちいち詮索するなよと内心思いながら、まあ何を確かめたいのかはわかってるからうまく切り抜けてきたけど。
大抵は「進路変更と家庭の事情です。進路変更は大学入学以前から迷っていた夢なのですが、~~~という夢を現実的に叶えられるように、自ら行動しようと考えたからです。その夢を追うこと自体は、大学に居てもいなくても変わらないのですが、私には家庭の事情もありました。それほど裕福な家庭ではないので、両親と将来の自分に、これ以上負担を掛けたくないと考えたからです」「大学に入ったのは、高校の教師に君ならここに入れるよ、と進められたからです」とかで何とかなる。大学自体が悪い評判でなければ、そこに入れる程度の技量があるとみなされるので尚良し。また、実力を示すことのできるものがあるなら、ドロップアウトはむしろ、枠にとらわれずはみ出す勇気のある尖った人材としてみなされるため、普通に就活で利用できる。ここ、将来役に立つのでメモを取るように。ただし特別な事情がない限り、また、ご両親やご家庭が安定したお家柄の人たちにはまねできないというかしないほうがいい。普通に。あと、まともに見える奴にしかこれは使えない。見た目からしてヤバかったり尖ってる奴はそれだけで偏見もたれるので、多少無理してでも鞭を打ってでも大学卒業したほうがいい。大学はやりたいことがない奴や武器がない奴が最後に寄りかかれる助け舟であり、就職においての信用判断材料だ。利用できる金があるならどんどん利用していけ。恵まれた環境に感謝して、惰性で親に甘えて人生を無駄にするな。
話を戻す。
今この瞬間
Sを主機能に持つタイプに共通する点として、三大欲求に忠実なところもあげられる。酒などで自分の「今この瞬間の不快な感情」を洗い流そうとするタイプも多いだろう。
私に言わせれば、逆に、酒で嫌なことを本当に忘れられるのなら、それほど強力な薬はないと感じる。私はそういった感覚を持たない(酒を飲んで鬱憤を晴らせる感覚が全くわからない)ので、あまり酒に興味がないのかもしれない。
これら、多くの人々が短所と認識しがちな彼らの尖った特性が徐々に丸みを帯びてくると同時に、精神的に成熟したESTPになってくると、怒りや悲しみに圧倒されることなく感情のコントロールができるようになり、それに伴った「暴力性と暴力的行動」が多少落ち着きを見せるだろう。
※暴力性や攻撃性はそれ単体では発揮しないと考える。ESTPのようなタイプは、ほとんどの場合、肉体的に存分にその暴力性を発揮できてしまうところに要点があると考えている。
あとESTPは意外(というと失礼だとは思いつつ実際ギャップであるのは事実なので)に年功序列や礼儀を重んじるところや面倒見のよさがあり、御年輩に優しいとか、子どもの扱いが上手いとか、先輩の言うことを素直に聞くとか、めったなことで目上に逆らわないとか、そういう礼儀正しさは素直に持ち合わせていたりする。リアリストであり、勉強家で、実は常識人なケースも多い。現実離れしているとすれば身体能力であり、内面の方はかなり地に足がついているのだ。(NTと違って)
そんなギャップが男の場合だとモテる要素に繋がっているのだと思う。モテるイメージの筆頭選手だ。
これはNTにはないST故の長所だろう。NTは年功序列は建前上従うが、本音ではどうでもいいと思っている。NTだと「いつかこの狂った制度を絶対にぶち壊してやる」とか面白半分に平然と心の中で企てているが、STにはそういう考え自体がないイメージだ。特にESTP・ENTP・ENTJは同じような反骨精神を持っているように見えて、SかNかだけで、結構本質的に違っているのが面白い。
一瞬私の話になるが、普段、普通に話そうと思うと語気が強かったり、他人にも高い精神性を求めてしまいそうになるところがある。そしてそれは人によってはプレッシャーをかけると分かっているので、普段はできるだけギアを抑えていて、これが結構しんどい。
