炊飯器でつくってみてわかった、手づくり甘酒が失敗しやすい理由とその対策
今まで、甘酒は市販のものを飲むか、自分でつくるなら甘酒メーカーでつくっていました。
お恥ずかしながら、チョー一般的な炊飯器でつくる方法は試したことがなかったのです。
よく、イベントなどで耳にする言葉。
「甘酒を手づくりしてみようと思ったら、失敗しちゃうのよね~」
面倒と思って、やめちゃった、という方が多かったのです。
甘酒の手づくりは何度も自宅でしていましたが、そういったご意見には「炊飯器の機種によってできないものもあるみたいなんですよ~」と、なんともふわっとした回答しかできませんでした。
そして、ついに!早く試しておけよ、という感じなのですが、2週間前くらいに炊飯器で作ってみたのです。
そうしたら、、
はい、失敗しました~!
見事に、失敗。
その失敗の原因を整理してみると
・保温モードにしたときの温度が上がりすぎた
・定期的に温度を測ることを怠った
以上の2点があげられます。
保温モードの温度の上がりすぎは仕方ないとして、定期的に見るのを怠ったのはわたしのめんどくさがりのクセが出てしまいました…
ただ、定期的に温度を測るのって正直みんな面倒じゃない?と思うのです。
ちなみに、温度が上がりすぎると何がダメかといいますと。
麹菌や酵素というのは、温度が上がりすぎると機能を失ってしまったり死滅しちゃいます。
およそ、60度くらいが最適なのですが、70度を超えるとほぼ壊滅的。
たんぱく質が主な構成要素なので、その後に温度を下げても戻りません。
卵を焼いて目玉焼きにしたら、もう元の生卵に戻らないのと一緒です。
今回、わたしはこちら↓のレシピでつくったのですが
■材料
乾燥米麹 100g
ご飯 200g
水 300ml
■つくり方
材料全てをよく混ぜ合わせて、炊飯器に入れる
8~10時間待つ(2時間おきくらいに混ぜる)
8時間も甘酒に付きっ切りなんて、自宅ではできないですよね。
どうしたもんかなあと考えた結果。
倍量でつくってみることに!
そうすると、保温時間中放置しても問題なく出来上がったのです!
炊飯器の種類によって異なりますが、たいていご家庭にある5合炊きの炊飯器だと、こちら↓の分量がおすすめ。
■材料
乾燥米麹 200g
ご飯 400g
水 600ml
先にご紹介したレシピは3合炊きなどの一人暮らし用だといいかもですね。
ということで、結論。
もし、こちらの記事をご覧になっている方で甘酒を炊飯器でつくって失敗したよ、という方はぜひ、前回の2倍量でつくってみてください!
発酵のこと、毎日更新中。コメントにてネタや知りたいことも随時受け付けています♪ わたし自身も学びながら書いていますので、みなさんも一緒に発酵のものしりになりましょう^^