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伊丹の書店「ブックランドフレンズ」さんのご紹介 【改めてまとめると、変な本屋でした】

こんにちは、「生産的読書ノート」 普及隊長、accoです。
今日は、この読書ノートを作った伊丹の書店、「ブックランドフレンズ」さんと、その店主、河田秀人さんのことをご紹介したいと思います。


福に憑かれた書店…?

喜多川泰さんの小説「福に憑かれた男」のモデルになったのが店主の河田秀人さん(通称、こんぶさん)ということもあり、ブックランドフレンズさんは喜多川さんファンの間では有名なお店。

店内には、実際の数倍あるビッグ本オブジェがずらり!
喜多川泰さんコーナーは力が入ってます

ファンでなくとも、本好きな人たちの間ではちょっと有名なお店で、全国からお客さんがわざわざフレンズ来店を目的にいらっしゃるほど。
ちなみに店主自身も喜多川さんファンで、喜多川さんの講演会ではよく出張販売に駆けつけています。

独自の品揃え「売れないけどいい本」が並ぶ

品揃えは独特。いわゆる「話題の本」「売れ筋の本」はあまり見当たりません。(一部、売れ筋の本も取り扱いがありますが、その多くは店主の地道な努力により仕入れが叶ったもの)
その代わり、店主が「これはいい本」と自信を持っておすすめできる本が、愛情を持って陳列されています。

ミナ・ペルホネンのファンの店主、なんとミナの布を贅沢に使った皆川明さんコーナーが!

本好きな人たちからすると、この品揃えが実に魅力的。
店主により厳選された本が置かれているので、どれを選んでも間違いない、という心地よい空間です。

選び抜かれた本が詰まった、本好きにはたまらないお店

通称「こんぶさん」の人柄に癒される

店主のこんぶさんは、ほんとうに福の神がついていそうな、福々しい風貌のお方。
いつも穏やかな空気をまとっています。

いつも変わらぬ穏やかな笑顔に癒されます

私も一緒にお仕事をするようになって改めて驚いていますが、機嫌が悪くなるということがない。
いつもゆったりと安定していて、なんでも受け止めてくれそうな安心感があります。
たくさんのお客さんから慕われ、愛されているのも頷けます。

大きな木のテーブルに人が集う

店内に入ってまず目につくのは、大きな木のテーブル。

書店ではふつう見かけないほどの大きなテーブル!

そこはこんぶさんの作業テーブルでもありますが、時には打ち合わせのテーブルにもなり、読書会でたくさんの人が囲むテーブルにもなり、また時には常連さんの差し入れお菓子でお茶会も……!

このテーブルがたくさんの出会いを生んできました♪

店内では読書会や座談会などいろんなイベントが行われていて、いつもこのテーブルの周りにはいろんな人が賑やかに集い、語り合っています。
(→イベント情報はこちら

読書相談、選書サービスも

こんぶさんを語る上で欠かせないのが「選書・読書相談」
来店したお客さんのお話を聞きながら、その人に合った本をおすすめしてくれます。

撮影に訪れた日も、お客さんと楽しく会話しながら本選び。

といっても、お悩みをズバッと解決してくれそうな安易なハウツー本にならないのが「こんぶ選書」(勝手に名付けました、笑)のいいところ。
えっ、と思うような小説など、思いがけない本をすすめてくれたりします。
Am○zonの「おすすめ機能」では絶対に出てこないであろう本と出会えるのがこんぶ選書の魅力、多くの人に支持されている理由かと思います。

ちなみに、本をすすめてもらったからと言って、必ずしも買う必要はないのでご安心を。
というか、こんぶさんは本を押し売りすることは絶対にありません。
先日、「どちらを買おうかな…?」と迷っている人に「迷うくらいならどちらも買わないほうがいい」とアドバイスしていた、という話を聞いた時には思わずのけぞりました(笑)。
儲ける気あんのかい?!……そんなお店です。
(→読書相談について詳しくはこちら

本屋が本を「貸してくれる」?!

このサービスは私も一緒に立ち上げたのですが、なんとこの本屋さん、「本を無料で貸してくれます」。

本屋さんの常識を覆す、驚きのサービスです!

