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酒のつまみになるブログ by ACORN Ltd.

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ウイスキー専門店!有限会社エィコーンのオフィシャルnoteです。たまに更新するかも…
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ブランデーの原酒はこうして造られる、その①~マルス穂坂ワイナリーの渾身のワイン造り~

ブランデーの原酒はこうして造られる、その①~マルス穂坂ワイナリーの渾身のワイン造り~

有限会社エィコーンのカエです!ご無沙汰しております。
個人的な事情で恐縮ですが、産休・育休を取得し、無事復帰いたしました。久々に"酒のつまみになるブログ"の更新です!またどうぞよろしくお願いいたします~😊

さてさて、弊社のSNSアカウントをフォロー頂いている皆様の中には既にご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、ブランデーの魅力を普及すべく、Instagramにて『めくるめくブランデーの世界

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秘境で目覚めの時を待つ銘酒?!井川蒸溜所訪問記

秘境で目覚めの時を待つ銘酒?!井川蒸溜所訪問記

皆さまご機嫌よう!有限会社エィコーンのカエです✌
今回は、界隈で話題沸騰中!の井川蒸溜所に、弊社社長と若が突撃してきた模様をお伝えしますよ~!!

ニューボーンを飲まれた方もいらっしゃるかと思いますが、その品質の高さから、今大注目の井川蒸溜所。しかし、まだまだその実態はベールに包まれたまま…

この辺りのベーシックな疑問から明らかにしていきましょう!!

まず、井川蒸溜所の所在地ですが、静岡県静岡

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鹿児島蒸溜所巡りその⑦最新技術と情熱の交差点!大きな可能性を秘めた火の神蒸溜所

鹿児島蒸溜所巡りその⑦最新技術と情熱の交差点!大きな可能性を秘めた火の神蒸溜所

皆さまこんにちは!有限会社エィコーンのカエです✌
さてさて、鹿児島蒸溜所巡りもいよいよラスト!
本坊グループ、薩摩酒造・火の神蒸溜所に訪問した様子をお届けいたします!

上の写真をご覧頂ければおわかりになるかと思いますが、この蒸溜所はできたてホヤホヤ(訪問したのは2023年5月頃)。2023年2月に蒸溜を開始したばかりです。

新興蒸溜所が乱立する中、なぜウイスキー製造を開始したのでしょうか?

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鹿児島蒸溜所巡りその⑥―津貫蒸溜所訪問記―本坊酒造エースブレンダー・草野氏に導かれるままに

鹿児島蒸溜所巡りその⑥―津貫蒸溜所訪問記―本坊酒造エースブレンダー・草野氏に導かれるままに

本坊家の歴史についてざっと教えて頂いた後は、いよいよ蒸溜所見学!

モルトの入手は、イングランド、スコットランド、ドイツ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、日本(南さつま市産)などさまざま。
ピーテッド:ノンピート=3:7。

麦の品種はよく変えているそうで、この時はコンチェルトからロリエットへ移行したところでした。(訪問したのは2023年5月下旬でした!)生産効率、アルコール収量とも良

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鹿児島蒸溜所巡りその⑤―津貫蒸溜所訪問記―本坊家の華麗なる歴史と2拠点でのウイスキー製造に至るまで

鹿児島蒸溜所巡りその⑤―津貫蒸溜所訪問記―本坊家の華麗なる歴史と2拠点でのウイスキー製造に至るまで

こんにちは!有限会社エィコーンのカエです!
今回は本坊酒造株式会社マルス津貫蒸溜所にお邪魔してきた模様をお伝えしていきますよ~!

津貫蒸溜所と言えばこの塔!!この中はどうなっているかというと…

「マルス」=「ウイスキー」、のイメージを強く持たれている方も多いのではと思われますが、本坊酒造は、かねてより、時代の変化に合わせて様々な産業に携わり成長を遂げてきた、津貫発の一大企業なのです。

津貫発

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鹿児島蒸溜所巡りその④発酵を究める職人集団へ―西酒造訪問記―

鹿児島蒸溜所巡りその④発酵を究める職人集団へ―西酒造訪問記―

どうも!有限会社エィコーンのカエです!
嘉之助蒸溜所の次は御岳蒸留所を保有する西酒造様にお邪魔しました!この記事ではその模様をお届けしたいと思います🥰

西酒造の歴史とウイスキー製造に至るまで創業は1845年。現在の社長、西陽一郎氏は八代目蔵元にあたります。歴史ある会社ですね!!
焼酎を造ってきたようですが、ずっと、ウイスキー、ワイン、日本酒も作りたいという思いがあり、それがここ二、三年でようや

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鹿児島蒸溜所巡りその③複数の蒸溜器から生み出される多彩なスピリッツ―二代目社長・小正嘉之助氏の夢を受け継いで、鹿児島から世界へ―

鹿児島蒸溜所巡りその③複数の蒸溜器から生み出される多彩なスピリッツ―二代目社長・小正嘉之助氏の夢を受け継いで、鹿児島から世界へ―

有限会社エィコーンのカエです!ここからはいよいよKANOSUKEにフォーカスしていきますよ~!