しかし、ESTPみたいに何事にも物怖じしなさそうな人になら、素の自分をさらけ出せるのだ。故に、私のようなENTJ特有の毒っけや圧力にも難なく対抗できそうなタイプとして、ESTP、ISTP、ENTP、ENTJ、INTJ、ISTJなんかが挙げられると思っていて、真っ向から激しく喧嘩(プロレス的な意味で)したいというときにはやはり、ESTPやENTP相手なら特に口喧嘩という名のプロレスを愉しめるだろうなと思う。
ちょっとしたことで「傷ついた」とかいって弱音を吐かなそうな歯ごたえのある強い人たち。変な気を使わなくて良さそうな感じ。こういう方たち相手だと自然体で接することができる。
喧嘩した次の日には親友になってるみたいな友情ものみたいな感じめっちゃ好き。マジで現実ではそうそう出会えない面白人間たち。どこにいるんだ猫被ってないでエンカウントさせてくれ。現実で友人と喧嘩したことがないので、実際どうなるのかは未知数ですが、なんか楽しそう。
あとはやっぱり男性らしい趣味を持っていることが多いですかね。車、バイク、スポーツなど。昔、xSTPっぽい仲のいい男友達がいて、そいつの大型のバイクの後ろに乗せてもらったことがあるけど、あれは最高だった。また乗せてもらいたい。自分はマジでドジで不注意なので、免許なんてとったところで事故ってお陀仏になることを危惧しており、永遠に持てる自信がないので、そういうセンスがあるところに憧れます。
あと、フィクションのイメージで誤解されすぎてるけど、頭キレる人が多いこれはガチ。みんなバカのふりしておどけてるだけだよ。あと言葉足らずではあるからそれがバカっぽくみえるのかな。関係性が深ければ深いほど、なんかあったら絶対助けてくれる。束縛だけはNGだね。
うん。
さて、昔の友人に思いを馳せながら書いていたら、かなり長くなってしまったのでタイプイメージ語りはこの辺にして、そろそろESTPとみられているキャラクターたちの紹介へ移りましょう。
Attention
本題の前に一応本シリーズで参考にしているサイト「Personality database」について、注意書きしておきます。
このサイトはあくまでユーザーによる他己診断で投票による多数決形式あり、基本的に本人が自認したものを公式に発表しているサイトではありません。あくまでエンタメとしてお楽しみください。
タイプは一般人の投票により決まっており、専門家による考察ではありません。ただ、集合知として一人一人のキャラクターの捉え方の参考にはなるサイトです。 他タイプとの揺れやあらゆるタイプ論の組み合わせを一度に見比べることができて、コンテンツとしては面白いです。
また、筆者はMBTIを実在の人間に対して日常的に行使することを推奨しません。むしろ、エンタメの範疇に留まらせるべきだという考えです。 メソッド・理論・自己理解の補助ツールとしては大いに楽しみながら学びましたが、他者の診断は「客観的にそう見える」という認識にとどめるべきで、決めつけるのは本来の用途から解離しています。 また、お互いを深く知り合う前に、私生活の中で自他のタイプを持ち出して会話を進めようとすることも推奨しません。人それぞれに知識レベルや認識に差があり、そもそも話にならないです。
では本題へ。今回はSampleとして、こちらのタイプを採用させていただくことにします。
ご存じでしょうか。洋画・海外ドラマのキャラクターです。ESTP - 8w7 あるいは7w8が典型的なイメージでしょう。今回は8w7の方がキャラとして多かったので、ESTP - 8w7から2名ピック。
Tyler Durden / Fight Club (1999)
ESTP - ES(T) - so/sx - 8w7 - 874 - SLE - VFLE - Sagittarius Sun - Cancer Moon - Aries Rising - Chaotic Neutral - SCUEI
