お盆休み2024 番外編日記 北海道マラソン
台風10号が来たら帰れない!とビビった北海道旅、未だに通過してないっていう不思議。最近の日本の気候は、本当によくわからなくなりましたね…
真夏にマラソン?!ってなると思いますけど、北海道は8月末だともっともっと過ごしやすい気温でフルマラソン走れる気候だったんですよ、ということを前置きにして。
あちこち旅してるつもりのわたし。とはいえ、沖縄本島にはまだ行ったことない(石垣島と竹富島は行った)し、なんなら北海道も足を踏み入れたことがなかった。人生47年生きてて北海道が未踏の地。たまたまキッカケがなかっただけなのだ。ならば、走りに行こうではないか!というわけで、先着順で申し込める北海道マラソンに参加を決めたのは3月か4月のこと。
なのでお盆期間はおとなしく関西圏内でうろちょろして過ごした。
土曜日
又聞きするに、昨年の北海道はありえないくらいの暑さに見舞われ、参加者が口を揃えて暑さとゲリラ豪雨の話をするほど語り継がれるマラソン大会。今年も少しはマシとはいえ、最高気温は30℃近くになるらしく、まったくもって長袖不要の札幌旅。いつもの如く身軽に身支度をして、朝伊丹から飛ぶ。
初めての新千歳空港!と心躍らせながら、伊丹空港の保安検査場を通過しようとすると「あっちさんですか?」と声をかけられる。結構どこでも顔出ししているせいか、こうやって見知らぬ人から声をかけられることは多い。今回もランニングのSNSでは繋がってる方だった。札幌に向かうまでの快速エアポートの中もおしゃべりしながら。
初北海道の割には実は何も予習しなかった。なぜなら、北海道マラソンに関連するイベントが盛り沢山すぎて、余裕がないと判断したから。あとは、ランニングSNSで知り合っている現地のラン仲間がいるので、そこに任せるのもありだと思ったから。まさにそれで正解だった。
札幌に到着するや否や、北海道のラン仲間が駅まで迎えにきてくれて、一緒にEXPO会場の大通公園まで。会場で、ステージイベントを見ていよいよ来たことを実感しながら、次から次へと現れるラン仲間と初めましてのご挨拶をしたり、久しぶりの挨拶をしたり、写真撮ったり、まぁ忙しい。
EXPO来てるのに受付せずにそんなのばかりであっという間に時間が過ぎる。とにかく受付済ませて一度ホテルへ。大通公園からも近くて適当に押さえた割には良かった。
続いてRuntripと北海道マラソン事務局が運営してくれている、カーボローディングパーティへ。これまた、さっき会った人たちもたくさん参加。再びワイワイとおしゃべりタイム。
気づけばすっかり夕方18時30分。しっかり食べてしっかりしゃべって大満足。その足でもう一件の前夜祭へ向かうも、流石にそっちは終わりかけなので何も食べず。甘いもの食べたいよね!ということで、美味しいパフェを食べにみんなで向かう。
このお店も有名なのは後で知る。ね、下調べしなくても何かとポイントは押さえていくんですよ。
この日はこれで終了。ホテルに戻って準備したら、意外とすぐ寝落ち。
日曜日
朝5時過ぎに目覚めて準備。ただトイレがなかなかここまでの早朝の経験が少なくて出かけられない。
朝の集合写真が2箇所であったのだけど、1箇所は諦めることにした。もう1箇所の方へ向かう。
こんなにも走る人たちがいるんだなぁと思うと、ある意味驚きでもあるけど。東京マラソンや大阪マラソンはもっとすごいんだろうな…
荷物を預けて、いざみんなスタート地点へ。女子がいると戯れるのだけど、今回わたしのスタートブロックは静かだったので、おとなしく待ってから、テレビ塔の時計を眺めながらスタート地点へ。涼しいから走りやすい!とウキウキ気分でスタート。
10kmくらいまではいつもの調子で走れていて、とても楽しい時間だったけれど、問題はそこからだった。太陽が昇ってジリジリと照りつけてくるのだ。暑い。これは日が出てる時に走って必死に走っても全然スピード出なくなるあの感じだ、と察知した時には、すでにタイムも遅くなってしまっていた。15kmまでの長いこと…。ミストなんかでは全く涼めない。
マラソン大会で初めて、頭から水を被ったり体に水をかけたり、氷の袋をもらって首を冷やしたりした。飛騨高山ウルトラマラソンですらそんなことしなかったのに。今回はそれをやらないと走り続けられないと思うくらい、太陽の照りつける感じが体感気温を上昇させていた。