小正家がウイスキー製造を開始するに至るまでの経緯
到着したのは小正嘉之助蒸溜所株式会社。

先ほどまでいたのは、小正醸造株式会社の日置蒸溜蔵。

ここで、「あ、別会社なのね」ということがわかります!そうなんです。この社名から、小正家の事業の変遷を見て取ることができますので、まずはそちらをご紹介しますね

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鹿児島蒸溜所巡りその②複数の蒸留器から生み出される多彩なスピリッツ―二代目社長・小正嘉之助氏の夢を受け継いで、鹿児島から世界へ―

鹿児島蒸溜所巡りその②複数の蒸留器から生み出される多彩なスピリッツ―二代目社長・小正嘉之助氏の夢を受け継いで、鹿児島から世界へ―

こんにちは!有限会社エィコーンのカエです!

今回は鹿児島の4つの蒸溜所を訪問してきましたので、その模様をお届けしております。その①では、鹿児島でのウイスキー造りの土台となっている焼酎造りに焦点を当てました。この記事では最初に訪問した小正醸造日置蒸溜蔵、そして次の記事(③)で嘉之助蒸溜所をご紹介していきます。

焼酎を主に製造している日置蒸溜蔵。

実はここで、グレーンウイスキーも製造しているんで

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鹿児島蒸溜所巡りその①ウイスキー造りの土台となる焼酎造り

鹿児島蒸溜所巡りその①ウイスキー造りの土台となる焼酎造り

みなさんこんにちは!有限会社エィコーンのカエです!

先日、鹿児島の4つの蒸溜所を見学して来たので、その模様をお届けしようと思います。
どの蒸溜所も、もともとは(現在も)焼酎の造り酒屋。焼酎造りで得られた知見や技術、資産がウイスキー造りにも活用されていたということが、とても興味深いポイントのうちの一つでした。

という訳で、これからお届けする蒸溜所探訪記は、焼酎造りと切り離すことはできないため、ま

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クラフトだからこそできる柔軟な造りをーhanko屋さんのhonkiー新潟亀田蒸溜所訪問記

クラフトだからこそできる柔軟な造りをーhanko屋さんのhonkiー新潟亀田蒸溜所訪問記

こんにちは!有限会社エィコーンのカエです!今回は新潟亀田蒸溜所にお邪魔してきた模様をお届けしたいと思います!それでははじまりはじまり~~

ウイスキーファンの皆様はご存知の方も多いかもしれませんが、実は新潟亀田蒸溜所の母体は、ハンコ業界でシェアNo.1を誇る、「ハンコの大谷」。株式会社大谷が90%超を出資している、大谷の子会社でございます。どうりで玄関がなんか事務所感が強い。(偏見)

中に入ると

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有限会社エィコーンのオフィシャルサイトができました!!

有限会社エィコーンのオフィシャルサイトができました!!

皆さまごきげんよう!有限会社エィコーンのカエです!

少し前にTwitterでもご紹介しましたが、弊社の公式ホームページが完成しましたよ~!

このサイトの見どころは2点。

1点目は、過去のどんぐりラベルなど、弊社のオリジナルリリースのラベルを一覧できるところ。

2点目は、弊社輸入ボトラーの解説が一覧できるところ。

過去のラベルを見返すと、こんなものがリリースされた時代もあったのか~…なんて

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すべての人に美味しく飲んで頂ける酒造りをー安積蒸溜所探訪記ー

すべての人に美味しく飲んで頂ける酒造りをー安積蒸溜所探訪記ー

皆様ごきげんよう!有限会社エィコーンのカエです。これまでブログを書いてきたスガと同一人物です。今年から下の名前でやらせてもらいます😋改めましてよろしくお願い致します!

さて、今回は福島県郡山市にある、安積(あさか)蒸溜所にお邪魔してきました。Twitter界隈では #あずみじゃないよあさかだよ  で有名(?)。実は私、同蒸溜所の原酒はあまり経験が無く、HPで得られた程度の知識で見学に臨んだのです

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アロハウイスキー/デイビッド・ツジモト氏、エィコーンの若/セイシューさんと行く、広島珍道中(2/3)😋

アロハウイスキー/デイビッド・ツジモト氏、エィコーンの若/セイシューさんと行く、広島珍道中(2/3)😋

さてさて、ホテルを出て、酒屋さんへ出発!

ということで、広島といえばあの酒屋さん!弊社もお世話になっている、某リカーランドまで、30分の道のりを歩いていくことに。
「リカーランド」でピンときたそこのあなた!かなりの猛者ですね…?‼

広島市の中心部と言える大通りを三人でぶらり行く。時期は12月中旬でしたが、寒すぎず、天気も良く、心地よいお散歩でした。
デイビッドは所々で「ここは博多のキャナルシテ

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アロハウイスキー/デイビッド・ツジモト氏、エィコーンの若/セイシューさんと行く、広島珍道中(1/3)🤩

アロハウイスキー/デイビッド・ツジモト氏、エィコーンの若/セイシューさんと行く、広島珍道中(1/3)🤩

“Hi”

いつものポーズでゆっくりと現れたのは池袋Aloha Whisky Barのオーナー、デイビッド・ツジモト氏。(以下デイビッド)

“Hi”と同じポーズで挨拶を返した私、スガ。

皆様にもハーイ!(片手をおばけのようにぬるっと挙げます。三年ほど前にスガが考案し、デイビッドとのお決まりの挨拶ポーズとなったもの。)今回は桜尾蒸留所見学の番外編、蒸留所見学前の空き時間を利用して、広島をたっぷり

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