イギリスフットパスの拠点の街・アンブルサイドの心に染みる佇まい
今回の旅の拠点となるアンブルサイドAmblesideは、レイクディストリクト国立公園の中心部にあります。
人口2,600人ほどの小さな街ですが、登山やフットパスウォーキングなどの拠点にもなり、夏には多くの観光客で賑わう街です。
その歴史は古く、16世紀頃から羊毛産業の導入で街が栄えたそうです。現在でも羊毛産業は盛んで、街の至るところに羊、羊、ひつじ!!
そしてこの地方の特徴といえば、レイクランドロックLakeland Rocksと呼ばれる岩を用いて、古い建物の外壁や牧場の石垣など、さまざまな用途で使われていて、その独特な景観です。
特に牧草地を区切る石壁は、セメントなどを使わない「空積み」という伝統的な工法で造られていて、200年もつそうです。
今でもボランティアの方々に、この石壁は守られているとか。
*ヘッダーの写真です
街中はおそらく世界文化遺産の厳しい規制があるのでしょう。
特に通りに面した側は、とても綺麗にしていて、石壁とそれを彩る植物たちが街の閑静な佇まいを醸し出していました。
私たちが泊まったApple pieという宿やさんの入り口には、「ブリッジ・ハウス」という観光スポットがありました。
14世紀に川の反対側にある果樹園のリンゴの貯蔵のために、建てられた家です。その後、紆余曲折あり、製粉場や茶室、靴屋さんなどの編成を経て、現存しています。
ちなみに、8人家族が住んでいたこともあったとか!?
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今回、一番のお目当ては、もちろんフットパスを歩くことです。
とはいえ、やっぱりイギリスときたら…パブ!!
姉も私も大のお酒好きなもので(笑)
もちろん着いた早々、お宿に隣接しているパブへGO!
ただ、その日は日曜日だったのであらかじめネット予約をしておきました。
いやいやしておいて良かったです。
ちょうどサッカーのEuro2024の真っ最中、しかもイングランド戦があった日だったので、パブの中は大盛り上がり。
まぁイギリスが奇跡的な逆転劇を演出したもんだから、すごいのなんのって。
試合が終わった瞬間に大合唱が始まり(イギリスの伝統的な歌らしい)、最後にはもちろんビートルズまで。
ちょうど日曜日ということで、イギリスのサンデーローストSunday roastという英国食カルチャーも体験することができました。
その昔、イギリスでは地主が小作人たちを労って、日曜日に肉のロースト料理を振る舞ったそうです。
これは肉祭り!と言っても過言ではなく、ビーフに始まり豚さん、鳥さんに羊さんたちが野菜と一緒にオーブンで焼かれ、グレービーソースと一緒にいただきます。
ヨークシャープディングと呼ばれるシュー生地でできたカップ型のパンも盛り合わせてくるのですが、もうお腹いっぱいで手がでません。
正直言うと、イギリスって「食事が美味しくない」って思っていたのですが、なんのなんの、かなり美味しくて大満足です。
写真撮り忘れました…(涙)
フットパスがお目当てなのに、なかなか歩き出していませんが、次回からはフットパスの様子をお伝えしますね。
最後に、、
旅の途中でSNSに載せたフットパス初日の動画です。