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僕の身近にいる子ども達は「天才」しかいない

こんにちは!

「遊びで人は育つ」を信念に、子ども達と毎日遊んでる遊太郎です!

東大ママの民間学童で約3年務めた後、21歳で独立し「失敗に強い子を育む」をコンセプトに子ども達が『"今"を本気で遊び・学び・成長する居場所』を作る【アソプロ】という活動の代表をしています。

他にも「ママチャリで日本一周」したり、400組以上が参加する「子育てコミュニティ」や「バスケスクール」の運営をしたり、子ども達と「無人島サバイバル合宿」をしたり、800人以上の場で「校長先生」を務めたりしています。

さて、今回は「僕といつも遊んでくれる子どもたちは、"天才"しかいない」というお話です。

不思議というか、自慢というか…

最後まで読んで頂けたら、子どもの「"天才性"の見つけ方」や「"才能"の引き出し方」などが分かると思いますので、ご興味ある方はぜひ最後までお付き合いください!


子どもが「自律」しすぎ問題

まず前提として(冒頭にも書いた通りですが)、僕は「子ども達と本気で遊ぶ」という活動をしています。

子どもの「興味・好き・やりたい」を一緒に熱狂して遊びます!

本当にいつも遊んでいるだけ…

なのに、みんな驚くほど学び成長していくし、みんな才能の塊で、可能性しか感じない。一緒に関われば関わるほど、知れば知るほど「天才だなぁ〜」と感心させられます。

最近は特に彼らの「成長」に感動したり、一人ひとりの「天才さ」に感激したり。みんなの「自律」に尊敬することが多々あります。

ということで、「どんな子たちと遊んでるのか?」「彼らのどこが天才なのか?」「どうしたら才能を見つけ、発揮させられるのか?」を感じてもらえたらと思って、この記事を書いています。

これから紹介する、僕がよく一緒に遊んでいる子ども達は、みんな個性も性格も特性も人それぞれ違う。地域も年齢も性別もバラバラ。

しかし、みんなに共通してるのは、圧倒的に「自律」してること。自分で考えて判断して行動していけること。さらに他者との"違い"を尊重し、対話できるところ。

また、遊びや遠足では、一人ひとりが当事者意識(=「一緒にこの場を作っている」という意識)が高い。

「これなんだろう?」という好奇心がある。
「とりあえず、やってみる!」という挑戦心がある。

そして、失敗やハプニングさえも「面白がれる」ところや、"今"この瞬間を本気で楽しむ姿勢も素晴らしい。

そんな彼らに僕はいつも驚かされる。感心させられる。

ただ、今回はそういったみんなが持っている「生きる力」みたいなものではなく、子ども達それぞれの違い、「天才性」とでも言おうか、彼ら一人ひとりの個性や、素敵なところを紹介したい。

1.探求の天才

2年前くらいからポケモンカードに激ハマりしている子がいる。きっかけは僕と一緒にやったこと。それからその子は「ポケモンカードの勉強したい!徹夜したい!」とお母さんに懇願。自分でYouTubeを見たり、Googleで検索したりしながら学習し始めた。

そんなこんなでずっとポケモンカードを探求してるのだけど、最近は僕が本気でやっても普通に負ける。

しかし、僕がその子に感激するポイント「僕に勝った」という結果ではなく、それまでの「プロセス」だ。

まず、めちゃくちゃ勉強してること。新しく出たカードもすぐに学ぶ。ポケモンカードの知識量がハンパない。

その新しく学んだカードや膨大な知識を組み合わせて、新しいデッキを創造する。それぞれのカードが、それぞれの効果が互いを活かし合えるか(=相乗効果があるかどうか)を思考する。

さらに実際に作ったデッキが自分の想定通り、戦略通りになるか、他にもっと良い組み合わせはないか、などを自分のデッキVS自分のデッキで一人で戦いながらシュミレーションする。
(基本少なくても10回くらいはやるらしい。)

