子育ての"力み"を緩める極意
こんにちは!
「遊びで人は育つ」を信念に、子ども達と毎日遊んでいる遊太郎です!
東大ママの民間学童で約3年務めた後、21歳で独立し「失敗に強い子を育む」をコンセプトに子ども達が『"今"を本気で遊び・学び・成長する居場所』を作る【アソプロ】という活動の代表をしています。
他にも「ママチャリで日本一周」をしたり、400組以上が参加する「子育てコミュニティの運営」をしたり、子ども達と「無人島サバイバル合宿」をしたり、800名以上の空間で「校長先生」を務めたりしています。
さて、今回は「子育ての"力み"を緩める極意」をテーマにお話します。
というのも、先日このテーマでライブをしたところ、かなり好評だったのでその内容を読みやすくしてシェアします!
子育てで「忙しくて大変…」「つい、頑張り過ぎてしまう…」「子どもにイライラしてしまう…」「もっと躾や勉強をやらないと…」「なんか不安…」
そんな子育てに切羽詰まったり、力み過ぎたりして悩んでいる親御さんに読んで頂けたら嬉しいです。
この記事で紹介するのは、明日からすぐ簡単に誰でもできる裏技であり、「子育てを力まずに親である自分を大切にして、日々を楽しみながら子どもを幸せにする」ための極意が詰まっています。
子育ての"力み"を緩める極意
「子育ての"力み"を緩める極意」は子育てをしていない僕はもちろん語れないので、素敵なママさんをゲストに子育て対談。
インクルーシブフェス主催したり、コピーライターをしながらコンセプト塾の代表、ブランディングプロデューサーであり、仕事バリバリしながら二児の母でもあり、とても軽やかに子育てをしているしのぶさん!
(※しのぶさんについて詳しくは↓)
対談中には「イチローの父ちゃんって暇だよね。」「世の中の理想の"お母さん像"はクソ喰らえ!」などの話をしながら、子育ての本質や親がラクになる裏ワザ、仕事と育児のバランスを取る秘訣が出てきました。
さて、ここから本題です↓
①子どもの評価と親の評価を分ける
子育ての力みを緩める極意一つ目は「切り分け思考」
子どもの評価と親の評価を分けて考えましょうということです。
子どもが片付けができない、勉強が苦手、感情が昂るとすぐに手を出しちゃう…
そんな問題がすべて「子育てのせい」「親の育て方のせい」は間違い。
子どもは学校や習い事、その友達など様々な環境で影響を受ける。また、子どもの先天的な個性も確実にある。すべてを親のせいにするのはかなり乱暴。親の育て方が悪いがわけではない。
兄弟で全く違う子に育つことがそれは物語ってるでしょう。
ちょっと厳しいことを言うと、もし子どもが高成績、超優秀だったとしても、それがすべて親の育て方のおかげな訳ではない。それは自意識過剰であり、むしろおこがましいのかもしれない。
その親子の評価を同一に考えたり、子どもを創り上げる作品のように捉えたりする思考が、子育ての辛さや力みを生む原因になる。
本来、「子育てはコントロールできない」という前提に立つこと。子どもの成長や学びのプロセスは狙い通りにならないことを改めて認識するのが大切。
もっと言うと、「誰かの人生を思い通りにすることは不可能」という、あたりまえに立ち返ることが大切。
その上で、子どもの評価と親の評価を切り分ける。
もし今、子どもに問題と感じていることがあったとしても「大人になる時には治るだろう。これもまた思い出だ。」くらいに、ある種すこし楽観的に捉えるくらいの脱力感がちょうど良いのだろう。
②「自分に合った愛情表現」を見つける
子育ての力みを緩める極意二つ目は、
「我が家にベスト思考」だ。
つまり「自分と我が子に合ったベストな愛情表現」を見つけましょうということ。
子どもに習い事を沢山させてあげた方がいい、絵本は読めば読むほどいい、勉強を教えてあげる、スポーツをしてあげる、一緒に遊んであげる…
そんなことはしなくていい!
そういった世の中が勝手に生み出してる"お母さん像"はクソ喰らえ!
世間的な常識(親はこうあるべき、これするべきなど)に縛られなくていい!
親だって人間ですから、親である前に人ですから。
子育ても完璧じゃなくていい!!
普段はそんなことないのに子どもに対しては過剰にイライラしたり、他人には優しくできるのに子どもには過度に厳しくしてしまったりする原因は、あなたが悪い人、ダメな人なわけではなく…
「子育てになると、つい、100点を求めすぎる」
この完璧主義的な思考が最大の要因。
そして、そうさせている社会が問題。
親が無理して、我慢して、自己犠牲して、親が擦り減っていくという状態は継続性が低い。辛くて続かない。いつかどこかで崩壊する。
そして、無理、我慢、自己犠牲はどこかでストレス過多になる。そのストレスは子どもに伝染するので、長期的に見ると子育てで無理は禁物。
じゃあ、どうすればいいか?
