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心と身体を解放し、自分らしさを整える…それこそが唯一無二の旅

「自分の棚卸し」をしたことで、自分のミッションを導き出し、キーワードとなった『旅ってなんだろう?』。
それらを「暮らしの中にもある非日常体験」「散歩のススメ」「直感力を磨く」として噛み砕き、数回に渡り書いてきました。
ようやく着地点です!今回で私にとっての『旅の定義』が完結です。

循環の中で生きている

この世界に存在するさまざまなものが、循環の中で息づいています。

例えば、川が堰き止められ水が澱んでしまうと、魚は生きられません。

また逆に、堰き止められた流れが一気に押し出されると、濁流となり、場合によっては大きな災害を生んでしまいます。

身近なところでは、朝飲むコーヒーも循環の中に存在します。

産地で人の手によって豆が育てられ出荷される。
それが物流という流れに乗り、日本にやってきて私たちの食卓に並ぶ。

思い起こせば、たくさんの循環が浮かんできますよね。

しかし、現代は利便性がもてはやされ、スピードが勝負の時代になり、循環を断ち切った生活が当たり前になってしまいました。

・欲しい情報をインターネットですぐに手に入れる
・ワンクリックひとつで買い物をすれば、すぐに家に届く
・お腹が空いたのでコンビニに行くと、暖かいおにぎりが買える

もちろん、それが悪いわけではありません。

確かに便利になったことで暮らしが変わり、世界がどんどん近くなり、今や瞬時に地球の裏側で起こっていることを知ることもできます。

一方で、循環の中で生きていることを手放してしまい、生きづらい世の中になっていることも否めません。

そんな世の中を自分らしく生き抜くために…

次の一歩を踏み出し、自分の可能性に
ワクワクしよう!

日暮れまで友達と夢中になって遊んでいた子供のころ、私たちは循環の中に生きていました。

「もう帰りなさい」とカラスの鳴き声に促されて、足を踏み出し家路につく。友達との別れは悲しいけれど、「また明日ね」「お腹空いた、ご飯は何かな」と心は次へ向いていたはずです。

大人になるといつの間にか薄れてしまった好奇心とワクワクした気持ち。

そんな気持ちを取り戻すために、私たちは旅をするのではないでしょうか。

人によっては、その旅は何日にも及ぶ大きな冒険のようなものかもしれません。
しかし、普通に過ごす日常にも、その可能性は大きく広がっています。

遙かなる大河でも良いし、ヒョイっと飛び越えられる小川でもいい、それぞれに見合った程よい流れに乗るために、まずは一歩を踏み出すのです。

一歩を踏み出したなら次の一歩を出す

すると次の一歩へと繋がり、いや、一歩を踏み出したなら、次の一歩は出たくてたまらないのです。

なぜなら自分に向き合い感性で行動しているので、ワクワクしているから。

『非日常生活を体験することで、心と身体を解放し、自分らしさを整える』

そんな「旅」を積み重ねていく、その先には、心豊かな唯一無二の人生が待っているはずです。



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