ファイトクラブのタイラー。結構前に見たので記憶は古いですが、誰の目にもESTPのように映ることは明らかでしょう。ファイトクラブ絶対好きでしょESTPのみなさん。序盤が結構鬱々とした感じなので、タイラーが出てくるところまで我慢が必要だと思うけど、タイラーが出てくると一気に狂気の世界へ引き込まれていきます。
Damon Salvatore / The Vampire Diaries (2009)
ESTP - ES(F) - sx/so - 8w7 - 873 - SEE - EFVL - Gemini Sun - Aries Moon - Sagittarius Rising - Chaotic Neutral - SLUEI
これは男性はあまり知らない人が多そう。私も最近、自分と同じタイプのキャラを見ていて興味を持った作品です。最近ハマりました。女性は結構楽しくみられるんじゃないでしょうか。特にNF女性向けだと思います。主人公がINFPで、ESTPであるデイモン・サルバトーレはヴァンパイアのサルバトーレ兄弟の長男。主人公エレナは、まじめで紳士な弟のステファン(ISFJ)の方に惹かれ両想いとなり、デイモンは負けヒーローといった立ち位置。マジで見ていて不憫なのですが、昔は弟と性格が真逆だったっぽいのがまた面白い。兄弟っていつもバランスとるんですよね。
デイモンは社交的で外面がよく、ヴァンパイアの特殊能力も駆使して町の人の信頼を得ている一方で、主人公や主人公の親友からは嫌われているという。百年ちょいごしの片思いや、主人公への報われない想いに嫌気がさして自暴自棄になりがちで、女の傷を女で満たすタイプの不安定なESTPですが、とはいえ魅力的で性根はいい奴なので、私はデイモン派。
★Rocket Raccoon / Guardians of the Galaxy
ロケットは、最初の印象からESTPとENTPぽさを感じました。Guardians of the Galaxy全作品大ファンで、本当にこの作品のキャラクターたちは魅力的なのですが、みんなの過去が開かされる中、ロケットは最後の最後に残酷な生い立ちが明かされます。
二足歩行するアライグマで言葉を喋り、聡明で機械に強いという点は人間にも勝る知能を感じさせ、結構尖ったキャラなのに、隣りに植物型ヒューマノイドであるグルートがいることでなんだか特異感が大幅に中和されて自然に受け入れてしまえるのですが、このロケットの頭の良さに秘密があることが、数年ごしに描かれるのは本当にずるい。一作目からvolume.3まで全人類に全部観てほしい。もちろん主人公のピーターも最高だし、いろんなタイプがいてそれぞれがみんな主人公張りのキャラの強さなので、友達家族でワイワイ楽しめるのがガーディアンズの良い所。
以上の3名は偶然にも全員ENTPとvoteが揺れてるタイプでした。語るためには、私がよく知っているキャラをと思って選びましたが、まあ好みは反映されているかもしれません。
Thor Odinson / Thor(2011~)
ソーはvote(投票)がESFPと僅差で揺れているESTP - 7w8タイプ。なるほど7w8はESFPと類似性があるのかも。メンタルが結構がた落ちになって荒れてしまうタイプで、作中では、屈強な容姿とは相反する結構情けない感じがギャップとして描かれがち。酒浸りになったり節制できなくなったり、乱暴さがマイナス方面に向きがちなところや、オーディンソン兄弟(弟のロキも)はそもそも貴族的な生い立ちだからか、全面的に立ち居振る舞いが芝居がかっている大げさなところを見るとESFPなのかなと思いつつ、やはり前提としてパワー系ではあるから、ESTPとして見ても違和感はないですよね。
何作品かを経て精神面が成長してもいるので(1000歳超えてもまだまだ伸びしろあるんだなって考えると面白い)、バランスがいいか、あるいは不安定かの紙一重だということでもあるかもしれないですね。どっちかというとたぶんソーはまだ不安定でしょう。でも父・オーディンが亡くなられたことで、今後まだまだ人間的成長と変化が期待できるキャラだと思います。屈強な見た目なのにおちゃめでかわいい神様だね。私はこの兄弟だとロキを推してますが、ソーも憎めなくてかわいいです。
