ラケナリアの花束を贈ってあげる
何度も息を整えて書きあげた手紙に
手になじみ始めた銀色の塊を添え
もう二度と振り返らないと決めて
そっと置いてきてあげたの
こうでもしないときっと。
あの子を見ないでほしい
こっちを向いてほしい
分け与えないでほしい
私だけにしてほしい
気づかないと思った?
誤魔化せると思った?
許されると思った?
愛しているのよ
あなたが憎い
息の根を、
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https://note.com/yanagingin/n/nfcd5ce5b1529
こちらに参加中。71日目。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。