【第4回朝活Note】株主資本コストについて
おはようございます!
Activist Timesです。
本朝活企画ですが、毎日は諸々予定を鑑みると厳しかったのでできるタイミングでやりたいなと思います。
本日は株主資本コストについて簡単に説明していこうと思います。
それではスタート!
●株主資本コストって?
〇株主資本コストの概念
株主資本コストとは、前章のWACCの説明の際にもお伝えしましたが、株主資本コストは一言でいうと株主の期待している収益率のことを指します。すなわち資金提供者である株主に対し、どの程度リターン(配当金や株式の値上がり益)をもたらすことができるのかという指標です。
〇株主資本コストの難しさ
株主資本コストは明記されておらず、また、株主の期待は様々である為、このコストを的確に推算するのは難しい。
〇いつ株主資本コストを使うの?
株主資本コストは、まず投資家目線では株価算定及び投資判断において活用されます。当該企業への投資が自分の求める期待リターンを超えていくかどうかというのは投資家にとっては非常に重要です。
一方で企業にとっては、株主へのリターンの指標(ハードルレート)として活用されます。
投資家の期待に沿うことは、上場企業としては重要なことであるので、株主還元等の指標で活用されるケースが多いです。
〇一般的な株主資本コストの求め方(CAPM)
CAPMは株主資本コストを算出するための理論の一つでCapital Asset Pricing Modelの頭文字をとったもので「資本資産価格モデル」とも呼ばれています。
CAPMは個別の株式が株式市場全体と比較してどの程度値動きしているかを基準に、リスクの無い投資先に比べて要求されるリターンを求めるものです。
背景にはリスクが高いものに投資する際には高いリターンを要求するべきというハイリスク・ハイリターンがあります。このような、CAPMによる株主本コストは以下のように求められます。
株主資本コスト = リスクフリーレート + β × マーケットリスクプレミアム
詳細は後日またまとめていきたいと思います。
★最後に
本日は株主資本コストについてまとめました。
次回の朝活ではCAPMについてまとめたいと思います!
それではまた今度お会いしましょう!