デンジ / チェンソーマン
あと特殊キャラとして、チェンソーマンのデンジ。ESTPでタイプ9ってかなりレアな気がします。
チェンソーと一体化したことに加え、生き延びるための攻撃的さはあるんだけど、デンジ自身の根っこは安寧を求めているから平和主義ということなら解釈一致。
デンジじゃなくタイプだけ見ても精神面が結構心配になるなぁと思うのですが、まあ彼の生い立ちを思えばこういう風に成り立つのも自然なことだとは感じます。女の子に弱いのもESTPっぽい。だけどESTPって実は本命がいて、叶わなくてもその子にはずっと一途、みたいなキャラ結構いるよね。
ではこの中で、典型的かつ有名であろうGuardians of the Galaxyのロケットを採用して、似ているキャラをあげつらって比較していきたいと思います。ソーはちょっとESFPにもより過ぎていて、ハッキリとESTPだとは私も思えていなかったので、今回ESTP代表はロケット・ラクーン選手です。
魔王の心の声:
ロケット大好き!映画最新作映画館で大号泣でした。何度観ても最高の映画。宇宙のガラクタ同士幸せに生きようぜ。
ちなみに、仲間の一人であるDraxも典型的なESTPで、家族思いで愛のある人物だ。彼の怒りの裏には明らかに哀しみが隠れている。愉快でいつも笑っててツボや言動が可笑しくて結構好き。短所は怒って暴れることくらい。この短所が悪目立ちする所為で仲間からバカだと思われている。しかし実は隠し武器を持っていたりするので、ぜひ作品を最後まで観てから、ドラックスがバカかどうか判断してほしい。
Guardians of the Galaxy - Disney+
ロケット・ラクーン
ESTP - sp/sx - 8w7 - 874 - SLE - VFLE - Aries Sun
なんと今回5点も共通するキャラが複数名いました。
5点共通:ESTP - sp/sx - 8w7 - 874 - SLE
エレノア・シェルストロップ,実験626/スティッチ,Hellboy(Hellboy (2004)),
スティッチはあんまりちゃんと見たことがないな。ヘルボーイは1作だけ見たことがあります。割と真面目で守護の精神があるタイプだと思う。ESTJで意見が割れているのは納得。典型的ななESTP感はなくて、このタイプは結構心優しき怪物タイプかなという印象。ロケットも、外面は粗暴ぶっているのですが、内面(というか特に幼少期?)は頭がいいばかりか純粋で優しい子だったので、自分を守るために選択するようになった見た目や言動で誤解されがち(誤解されにいってるようにもみえる)。ヘルボーイとロケットは生い立ち的にも似てると言えば似てるのかもしれない。ロケットは生い立ちが壮絶なのもあり、8w7の不健全な状態が際立ってる感じがある。
5点共通:ESTP - sp/sx - 8w7 - 874 - Aries Sun
メリダ(メリダと恐ろしの森)
一人ですが、ESTP - sp/sx - 8w7 - 874にするとロケット、スティッチ、ヘルボーイなどほとんど面々が上のと被るのでこちらで。
メリダと恐ろしの森は見たことがないのでその内観てみます。
5点共通:ESTP - sp/sx - 8w7 - SLE - VFLE
タンジェリン(Bullet Train),ナユタ(支配の悪魔),カール・ハイゼンベルク,ミカ・ベル,ニコラス・D・ウルフウッド(トライアングル・スタンピード),龍園 翔(ようこそ実力至上主義の教室へ),条野採菊(文豪ストレイドッグス)
タンジェリンはそうだろうと思ってた。Bullet Trainはタンジェリン役の俳優さん(アーロン・テイラー=ジョンソン, Marvel:MCUでPietro Maximoff “Quicksilver” を演じていますが彼もESTP)が好きで、出演情報をみて注目していました。当時ワクワクしながら映画館に観にいきました。めちゃくちゃ面白いのでお勧めです。今はNetflixで観れます。
