最近読んだ本が良かったので勝手に紹介
私にとって読書は何かを探すための手段だと思う。
感覚やHOW TO、知らない知識、自分の中に欠けているものを読書することで少しづつ補っていく。
時が経つとまた少しずつ薄れていくけど、また違う知識を読書で補っていく。
本を読むのは早い方ではなく、ゆっくり開いた時間に少しづつ読んでいく方だ。
そんな読書の中で、心にグッときた本のレビューをたまに書いていこうと思う。
「裸でも生きる3 輝ける場所を探して」 山口 絵理子
図書館で発見
SNSで誰かがおすすめ本とか紹介しているのを見ると
今度読んでみたいなと思ってブクロクというアプリの中の読みたいものリストの中に入れておく
この本もそんな本の1つだった。
今度読もうの今度は来週だったり3ヶ月後だったり結局読まずにもういいやとなったりする。
でもこの本は、リストに入れて半年ぐらい、
本好きの三女と図書館に行った時に偶然見つけた。
読んでみて感じたこと
この本を読んで初めて、マザーハウスの存在を知った。
途上国から伝統的なものづくりでアパレルや雑貨の生産販売を行っている会社だそうだ。
今までなんで知らなかったんだろうと思うぐらい、CEOの山口さんの行動や考え方に感動を覚えた。
自分足で、興味を持った国に訪れ、現地のものづくりに触れ、ツテを作りツテを辿って
素晴らしい職人さんに出会い、
そこから一緒にものづくりを行って販売につなげていく
この本を読んで、山口さんの行動力に感銘を受けた。
そして何より、途上国の文化に何度も驚いた。
私の知らない価値観や感覚がこの本にはたくさん書いてあった。
途上国との受注メールのやりとりや、ものづくりの完成度の感覚
ジョグジャカルタでは、
誰かに受注がきたら村の人みんなが仕事を手伝い、受注が少ない時はみんなで農作業。
物々交換が主流で、普段の生活では貨幣はほとんど必要ではないということ。
工房などなく、作業するときは、職人さんの家に集まって作業をすること。
などなど、ただの海外旅行しかしたことのない私には、途上国の価値観や一緒に仕事をするという感覚がとっても新鮮で
ワクワクする体験を文章を通して感じることができた。
マザーハウス10周年のサンクスイベントにバングラディッシュやジョグジャカルタの職人さんを日本に読んだお話では
感動して泣きそうになった。
この章は本当読んでほしいと思う。
何より山口さんのものづくりへの情熱に感動したし、
これは紛れもなく、途上国と日本を繋ぐ架け橋になっているって思った。
もちろんマザーハウスのスタッフの方々の仕事への情熱もすっごく伝わってきた。
1人では無理でもみんなで協力すれば、そこに関わる人を笑顔にできるんだなぁと
読んでいて憧れたし、この本から学べることを私も活動に生かしていきたいなと思った。
読み終わって、
猛烈に「実際に店舗に行って職人さんが作ったアクセサリーを生でみたい」と思った。