北海道マラソンはスライド(すれ違い)のコースが長いので、そこで知り合いを見つけてエールを送り合えたら、少しでも気が紛れると思っていたけれど、前半は自分に余裕がなくてできず。25km手前のランナーサポートエリアで雪玉をもらったり氷をもらうことでめちゃくちゃ生き返る。残念ながら、水分をたくさん取ってるのもあって、チョコパンやどら焼きはまったく胃袋に収めることはできなかったのだけど。
サポートエリア以降から30km過ぎるまでは、スライドでいろんな人を見つけながら。ランラジTシャツを発見しては「今日も!」「ナイスラーーーン!!」を言い合って過ぎていく。確かに走るスピードも25kmから30kmは復調していた。
だが、30km超えてからが再び地獄。暑さとの闘い。沿道の私設エイドで氷を配っている人からもらって冷やしながら行くも、なかなか暑さには勝てない。どんどん遅くなっていく。タイムを気にしてないとはいえ、暑さでここまでやられるとは思っていなかった。
北海道大学の中に入ると木陰もあって涼しいのだけれど、やはりスピードは出ない。もう、心の支えはラスト400mのところにあると言われているチアゾーンへ元気な姿で行くこと、それのみ。
チアゾーンからのわたしのラスト400mの様子。意外と元気に見えるけどここだけは本当に元気が出た。ここからの400mも長く感じるぐらい、暑かった。
タイムは過去一遅いタイムでゴール。マラソンをちゃんと走るようになってから一番遅い。飛騨高山70kmよりもしんどいマラソン大会だった。でも応援に支えられて、あきらめることなく走り終えることができたのはよかった。真夏のロング走、この応援がなかったらたぶんやり切れてなかったかも。
ゴール後、もらうものをもらって、アイスを食べて身体を冷やしてから、わたしもチアゾーンへ向かって一緒に応援。
その後、LIVERUNつながりの人たちの木陰のたまり場にも顔を出してビール1杯もらう。走り終わってビールが飲めてるということは、身体はそんなにダメージ受けてないってことだ。その体力を温存したままゴールできた自分も褒めたい。ここで倒れたら北海道楽しめないから。
びしょびしょのTシャツだけ着替えて、Runtrip主催のアフターパーティへ向かう。HUBでメダルと会員証を見せたら1000円までの飲み物がプレゼントなのだ。ついでに、Runtripプレミアム会員だと毎月30km以上走ればHUBのビール1杯無料券もついている。芝生の上で1杯、HUBでたっぷり2杯のビールを堪能。
一度ホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えて打ち上げ会場へ。18時頃から23時まで、打ち上げ&2次会で盛り上がりまくり。BBQでジンギスカンらしきお肉もあったけれども、飲み会ではサッポロクラシックが飲めれば十分だ。
月曜日
どれだけ飲んでいても、朝7時のモーニングランには集合する。それがランナー。中島公園に結構な人数が集合。5km程走りまーすと聞いて、みんなでゲゲッとなるが、まぁそこは基礎力のおかげかみんなゆるりとジョグ。途中、Onのモーニングラングループと落ち合って写真撮ったりなど、ホントに楽しい。
8時半に解散後、朝ごはんを食べる組についていったら、二条市場で海鮮を仕入れてくれて、公園で朝ビール付朝ごはん。なんと贅沢な!5km走ってるので、何の罪悪感もない。
ホテルに戻って荷造りと着替え、チェックアウト。ランチもその辺で集まるよーというLINEのお誘いに乗っかったら、居酒屋でこれでもかというぐらいの北海道メニューが登場。じゃがバター、ラーメンサラダ、ジンギスカン…堪能できてなかった北海道グルメ目白押し。〆に、味噌ラーメンも食べに行って完璧。
ようやくみなさんと別れて、わたしはお目当ての六花亭へ。なぜなら、今回の北海道マラソンに向けてということでネイルデザインを六花亭の花柄にしてもらったから。これは札幌本店に行って写真を撮りたい。
しっかり堪能したので、一路新千歳空港へ向かい、最後の最後にお土産ゲットとソフトクリーム2種堪能。もちろん、お土産の1つは以前から気になっていた「鮭のルイベ漬け」だ。ひよってパックのにしたけど、戻ってきて堪能した今となっては、何故瓶詰にしなかったのか後悔する程美味しかった。
伊丹空港に着いたのは夜20時前。予習をまったくしなかったにもかかわらず、存分に北海道グルメを堪能して札幌の街中も堪能した北海道マラソン旅。おそらく、来年はレースリベンジも含めて、再訪するだろう。
※夏の1コマは、1枚で投稿しているオリンピックモニュメントの集合写真、かな。