【人生のほんの1日】20231029 ピティナステップ本番でした
【ピティナステップ渋谷松濤秋季に参加してきました】
今日はピティナステップの本番で、東京まで行ってきました。
ピティナステップは、審査員の先生方から講評をいただける、発表会とコンクールの中間のような位置付けの演奏会です。
私はハイパーアルティミットなアガり症で、大本番で必ずといってよいほど酷過ぎる失態をやらかすので、今年からアガり症克服のためのプチ本番として、ピティナステップに積極的に参加しています。
今日のステップでは、
ドビュッシー グラナダの夕べ
スクリャービン エチュード op.2-1
を弾きました。
【本番朝の練習の最後の方で、初めてのインスタライブをしてみました】
本番当日なので、今朝は起床後、今日の演奏曲だけの練習をしました。
人前で弾く予行演習をしようと思い、ひと通り見直し朝練をした最後の方で、インスタライブに初チャレンジしてみました😊
インスタライブ、その場で直に見られているわけではないですが、やはり「人に見られている意識」で演奏するので、結構緊張しますね。
私のことなので相変わらず数カ所間違えましたが、いい集中度で、最後まで程よい緊張を保って弾き切れました。
インスタライブで間違えた箇所を再度よく部分練習して、あとライブで気づいた後頭部の寝グセとペタンコ髪をセットして渋谷区松濤の会場に向かいました。
【ラフマニノフ自身が弾いたピアノを弾きました】
今日の会場 タカギクラヴィア松濤サロンでは、今日だけの特別仕様で、ラフマニノフ自身がカーネギーホールのリサイタルで弾いた、約100年前に製造されたスタインウェイのピアノが用意されていました!
ちなみに今日の衣装ですが、6~7年以前に買ったDsquared2の大胆なカラス柄のシャツと今季のcomme des garcons homme plus のケモノ系ハーパンでした。
遠方に舞台靴を持参するのがちょっと面倒だったので、今回はスニーカーで弾かせていただきました。
約100年前に作られた楽器だけあって、鍵盤のヒビや継ぎ目、蓋裏のヘアライン傷などがすごく歴史を感じさせますね。
主催の先生が「古い楽器なので、ややコントロールが難しいかもしれませんが、滅多に触れることのできないピアノなので、今日はその経験を楽しんでください」とおっしゃっていました。
私的には、少し弾いたあたりからこのピアノの性格がなんとなく掴めて、あまり弾き難いとは感じないで演奏できました。ペダルが浅く感じるのはスタインウェイ特有なので、これはいつものスタインウェイの感じ。この個体自体は、個人的な感想としては、低音部の小さい音がやや出しにくい(思ったよりも大きく出てしまう)傾向があるように思いました。
ともあれ、ラフマニノフも弾いたピアノを弾けるという一生の中でも得難い貴重な体験をさせていただき、主催者の素敵なお計らいに感謝感謝です!
で、ステップ本番の私の演奏はといえば、朝のインスタライブよりもミスの多い演奏になってしまいました(いつもの本番あるある😅)。が、これまでのステップよりも集中度高く、止まらずに最後まで弾き切れました。
守りの演奏ではなく、自分の表現を伝えられるように、最後まで弱気にならず強い気持ちで弾けた点は自分でもとても良かったと思いますし、審査員の先生方にも表現や演奏に向かう姿勢を評価していただけてうれしかったです。
来週末は別の演目で地元前橋のステップに出るので、引き続き頑張ります😊✨
出番のあとはホッとした気分でランチ。
会場近くのお店で蕎麦粉のガレットをいただきました。
その後、松濤まで来たついでで、青山のコムデギャルソンさんで、取り寄せしていただいていた長袖Tシャツを受け取り、群馬に帰りました。
もう一点、試着してみて気に入ってしまったアイテムも買ってしまいました(Tシャツよりも数倍高いモノ😅)