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人生2度目の休職生活


 みなさんご無沙汰しております。以前の記事にて「何の予告もなく更新が1ヶ月以上止まったら死んだと思ってください」と書いたところですが、まさにその通り、死んでいました。ようやく記事を書く気力と時間が生まれてきたところです。


 結論から言えば、現在休職しています。2年ぶり2度目の休職生活に突入です。今回は、休職にいたった経緯のご報告と、今後の展望についてお話させてもらおうかと思いますのでお付き合いください。



9月:90時間残業でも気力はある

 以前書かせてもらったとおり、9月は90時間程度残業をしました。数値上は78時間とかそんな感じだったと思うんですけど、毎朝の準備や夜の片付けがカウントされていませんので、実質の残業時間は90くらいでした。

 とはいえ、8月までは比較的ゆったり生活で体力も余っていましたし、マイナポイントの対象となるカードの申請期限が9月末(当時)だったこともあり、ラストスパートと意気込んで駆け抜けることができていました。

 そのあたりのことは記事でまとめていますのでそれを参照してください。


 結局、数値上の残業時間は80時間を超えませんでしたから、私の残業は「ただの残業」扱いになって翌月以降もこき使われることとなりました。



10月:日本一周を差し引いて60時間

 マイナポイントの対象となるカードの申請期限が12月末に延長となったことを受けて客足地獄化が予想されましたが、当初はそうでもなくて、一時的に静まり返りました。

 ところが、保険証利用をマイナンバーカードに一本化するという大臣発表があってからは問い合わせが激増、中旬あたりから地獄化が始まりました。ちょうど地獄になるかな?どうかなあたりで日本一周後半戦を挟み、帰ってきたら地獄だったという10月でした。


 この月は、休日出勤こそ少なかったものの、窓口対応以外の事務作業や、若手職員が参集された業務改善プロジェクトにて忙殺され、平日の残業時間が増えました。窓口部署って市民対応によって日中はまとまった時間がとれませんでして、じっくりと考えて組み立てていくような仕事は業務時間にしないと進まないんですよね。

 その結果、月の残業時間は60時間となりました。めっちゃ減ったじゃん!って思われるでしょ?思い出してくださいよ。私は1週間日本一周によって休んでいたんですよ。出勤日数が約10日減ったにも関わらず残業時間がこの減り幅ということなので、1日あたりの残業時間が増えていました。


 ちなみに、ほかの同僚は月の残業時間が数値上80時間を少し超えたことによって「過剰な残業」と認定され、翌月以降は厚遇されるのでした。



11月:起きれなくなって60時間

 10月の終わり、日本一周にて仕事から距離を置いて以来私の心身の調子がおかしくなり始めました。ちょうど更新が止まり始めた時期ですね。仕事に対してモチベーションが上がらないというか、長時間労働が前以上に苦痛に感じるというか、とにかく心身がしんどくなってきたんですよね。同僚からも顔色が悪いと言われることが増えてきました。


 一番顕著に出てきた不調が睡眠ですね。眠れないし起きれないんですよ。残業地獄で布団に入れる時間がそもそも遅いのに寝付けない、寝たら寝たで朝は体が鉛のように重くて起きあがれないという…。その結果、出社時間がメキメキ遅くなっていきました。

 朝準備のため1時間弱早く来ていたことが幸いして、最初は定刻ギリギリに滑り込むみたいな生活ができていたのですけど、中旬~下旬あたりになるとそれも難しくなり、遅刻を繰り返すようになりました。だいたい週に2~3回程度は定刻に出社できず、11時前に出てくて後から時間休で埋めるという生活でしたね。それでいて残業は増加の一途でして、残る時間は22時までとか。あと、休日出勤も何度かありました。


 その結果、月の残業時間は60時間で前月と同じ水準でした。休日出勤込みで60時間なので、日あたりの残業時間は減ったんでしょうけど、心身の消耗が激しく、体感的なしんどさは10月以上でした。てか、遅刻で出社して遅くまで残業するって本末転倒やんって感じでしたね。



12月:ネグレクトが見えた25時間

 12月に入ってからも遅刻は止まらずに、もはや伝統芸能と化してました。私生活にも影響が出始めまして、まず風呂に入らなくなり出しました。風呂ってめんどくないですか?頭洗って乾かしてって作業がめんどすぎる。あと湯船に入ったら確実に寝るのが怖くて入れないというような。

 そもそも家について荷物下ろしたら疲れ切って起き上がれない。起きてるけど起き上がれない状態を続けてそのまま寝落ちるというのを繰り返しました。当然歯磨きもできておらず…。


 こんな状態でまともな家事などできるわけもなく、過去一散らかっていき、いたるところに服が散乱、空のカップ麺の容器がシンクに鎮座、皿は桶に積み上がり、床は埃まみれ。夏だったら虫が湧いていました。あ、これが噂にきくセルフネグレクトの第一歩かも。と危機感を覚えました。


 あと、明らかに優しくなくなっている自分に気がつきまして、表情・口調が荒れて来たんですよね。結果、市民ともめ事みたいなことを何度かやりました(投書もされた)し、同僚に対する口の利き方も乱暴になっていたような気がします。


 そんな感じでもうめちゃくちゃな12月は、上旬の時点で残業が25時間を超えていました。ペース的には1日4時間弱…。



ドクターストップで休職

 そして先日精神科を受診しましたら抑うつ状態と診断されまして、休養を指示されました。2年ぶり2度目の休職となり、今のところは配属された全部署で休職を経験していることとなります。

 ただ、前回(2年前)と違って今回は重症化する前に休養したので、回復スピードは前の比にならないくらい早いです。診断直後の数日間は、事情を話して実家へ帰り泥のように寝ていました。ある程度回復したら自宅へ帰って家の片づけを実施。ようやく家がきれいになってきたところです。


 家がきれいになってくると気力も湧いてきて、気力が湧いてくると時間が余るようになってきて、外出もできるようになりました。現在は自宅と実家を往復しながら休養し、余力があれば溜まっていたことを片付けているという感じです。



正直安心した

 現在は、正直安心したって感じです。早めに休めてよかった。

 このまま仕事を継続していたら、相変わらず週2・3回の遅刻と22時までの残業だったでしょうし、身の回りのことは完全放置でどんどん衛生状態が悪くなる。加えて対人関係・職場関係も悪化したでしょうし、私自身がこの状態に耐えられなかったのではないかと思います。この状態が継続したら、前回レベルの重症化リスクもありました。

 睡眠の乱れがまだ抜けておらず、薬なしではなかなか寝付けない日々が続いていますけど、前回のような半年間休職にはならない気がします。何事も早期対応が効果的ですね。



とりあえず年内は自分の人生を

 そんなわけで、年内はゆっくり休ませてもらい、自分の人生を生きたいと思います。マイナンバーカード・マイナンバーカードと忙殺されて、自分を失っていたんじゃないかと思います。

 忙殺 ・・・ 心 を 亡くし 殺される

 忙しさから離れさせてもらい、生き返ります。

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