そのシュミレーションでトライ&エラーを回して、失敗データを増やす。やってみて上手くいかないことから学んで修正する。

これらのプロセスを自分なりにポケモンカードを探求する中で導き出した。その結果、今は倍以上も歳が離れた僕が負かされる。天才だ。

その子が作ったデッキなのだけど、分かる人には分かる…
このデッキの美しさ。考え抜かれた秀逸さ。

2.没頭の天才

また別の子。この子は小学5年生で受験勉強を辞めた。それから僕と一緒に遊ぶようになり、いつも公園でひたすらドッヂボールに明け暮れる日々が始まった。球を投げるのもキャッチするのも驚くほどに上達していく。

ドッヂボールを1年間くらいやった後、彼はバスケにハマった。きっかけは学生時代にバスケ馬鹿だった僕が一緒にやろうと提案したこと。バスケが「楽しい」と感じた彼は、その日から週8でバスケをするようになった。

僕が高校生の時にやっていた練習を教えると、それを家の前で毎日練習。その結果、数ヶ月でドリブルの上手さは、素人から見たらプロのようなレベルになった。

「楽しい!本気でやろう!」となった時に爆発的に練習する、その没頭力が天才すぎる。

だから彼は、いつも僕の想像を遥かに超えるスピードで成長、上達していく。

彼は中2からバスケ部に入ったのにも関わらず、小学生低学年からバスケに触れてる子達と同等レベルになり、試合にも出られるようになった。

今は中学3年生なのだけど、先日一緒にバスケをしたら、学生時代を全てバスケに捧げた僕を追い越しそうな勢いで上達していた。

そして彼は今、バスケ部を引退して、受験勉強に親がドン引きするほど没頭している。もちろん、成績も偏差値も意味わからんくらい伸びているらしい…天才だろ。

ちなみに、その子は絵もハマってた👆

3.数学の天才

また別の子。この子は算数が大好き。「2+2=4、4+4=8、8+8=16、16+16=32……」と暗算で続けていくという計算遊びは、誰しもが一度はしたことがあるだろう。僕も小学生の頃にやっていた。

今、この子は小学2年生なのだけど、この数遊びを「億」の単位まで続ける。

そして、車の4桁のナンバープレートで10を作ったり、2桁×2桁の計算をしたりすることも好きでよく対決するのだけど、本気でやっても半分くらい負ける…

また、この子は実験が大好き。実験に触れられる科学館にお出かけすると、一日中いられそうな勢いで楽しんでる。さらに「何してもいいよ!」という遊び時間でも、階段から球を転がしてその様子を観察したり、水風船が割れる様子を観察したりする。

他にもペットボトルロケットの実験が大好きで、たぶんこの子と僕は、日本で一番ペットボトルロケットを飛ばしてると思う。

なぜか怖いくらい飽きない、深い集中力が持続することに僕はいつも感激する。

この子は、世の中の色んなことを「実験」に変えてしまう。

ピタゴラスイッチも、滑り台で遊ぶのも、アスレチックも、興味を持ったことすべてにおいて、すぐ「やってみる!」と言って実験し始める。失敗も面白がる。

上手くいかなかったことをデータ1として「じゃあどうしよう?」と考える。様々なことを仮説検証し、観察して楽しむ。天才だろ!

「お絵描きしよ!」と絵を描いて渡してみたら、こうなった。

4.運動の天才

また別の子。この子はスポーツが大好きで、運動能力がヤバい。特に球技。

4歳の時に僕が5mくらい投げ飛ばしたボールをキャッチしたり、バッティングセンター球速80kmのボールをバットに当てたり。6歳の時に小学6年生を追いかけ回したり、小学生の入ってからは鬼ごっこの大会で優勝。強すぎて四天王という階級になり、同学年の大会は出場できなくなった。

一番好きで得意なのは野球だが、バスケもサッカーも卓球も、ちょっとやったらすぐに習得していく。この子と僕二人で一緒にスポッチャに10回以上は行ってるが、毎回どんどん上達していく。

この子がスポーツして一緒に遊んでいる時に、僕によく言う口癖は「簡単すぎて面白くない。もっと難しくして!」だ。

この子は遊びの中で、大人からすると一見同じに見えることを何度も何度も繰り返す。ただのキャッチボールでさえ、1時間以上続ける日もあった。

しかし、僕はその繰り返しの中で、色んな動き、身体の使い方を学んでいるのだと思う。「簡単すぎて面白くない。もっと難しくして!」という言葉が、そのことを明らかにしてくれるように思う。