タンジェリンとレモンの相棒コンビすごく好き。軽快さと派手さのある作品で、日本の小説が原作で、日本の新幹線が舞台。東京から京都へ向かう新幹線の中、いるだけで周囲の人間に不運を招き寄せる体質の、ブラピ演じるコードネーム:レディバグ(テントウ虫)が、意図せず次々と起こる殺人に巻き込まれてんやわんやしながら必死で任務を遂行するのが面白くて、非日常的で最高のアクション・コメディ・スリラー。
4点共通:ESTP - 8w7 - SLE - VFLE
ハンク・シュレイダー(ブレイキング・バッド),チャン・ドクス / No. 101(イカゲーム (2021)),ディーン・ウィンチェスター(スーパーナチュラル),千手綱手(ナルト 疾風伝),ケニー・アッカーマン(進撃の巨人),
ブレイキング・バッドも結構前に観たから記憶が古いけど、ハンクは主人公ウォルターの義理の弟でしたかね。麻薬取締局捜査官で、見た目からたくましい感じで、警察やそういった職にいるとすごく安心感がある感じ。日本の警察とかでよく顔面配備があるというのを聞くけど、絶対そういうので顔面配備されるタイプだろうな。強面で身体も大きいしスキンヘッド。ゴリゴリのESTPでしょう。見た目はめちゃくちゃ怖いし、ウォルターは当然ながら、一番警戒している相手だったけど、家族思いの真面目な捜査官で、安心感のあるとても良い人です。怒ると怖いけど。
ケニーは結構飄々としたタイプのESTPですね。まあ進撃の世界感は毎日が生きるか死ぬかの瀬戸際なので、健全な人たちの方が珍しいんじゃないかと思いますが、ケニーも例に漏れず酒浸りな感じでしたかね。
他のキャラは存じ上げないですが、有名なので載せておきます!
3点共通:ESTP - 8w7 - 874
天城リンネ(あんさんぶるスターズ!),Lisa Rowe(Girl, Interrupted (1999)),パク・ミジン(今、私たちの学校は…),リリムのマジキーン「メイズ」(Lucifer (2016))
17歳のカルテも結構前に観たので記憶がおぼろだけど、アンジェリーナ・ジョリーが演じていたリサ・ロウはかなり印象的な子で、主人公に大きな影響を与える役柄でした。麻薬中毒者だったので、最初から最後まで荒れた感じでした。ああいう感じに陥るキャラがはESTPと分類されるのは、結構典型的な気がしますが、本質としては、自由を求め、縛られたくない、快楽に忠実という性質と、その願望を満たすために身を滅ぼしてもかまわないような行動力が、ESTPぽさに見えるということでしょう。
パク・ミジン、正直韓ドラは疎くてこの作品も見たことないのだけど、結構上の方に出てきたのと、ネトフリで配信されているので有名そうだと思いピック。
ルシファーはちゃんと観られてないのでノーコメ。
2点共通:ESTP - 8w7
アーサー・カリー(アクアマン),嘴平 伊之助,中原中也,大倉 照子(文豪ストレイドッグス),タルタリヤ,宮侑(ハイキュー!!),Maxine “Max” Mayfield(Stranger Things),宇髄 天元,ビリー・ブッチャー,馬地 圭介,ゼーレ,セーバル(崩壊:スターレイル),北斗(原神),グリムジョー・ジャゲルジャック(BLEACH),士道龍聖(ブルーロック),アントニオ・“トニー”・モンタナ(スカーフェイス (1983)),レベッカ・“レヴィ”・リー(ブラック・ラグーン)
アクアマンのアーサー、東リベ馬地圭介めっちゃ好き。(シンプル)
タルタリヤも飄々とした戦闘狂でいいキャラしてますよ。
まあ作品みて(プレイして)ください。
主人公クラスのESTPは応援したくなる。
今、鬼滅の刃の続きから見ているんだけど、宇髄 天元いいねb
調べたところ音柱だそうじゃないですか。
祭りの神?派手の神?なんだそのバカそうな神は、ぴったりだね!!