というのも、こんぶさん、「読書に苦手意識がある人に読書を楽しんでほしい、自信を持ってほしい」という願いをずっとお持ちで、「どうしたらいいかなぁ」と話し合っている中で出た、「絶対読めるっていう面白い本を無料で貸し出すのはどう?」というアイデアに「それや!」と意気投合、一気にサービス化へ。
本を読むのが楽しくなる「読書チャレンジカード」や、3冊読むともらえる「読書人認定証」など、楽しく取り組める仕掛けも用意し、読書にチャレンジする人を全力で応援しています。
特にお子さんにチャレンジしてみてほしいなぁ〜!
(→貸出サービス詳細はこちら

借りて読めたらスタンプGET!3冊読めたら「読書人認定証」がもらえます♪

本のオンライン販売にはお手紙を添えて

オンラインストアも開設し、本を全国に発送もしています。
発送作業はひとつひとつ店主が心を込めておこなっており、なんとそれぞれに手書きのお手紙が添えられています

「今の自分にできることを」と、毎日ひたすら書く

送料はかかるし、クレジットカードは使えないし、品揃えは決して良いとは言えないし、翌日に届くことはまずありません。
そんな、Am○zonには到底勝てないお店なのに、お客さんからの注文は絶えません。
なぜか?
それはきっと、お客さんが「金銭の損得」や「手間や時短のありなし」ではない価値を、フレンズさんに見出しているからではないでしょうか。

人によってそれは異なるでしょうが、
「どうせ同じ本を買うなら好きな人(応援したい人)から買いたい」
「こんぶさんのお手紙が楽しみ!」
「待つことを楽しんでいる」
「注文の本と、あと1冊こんぶさんのおすすめ本を一緒に送ってほしい」
そんなお声が多いよう。
驚くほど豊かな関係が築けているなと思います。
(→オンラインストアはこちら

●お支払いは銀行振込の他、あらかじめ1万円分以上の「図書カードNEXT」を購入し、店舗に保管してもらっておき、注文時はそこから代金を引き落とすという、まるで居酒屋のボトルキープのようなしくみ「honCa(ホンカ)払い」もあります。
店頭でも使えますので、常連さんはこのhonCaで便利に気軽に購入することができています。

こだわりのオリジナル珈琲

常連さんにとってはお馴染みの光景が、こんぶさんが珈琲ミルでゴリゴリとコーヒー豆を挽いている姿。
※2024.11月追記: 珈琲の挽きすぎ?で肩を痛めたようで、今は電動ミルが大活躍してます。

おもむろに挽き出すのが、いつもの光景…
本棚には、焼きもの好きの店主が集めたすてきなマグカップがずらり。

こんぶさんは自他共に認めるコーヒー通で、コーヒーは挽きたてにこだわるし、時には生豆から店内で自家焙煎することまで…!(その時は店内に本屋らしからぬ、ものすごく良い香りが立ち込めます……)

そんな店主は、なんと、自分のオリジナル珈琲まで作ってしまっています。その名も「生産的珈琲」

店主自らブレンドし、焙煎度合いや挽き方などこだわり尽くした珈琲です

奈良県生駒市にある、こちらも全国からお客さんが訪れるという自家焙煎珈琲豆専門店「喫茶イレブン」さんと共同開発した、こんぶさん好みのブレンド・焙煎・挽きかたを追求して作ったこだわりのコーヒー。

ちなみにラベルは私がデザインしました。だからというわけではないですが、本当に美味しいですよ!深煎りでスッキリした苦味のコーヒーです。
ぜひ読書と一緒に珈琲もお楽しみください。
ご購入はこちらから!
(→「生産的珈琲」ご紹介ページ

……とまぁ、改めてこうやって見てみると、ほんと、普通の書店ではないですね(笑)

一言で言うと、「本の《話》ができる本屋さん」
昔ながらの八百屋さんやお魚屋さんみたいに、今日のおすすめを聞いたり、料理の仕方を聞いたり、次に来た時にはその感想を伝えたり、と、ただの売り買いを超えた温かな交流がそこにはあります。

みんなフレンズが大好き、こんぶさんが大好きで、そんな人の輪がおだやかに広がり続けています。

これを見て興味がわいた方は、ぜひ一度お店に行ってみてくださいね♪
★「accoのnoteを見て来た」とおっしゃっていただけたら、ちょっといいことあるかも?

生産的読書ノートもよろしく!

そんなこんぶさんが「もっとみんなに読書を楽しんでほしい、活かしてほしい」と願って作ったのが、私がこのnoteで応援している「生産的読書ノート」

こちらもこだわりを尽くして制作した読書ノートです

私、accoはこのノートに惚れ込み、楽しんで使いながら、どんどん読書が楽しく、人生が豊かになりつつあるのを実感しているところです。
ぜひみなさんにもこの楽しさを味わってほしいと願っています。

どうぞよろしくお願いいたします!

ご注文は以下の「ブックランドフレンズ Online Store」から。
★「accoのnoteを見た」と備考欄に書いてもらったら、ちょっといいことあるかも?

▼ブックランドフレンズさんHPはこちら!
https://www.honyakamo.com/

JR伊丹駅すぐでアクセス便利!

JR伊丹市駅から徒歩2分。
平日 7:00~20:00、土日祝 9:30〜20:00
年中無休(1/1~1/3除く)

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