この子は、新しくやるスポーツでは何度も何度も挑戦する。大好きな野球でも色んなことを試してる。

さらにこの子は、様々なスポーツをテレビやYouTubeで観戦してる。そのプロの動きをよく観察して、真似る。学ぶ。それらをすぐ実践する。そしてなぜかそれをすぐに自分のモノにしてしまう…天才じゃん。

画像をタップして、動画見てみ…?(3秒です)

5.対話の天才

この子はお喋りが大好き。僕もお喋りが大好きで、遊ぶ時に誰よりも僕のお喋りに付き合ってくれる。宿泊キャンプをした時にも、夜な夜な焚き火をしながらずーっとお喋りに付き合ってくれる。

最近の出来事や流行りを教えてくれたり、ひたすらくだらないことを話したり、恋愛トークをしたり。たまに学校のウザい先生の話を面白おかしく喋ってくれる。一緒に話す度に思うけど、もうほぼ大人だ。

遠足などの移動中の車内では、「車の中でみんなで楽しく盛り上がれる遊び」を僕と一緒にお喋りしながら発明してくれる。この前は「ギャルごっこしよ!」と言って、道具は一切使わずにトークだけで、車が揺れるほどの爆笑をかっさらっていた。

この子はユーモアさや、お喋り力がすごいだけではなく、他者の話を聴くのも上手い。よく笑うし、相槌もナイスで、この子と喋る人は大人も子供もみんな話しやすそう。

また、遊びを決める時や、揉め事が起きた時には率先して話をまとめてくれる。「君は何がしたい?」とみんなの意見を引き出したり、「〇〇状況だから、□□するのはどう?」とまとめながら提案したりする。

この子の「対話力」は素晴らしすぎる。そして、持ち前の話術とコミュニケーション術で、男女関係なく、色んな人とすぐに打ち解けられてしまう。天才かよ。

この子はたまにLINEを送ってくれる
いつもギャグ線高くてツボ(笑)

6.挑戦の天才

この子はどこでも登っちゃうマン。この世にある、ありとあらゆるモノを登ろうとする。公園にある電灯や道端にある壁などに登ろうとする。

登れない木を何度も何度も挑戦して、1時間以上も試行錯誤して登り切ったこともあった。

とにかく登るのが大好き。その結果、他の子ども達から「サル」と呼ばれたりしている。(その時、この子はだいたいドヤ顔でふりかえる。笑)

また、みんなで遠足でスケートをしに行った時は、一緒に行った初体験の他の子達はビビり気味だったが、この子だけは積極的に挑戦していた。

ひたすら転んでいた。きっとその日のそこのスケート場で一番転んでいた。流石に心配になるくらい転びすぎていた。しかし、その子は心折れることなく、ひたすらに立ち上がってトライし続けていた。

とにかく挑戦しまくった。その結果、何度も立ち上がる、心が折れない、挫けない、死なないということで、「フェニックス(=不死鳥)」という異名で呼ばれている時があった。(笑)

この子は基本、やったことのないことは何でも「とりあえずやってみよう!」とチャレンジするところが素敵だ。

また、好奇心もハンパない。その子が興味を持って一緒にやったモノは、DJ、鉱石、宇宙、ボルダリング、ザリガニ釣り、ロボット、機械の分解、スライム作り、実験、野球、サッカー、アニメ、戦い、筋トレ、ピアノetc…

僕が出会ってからでも数え切れないほど、色んなことに関心を持っている。

さらに興味の幅が広すぎることに加えて、検索を使いこなし、何でも自分で調べる。最近はパソコンを使いこなせるようになり余計に検索が上達。

そして、そこで得た色んな知識や経験を組み合わせて、奇抜なアイデアを生み出したり、新しい発想のルールや遊びを作ったりと、何かを創造することもできる。天才か!

ちなみに、この子はアスレチックにて、
なぜかほとんど正規の登り方では登らない。
(てか、これどうやって登ったの?)

