私が思い描く滑稽な夢
私は片親の家庭で育った
離婚して父はいない。
姉と兄がいて兄は何十年も引きこもり
でも何故か離婚後も父と母はそれなりに仲がいい
泣いてばかりの人生
考えても貯まっていく悩み事に疲れ果てて
全てを投げ捨ててまでも消えてしまおうか考えた
伝えても私を助けれくれる人っていないみたい
家族も恋人も友人も
全員が私を私としてみていないみたい
私が思い描く夢を想像してみた
父と母が離婚してなかったら
兄が楽しく生きていてくれたら
恋人が私をすごく大切にしていてくれたら
私が泣いた時、一緒に泣いてくれる友人がいたら
仕事が上手くいっていたら
借金がなかったら
こんな性格じゃなかったら
どんなに私は幸せなのだろうか。
それで目が覚める
現実を知って闇に溶けてしまいたいほど自分を責める
目から涙が溢れて止まらなくなる
生きていたいと思えば思うほど
得体の知らない何かが重くのしかかる
私、普通の生活がしたいだけなのに
家族と笑ってご飯を食べて
恋人との将来を誓って
友人とたわいもない話で笑い転げて
仕事の人といい関係を築いて
自分のためにお金を貯めたり使ったりして
前を向いて笑ってる私がいて
高校生の頃よく言ってたなぁ
あーちゃは将来どうなりたい?と聞かれて
「普通に幸せに暮らせればいいや!笑」
って言って友達には
「何普通って笑
そんなの当たり前にできるでしょーが!笑」
なんて言って笑いながら帰路についてた
当時の私は知らなかった
"普通"に"幸せ"で暮らせる事が
どんなに難しいことなのか。