夏の顔・冬の顔〜見事なコントラストが広がる八甲田
青森を旅してきました。4月、6月と続き、実に3回目の青森Tripです。
どれだけ好きなの?と自分でも思っちゃいます(笑)
旅へ行く前に私は色々と下調べをしていきます。
それはまるでパズルのピースを作るようなイメージで、アンテナに引っかかったことを一つのパズルにして、それをたくさん抱えて旅へと。
今回作ったパズルのうちのひとつが「夏の顔・冬の顔@八甲田山」。
山スキーを楽しむ私は、雪のあるシーズンには何回も八甲田山を訪れています。あっちを登っては滑り、こっちを登ってはシューっと滑り。
あたり一面は銀世界に覆われていて、青森トドマツたちが樹氷を身に纏っている見事な景色が広がっています。
そんな雪景色を見ていると、雪の下ってどんな世界が広がっているのかなーっていつも思うんです。
逆もあったりしてですね。
緑あふれる山を歩いていると、ここに雪が積もったらどんな斜面が広がっているんだろう?この辺滑ったら楽しいだろうなーって。
ここまでくると相当マニアックですが、めっちゃワクワクしちゃうんです(笑)
そんなワクワクを抱えながら見たかった夏の顔がこちら。
どちらも八甲田ロープウェイを降りた標高約1300M付近に広がる「たもやち湿原」で撮ってます。
かなり前の写真ですが、冬の顔がこちら。
そんなワクワクを抱えながら歩を進めていくと、いろんな夏の顔がお出迎えしてくれました。
まさか石楠花の群生が咲き乱れているとは、全く思ってなかったので、個人的にはかなり衝撃的。
本を書かせていただいた宮崎県高千穂も石楠花が有名ですが、時期は4月中旬〜5月なんです。今はもう7月だと言うのに〜
稜線に雲が当たって湧き出ているのが、よくわかりますが、これは東から風が吹いているから。
冬は季節風が西から吹くので全く逆方向からなんですよねー
こうやって改めて違う季節に訪れると、日本の季節感ってすごいなぁって感じます。
夏だからこそ見えるもの、そこに感じるものがあり。
冬だからこそできるもの、できないものがある。
ここ数年恐るべきスピードで、日本の四季の境目がなくなり、季節が極端になってきています。
その姿をしっかりと身体で感じ、心に焼き付けて大切に守らなければと強く思う
「八甲田山の夏の顔・冬の顔」でした。