好きです。山の王伊之助もいいよね。
ていうか無意識に小西克幸さんの声ファンかもしれない。推せる!と思ったら小西さんなこと多い。崩壊: スターレイルのブートヒルも好きなんですけど小西さんだし、恋と深空のシンも小西さんじゃないか。えぇ?
私昔から耳は良いんです。
結構盛りだくさんな仕上がりになったので、この辺で切り上げます。
以下リンク集。異なるMBTIでもなんか似てるなと思ったら、別のタイプで同じだった、っていうのに気づけて面白い。
ESTP Characters
sp/sx Characters
8w7 Characters
874 Characters
SLE Characters
VFLE Characters
╋━━━
Q,芥川 ✝︎ 𝓐𝓬𝓽𝓸𝓻 𝓖𝓪𝓻 𝓠𝓾𝓮𝓮𝓷
𝓗𝓞𝓩𝓤𝓚𝓘𝓛𝓐𝓑
Site: https://hozukilab.com/
━━━╋
次回! ????
アクタTVをお楽しみにね!
マガジン:魔王アクタのProfiling Memo【性格・気質】
魔王アクタのお遊びマガジン。 もしタイプのリクエストがあれば、前例記事に習ってご自身のタイプを列挙してくだされば記事化の検討・参考にいたします。 遺影風,証明写真風の似顔絵のリクエストもあれば、似顔絵の受注販売も検討中。
▼Sample List 紹介元サイト「Pdb」:MBTI Personality Types,Pdb Wiki
Pdbでは各種タイプ論の論拠となるサイトが紹介されておらず、独自のWiki(英語)しかないので、一部英語のサイトも含みますが、私が参考にした日本語サイトをリンクしておきます。
▼9エニア・デルタタイプ診断サイト:mentuzzle
※エニア×ソシオニクスを簡単にまとめて診断できるサイト。
▼エニアグラム参考資料:ウィング,サブタイプなどについて
・日本エニアグラム学会
・90問回答式チェック
・各タイプの特徴
Integrative9のエニアグラム性格診断
・ラインとの統合
▼ 道徳的アラインメントテスト
Type Sample:芥川 ver
■MBTI / 16Personalities:ENTJ / 指揮官
■BIG5:SLOAI
■ソシオニクス:LIE
■エニアグラム:タイプ8:大胆な挑戦者,挑戦する人[THE CHALLENGER],統率者,
エニアグラムを診断する時は、子どものころの自分をよく思い出してみてください。後天的に変わりゆく性格ではなく、元々持っている「気質」「囚われ」を自己観察します。
・ウィング:8w7 (コアタイプ8,7ウィング)
・27のサブタイプ・本能:sx/sp
※一対一(SX) / 自己保存(SP) / 社会的(SO)
・エニアグラムタイプ8 - 積極的な挑戦者の3つの本能サブタイプ:sx 所有/sp 満足
・トライタイプ(トライアド):854
■Attitudinalpsyche:LVEF The Deviser
■mentuzzle:8 Ⅷ 統べる人 (ソシオニクス+エニアグラム+ウィング+トライタイプ+本能+サブ)
■おまけ:
一応Pdbにも星座(占星術)が一つのカテゴリとして上記3つの星座も含まれていたので、ご自分の太陽星座以外が気になる人へ解説。
Zodiac Sign
Sun:太陽星座,いわゆる一般的な、生まれた月日の星座。
Moon:月星座,生まれた時間から割り出す裏の星座。
Rising:上昇星座,アセンダント,ホロスコープを無料で作れるサイト等で作り、「アセンダント(ASC)」の項目を確認してみてください。分単位で変わるらしく、出生時間と出生場所が必要です。
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