「親である自分」と「子ども」が楽しめる方法(=互いの楽しいが重なる部分)」が最強!
自分にとってベストな愛情表現は、絵本を読んであげることかもれないし、遊んであげることかもしれないし、スキンシップを取ってあげることかもしれないし、1発ギャグで爆笑させることかもしれない。
それは人それぞれで、手段はなんでもいい!
とにかく「親が無理をしない」ことが大切。
そのために世間で勝手に作られた理想を手放すこと。あなた自身の「好き・得意・楽しい」で、子どもに愛情を伝えられる方法を探すことが大切。
そして、その表現方法だけに集中すること。それ以外の世間で言われる常識「〇〇するべき、ねば」を無視することが重要なんです。
③「捨てる勇気」を持つ
子育ての力みを緩める極意の最後は「引き算思考」
「手放す勇気、捨てる勇気」を持ちましょうということ。
超有名ベストセラー本「嫌われる勇気」ならぬ「捨てる勇気」です。
これも②の話に近いですが、
"世間の理想"や、"完璧な子育て像”は一旦無視!というか完全無視!!
まずは「自分が本当に大切なこと(人生哲学や価値観)」と、「今の子どもが本当に大切なこと(好き、興味、夢中など)」を明確にする。
そして、それ以外のことは、一旦すべて捨てる。
すべて排除してみる。一度リセットしてみる。
そうすることで、
親自身の「時間の余白」と「心の余裕」が生まれる。
結局は子どもにイライラしたり、子育てで謎の不安に襲われる多くの要因は、「切羽詰まって余裕がないという状態」にあるんです。
なので、子育ては「親の余裕」を生むことが超大切。
そのために、大切なこと以外すべてを手放す。捨てる。
しかし、捨てるのは勇気がいること。
「手放すのが怖い…」
そんな親御さんに朗報。
『超一流』の子育ての"意外すぎる共通点"
それは「あきらめ上手」ということなんです!
野球の大谷翔平、将棋の藤井聡太、体操の内村航平、テニスの錦織圭、フィギュアスケートの羽生結弦などの親御さんはみんな、積極的に手放したり捨てたりしているんです。
つまり、藤井聡太の親御さんは主要教科の勉強を捨てて、山や川の名前を覚えることに集中させたという話。
子育ての本質は「足し算」ではなく「引き算」。
「〇〇学ばせなきゃ、〇〇も体験させなきゃ」と、あれもこれも思考、つまり「足し算」的な発想になったら子育ては負け。
『子どもの夢中を大切にする環境』を作るために、何をやめるか、何をあきらめるか、何をやめるか、何を捨てるか、何を手放すか。
あえて「しないこと」を決めること。
何かを手放したり、捨てたり、あきらめたりする「引き算思考」が大切。
なぜなら、「させた方がいいこと」なんて考え出したら無限だから。この世の学問はあり過ぎて、この世の全てを体験させるなんて不可能だから。
足し算的な発想になった親の末路は、頑張りすぎ、無理しすぎで自分が崩壊する。「あれもこれも」という子育ては、そもそも無理ゲーなのは明らかでしょう。
子育ては「親自身が幸せ」であることが全て。
親が幸せであること、自分自身がたっぷり満たされていることが、子育てで最も重要な「良好な親子関係」にも繋がる。
だからこそ、親の「自分時間」が大切。
親の「余白と余裕」を意識的に作り出すことが大切。
そのために「引き算思考」が超大切なんです。
「自分の大切なこと&子どもの大切なこと」を明確にして、それ以外は一旦リセットする。
この「捨てる勇気」こそが、子育ての力みを緩める極意の中枢。
誰でもできる裏ワザであり、「子育てを力まず、親である自分を大切にして、楽しみながら子どもを幸せにする」ための極意なのだろうと、しのぶさんと対談していて思いました。
一流を生んだ子育てから学ぶ「捨てられる勇気」
今回のしのぶさんとの対談ライブでは、大谷翔平さん、イチローさん、体操の内村航平さん、宇宙飛行士の毛利衛さんなどの子どもの頃のエピソードが出たのですが、その時に僕が「捨てた方が良さそう」と思ったものを一覧でまとめました。
ぜひこれらを書き出して手放してみてくださいね!
まとめ
・子育ては「コントロール不可」という前提に立ち返る。
・親が無理しないこと(=余白)が大切。
・子育ての本質は「足し算」ではなく「引き算」。
・自分と子ども互いにハッピーな愛情表現を見つける。
・「親子にとって大切なことを大切にする」ために何をやめるか、何を手放すか。
・「子どもの夢中を大切にする環境」を作るために何をしないか、何をあきらめるか。
子育てにおいての「捨てる勇気」を持って、大切なことを大切にする幸せな子育てをしていきましょう!
そして、子どもと一緒に楽しく幸せな日々を過ごしていきましょう!
(※ライブを見たい方こちらから↓)
https://www.instagram.com/reel/DAlapy6PAgw/?locale=ja_JP
対談したママさんしのぶさん紹介
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