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産休・育休って人それぞれ 〜人に寄り添った制度で取得・復帰率100%〜

先日、会社案内パンフレットに使用する写真についての記事に登場した北村さんと北村さんの息子さん。

のぶこさん

記事読んでないなぁ…という方はぜひこちらの記事をご覧ください。

北村さんは現在、お二人のお子さんの育児とマネージャー業を両立されているワーママさんです。

そして、アクティングの産休・育休取得者、第1号です。2回の産休・育休を取得され、復帰しています。

現在、アクティングでは男性・女性問わず産休・育休の取得率は現在100%!!そして、産休・育休からの復帰率も100%です。

と、誇らしいことの様に書いていますが、これって本来は当たり前のことなんですよね。

今ではアクティングでも産休・育休の取得は当たり前になっていますが、最初はわからないこともたくさん。戸惑いも多かったそうです。

そこで当時のお話や、産休・育休について、子育てとキャリアの両立についてなど、色々と北村さんにお話しを聞いてみました。


のぶこさん

◎流行語大賞になりそうなくらい「散歩」してた

杉山:こんにちは。宜しくお願いします。

北村:宜しくお願いします。

杉山:今日は、産休・育休について、ママさんのキャリア形成についてお話を伺わせてください。

北村:緊張する~!

杉山:北村さんはお子さんがお二人いらっしゃると思いますが、お一人目、お二人目の産休、育休は何か違いがありましたか?

北村:全然違う!!!一人目の時はアクティングの中で初めての産休・育休取得という事で、手続きもどうしたらいいのかわからないし休む期間もどのくらい取ればいいのかも分からない。何も整っていない状況でした。

杉山:そうですよね。社員に既婚者もほとんどいなかった時期ですよね。

北村:そうそう。社員数も今よりも少なかったしね。

杉山:初めてのことだらけで大変だったんじゃないですか?

北村:大変だったよ。まだまだ人に仕事がついている状態だったから、私しか出来ない仕事もたくさんあった。

杉山:そうなると、休むのも一苦労…というところじゃないですか?

北村:当時、堀立さん(現在のSチームマネージャー)が入社してすぐのタイミングだったんだけど、無理やり堀立さんに仕事を引き継いだ感じになってしまった。だから、産休・育休中とはいえ会社のことが気になる…。そんな状況でお休みに入ったから、どうしてもわからないこととか引継ぎ切れていなかったこと等は、電話やLINEで連絡をもらう事もあったし。

でも、これは私が整えられずに抜けたのが、全て悪いので「ごめんね」って思いながらいつも電話に出てた感じだったかな…。

だから、家が近かったから「散歩」と称して生後2か月目くらいから子供を連れて会社に顔を出しに来てた。これはいいことではないと思うけどね。

流行語大賞になるんじゃないかって思うくらい「今日、散歩なんです」って言ってた(笑)

お散歩に来たときはみんなが寄ってきます
(かわいい…)

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杉山:散歩!散歩と言いつつ、会社のことが気になるから来ちゃう…という感じですね(笑)

北村:まぁ、本当に家から近かったしね。でも、今考えると本当によくなかったと思う。ただ、その経験があったから「このままじゃダメだ!」って思えた。産休・育休で休む人に同じように「散歩」はさせたくないなっていうのがあった。私だから伝えられること、やれること、準備を整えるとか…そういうのは一人目の経験を経て「考えないといけない」って意識が変わったかな。

杉山:経験したからこそ…というところですね。

北村:そうそう。だから二人目の時は「散歩」には来てない!私についていた業務はチームとしての業務に全部切り替えていって、それぞれの役割、ポジションの人にやってもらいながら、覚えてもらってチームとしてやってもらえるように進めたので、二人目のときは仕事の連絡が来ることもなかったよね。本当に子どもに向けた時間を過ごせた。だから、全然違ったかな。同じ制度かって思うくらい(笑)


◎同じママ・パパとしてのコミュニケーション

元気いっぱい

産休に入る直前の北村さん。パワフル!

杉山:北村さんのお一人目の産休・育休以降、何名かお休みを取っていらっしゃるじゃないですか。その人達がお休みを取りやすくなるように働きかけたこととかって何かありますか?

北村:ポジション的にマネージャーなので、産休・育休を取るという人が出てきた場合に情報がいち早く入る立場なんですよね。だからその社員の所属しているチームのマネージャーに、私のときのような状態にならないように働きかけとか話し合いは結構したかな。

産休、育休期間は子供に向き合う期間にしてあげたいから、それまでに整えてあげて欲しいとか周りのメンバーでフォローしてあげて欲しいとか。

「こう出来たらいいな」では、そうならないと思ったから「こうして!」っていう風に、そこに向けてどうするのかを産休を取るまでの間に話をしたかな。

男性社員の奥さんが妊娠したときも、本人と話をして本人が休みたいっていう事であれば、私から所属チームのマネージャーに働きかける様にしていました。

杉山:チームを越えての働きかけもしていらっしゃるんですね。

北村:チームは違うけど同じママ・パパというところでのコミュニケーションは結構はかったかなと思う。所属チームのマネージャーもわからない事も沢山あると思うし、「北村さんがそうだったから他の人たちもそれでいいよね?」みたいにはなりたくなかったから、こうして欲しいという話は個別に結構したかな。

杉山:北村さんが「こうして欲しい」と伝えた時って、相手はどんな反応なんですか?

北村:ご自身もお子さんがいらっしゃるのもあって、理解をしてくれた。「え?」みたいな反応はなかったかな。「そう思う。そうした方がいいよね」っていう気持ちは理解してくれた。そこで討論になるみたいなことはなかったかな(笑)

杉山:理解を示してもらえるのって嬉しいですよね。本来は当然のことだとは思いますが…結構、世の中的には理解してもらい辛いこともあるようですしね。

北村:その都度、相手の状況に合わせて話していっていて…。私もその次に産休・育休を取った社員も二人ともフルタイム勤務で戻ってきたけど、それが当たり前だと思われたくないと思っていて。だから、他の社員が産休・育休から戻ってくるときには時短勤務も選択肢として提案した。私だけをモデルケースとして捉えず、他の選択肢もある事を知ってもらいたいと思った。

杉山:確かに…。誰かがこうだから全員こうしなさい!では通用しないですもんね。

北村:そうそう。そういう意味では、今何人か産休・育休を取る社員も増えてきているから、いろいろなモデルケースも増えてきて多角的に見れるようになってきたかなって思う。最初は私だけだったから、それが全てだと思われてしまうから「そうじゃないんだよ」っていうことも伝えるようにしてきたかな。

杉山:一人ひとり状況も環境も違いますよね。

北村:そうそう。だから誰か1人だけのモデルケースだけで決めたり判断するのは良くないし、そうならないようにしないといけないと思っています。

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さて、ここまでは、北村さん自身の産休・育休から社内への働きかけについてお話を伺いました。

その他にも今後の取組みや理想像についてもお話を伺っていますが…長くなりそうなので、今回はここまで!

この続きは次回の記事でお届けしたいと思います。
おたのしみに!

本日もご覧いただきありがとうございました。
またお待ちしております。

つづき(次回の記事)はこちら


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