7.洞察の天才

また別の子。この子も興味の幅がめちゃくちゃ広い。

ルービックキューブ、動画編集、サバイバル術、工作、釣り、バスケ、野球、サッカーやらなんやら様々なことに関心を持つ。色んなことをして遊ぶ。

が、それとは別で、
僕が素敵だと思っているところがある。

それは「優しさ」だ。

この子は共感性が高い。人の気持ちを想像したり、感情を読み取って察したりする「洞察力」に優れている。

例えば、この子は、遊びに初めましての子がいて「鬼ごっこする人〜?」と言われたら、ほぼ必ずと言っていいほど手をあげる。しかし、初めましての子がいない時(=普段の遊びの時)には、むしろみんなが鬼ごっこをしていてもやらない、あまり参加しない。

つまり、この子は鬼ごっこは大して好きではないが、「初めましての子が鬼ごっこをしたいのにできないのはかわいそう」と思って賛同しているのだと、いつも感じる。しかも、この子はそれを、小学2年生頃からやっている。

小学生の頃にお菓子をあげたことがない、自分のやりたくない遊びはしたことがない自己中心的の鬼のような僕には理解できない。わけわかめ。

そんな彼の優しさにいつも驚かされるし、感動する。

また、この子は遠足の時には、大人が見損なってる迷子になりそうな子の面倒を見てくれたりする。前に行った宿泊キャンプの時には、みんながすぐに夕飯を食べられるようにと、一人で焚き火を頑張っていたりもした。

僕が主催した「無人島サバイバル合宿」の時には、僕が早く遊びたすぎて、テキトーに建てたテントを直してくれていた。(マジごめんやで。笑)

そしてその子は、遊んでいる時に泣いている子や、困っている子を見つけたら真っ先に駆け寄る。「大丈夫?」と声をかけられる。そんな優しさと強さを持っている。天才やん。

「天才キッズ」はどう育まれるのか?

あまりにも長くなり過ぎているのでここからはさらっと紹介するが、他にも、ずっと工作をしているアートの天才ガール。釣りが大好きな魚の天才ボーイ。笑顔と愛嬌で年上の子達に面倒を見られまくる可愛げ天才ガール。

めっちゃ自由人で社交的で、どっか行ったと思ったら、すぐに知らないおっさんと仲良くなってるフレンドリーの天才ガール。運動と歴史が大好きで、英語ペラペラで、知識の幅が広い(この前は大仏の本を読み漁ってた)学習の天才ボーイがいたりする。

先日に初めて一緒に遊んだ子たちは「戦いが大好でモノマネが得意な恐竜博士の小学2年生」と、「工作の材料ガムテープだけでビールを創作できる5歳」だった。

それぞれの才能、天才性が輝いて見えた。

僕は子ども達と遊ぶ時、「その子が持って生まれてきたモノ」は何か?その子の"今"の好き、興味、情熱は何か?何が得意で、どんな個性、才能、強みがあるのか?をひたすら観察する。

自分の中で仮説検証を繰り返していくうちに、その子の「天才性」が少しずつ解像度が高まり、明確になってくる。

あとはその「天才性」や、その子の「情熱(=夢中)」を楽しく磨けるようにする。その子と熱狂しながら本気で遊ぶ!

ただそれだけを、4年以上ずーっと繰り返してきた。

彼らは僕の想像を遥かに超えた姿を見せてくれている。

僕がこれまで出会い、たくさん一緒に遊んできた子達は、みんな好きなものはバラバラ、できることも違う、個性もみんなそれぞれだけど…

みんなマジで天才だ。

みんなマジで面白い。

みんなマジで最高だ。

みんなちがってみんないい。

そして、僕はみんなが超大好きだ!

一緒に遊んでる子ども達が、みんなもれなくいつも幸せそうでなにより。それが僕にとって一番嬉しい。

そして、みんなと出会えたことが、
僕にとって最高に幸せだ。

みんなが僕の人生を豊かに、そしてカラフルにしてくれていると、いつも思う。みんなの存在が僕の人生を、100倍楽しく面白くしてくれていることは間違いない。

一緒に遊んで笑い合ってる思い出が僕の人生において「最高の宝物」であり、みんなとの繋がりが「人生最大の財産」だと心から思ってる。

みんな本当にいつもありがとう!

みんな大好きだぜぇーーー!!!

みんなこれからもよろしく〜!!



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