【台湾】なぜ台湾の火鍋店が多いのか?
こんにちは、ACCESS TAIWAN の Tommy です。
日本人が台湾に来る時に、おかしいなと思うところを紹介します。
※弊社の本業は 台湾・香港・シンガポールでのリピート通販サービス、
フルフィルメント(運営代行)、3PL (物流代行) を提供しています。
よろしくお願いします。
前回は「なぜ台湾の自動販売機が少ないのか?」をシェアしました。
実際仮説立てて、調査 & 分析しました。
こちらもお気にしましたら、ぜひ後で見てください。
今回は、「なぜ台湾の火鍋店が多いのか?」をシェアします。
※火鍋は鍋料理の中国語です。
※意味は「鍋の下に火をつけ、食材を鍋の中で煮ながら食べる」ことです。
※台湾の火鍋は辛い鍋限定ではないです。
火鍋は台湾でとても人気です。
まずデータを見てみましょう、2018年のデータですが、
火鍋屋業界での年商は 300億元、約 1324億円 です。
また飲食チェン店の内、4割は火鍋屋です。
※情報元URL
以前からはずっと火鍋が人気です。
実際分析しました、見てみましょう!
雑談
まずは雑談から始めます。
雑談①
最近寒いですね、鍋食べましたか?
家族一緒にこたつを囲んで、おいしい鍋食べることは、幸せそうですね。
実際僕はこのシーンは体験したことがないです、
イメージはめちゃイケの爆烈お父さんですね。※お父さん爆裂前に。
加藤浩次さんも53歳で、ジャイアントスイングがまたできるかな?
※2011 ~ 2015年大阪に住んでいましたので、すごく懐かしいです。
雑談②
また、夏は鍋食べますかね?
以前日本にいたとき、夏食べるものの印象は
うなぎ / 素麺 / 冷やし中華 / 梅しそ系 などですね。
実際 Google Trend を調べました。
「鍋」(青色)はシーズンごとですね、夏は少ない、冬は多いです。
「焼肉」(赤色)は一年中検索量が同じぐらいです、徐々に増えてますね。
※全体としては、焼肉の検索量が多いです。
続きは台湾の Google Trend を見てみましょう。
「鍋」(青色)は一年中検索量が多いです、夏冬の差が比較的に少ないです
「焼肉」(赤色)と「烤肉」(黄色)は一年中低いですが、9月だけ多いです、
※9月は 台湾の中秋節 で、本来は夜に月見だけしますが、
この20~30年からは月見しながら、焼肉・バーベキューもやり始めました、今中秋節のメインイベントが焼肉になっちゃいましたね。
※全体として、鍋の検索量が多いです。一年中食べますね。
※2021/06/27 の検索量が低い理由は、コロナで台湾がラックダウンです。
台湾火鍋紹介
まずは日本お鍋との違いを紹介します。
日本との違い
台湾の火鍋と、日本の鍋料理は、下記の三点が大きく違います。
主役について
日本でしたら、鍋はメインの主役があります。
例:ふぐ鍋 → ふぐ
例:すき焼き → 牛肉 (?)
例:しゃぶしゃぶ → 豚肉 (?)
例:もつ鍋 → もつ
例:水炊き → 鶏肉
例:石狩鍋 → サーモン
例:きりたんぽ鍋 → きりたんぽ
※Q:ちゃんこ鍋の主役は何でしょうか? 思いつかない…
台湾でしたら、鍋の主役はスープです。
具材について、基本どんな鍋でも、具材はほぼ同じです。締め〆について、
日本でしたら、雑炊・うどんなどをして、最後までお汁を飲み干します
台湾でしたら、あまり〆しない、雑炊はしない、うどんする人は〆のタイミングでとるじゃなく、ただ具材として食べますね。
またお汁は飲み干さないです。店で鍋食べるとき、
日本でしたら、鍋出したときは基本鍋の中身が一杯ですが
台湾でしたら、鍋出したとき、基本常温のスープだけです。自分で具材入れて、煮込んで食べます。
※でもしゃぶしゃぶ と すき焼きは除外ですね…
台湾火鍋紹介
台湾の火鍋屋は下記の三つ形式があります。
形式
台湾の火鍋屋は下記の三つのタイプがあります。
1. 食べ放題形式
通常鍋の具材などは全部取り放題、
ほどんとの店はアイスクリーム食べ放題もあります。
※ハーゲンダッツ食べ放題もあります、
2. 単品受注形式
ようするに食べたい具材を頼んで、清算するタイプです、
こちらの方は極端です、
古い火鍋屋もありますし、高級な火鍋屋もあります。
3. セット受注形式
定食みたいな形で、1つのセットで海鮮や肉・野菜が含まれてますので、
通常量が多いです。現在こちらが一番普及です。
一部分の店は、アイスクリーム食べ放題もあります。
また、日本のお鍋料理だったら、家族一緒に一鍋使うことですが、
台湾の火鍋屋では一人一鍋の方が多いです、全体の60%ぐらいです。
※残りの40%は皆で一つの鍋を使います。
値段
1. 食べ放題形式は、大体は 450 ~ 1000 元ぐらいです。
2. 単品受注形式は、
古い火鍋屋さんなら、一皿は 30 ~ 120元ぐらいです、
高い火鍋屋さんなら、一皿は 300 ~ 1200 ぐらいもありますね。
通常皆で一つの鍋をシェアしますので、
一人あたりの負担は大体 300 ~ 400元ぐらいです。
3. セット受注形式は、具材と量によりますが、
肉だけだったら、349 ~ 700 元で、
肉 & 海鮮だったら、800 ~ 1000 元ぐらいです。
※一人当たりです。
※食べ放題形式とセット受注形式は、上記の金額以外に、
10% 服務費 のサービス料が別途かかります。
結論:
平均としては 400 ~ 800 元、≒ 1,700 ~ 3,500円です。
台湾で、外で鍋料理食べることが安いです、焼肉よりも。
日本でしたら、外で鍋料理食べることは、すごく高いイメージですね。
ザックリ調べました、4000 ~ 5000円 は絶対必要ですね。
それが一つ大きな違いです。
主役
台湾火鍋の主役がスープです。
よくあるスープは
マーラー麻辣・昆布・石頭火鍋・酸菜・牛乳スープ…などです。
他の具材はほとんど同じですね。
タレ
火鍋屋のタレは固定じゃないです。
誰も簡単に自分好きな味調整できます。
日本でしたら、通常固定のタレがありますが、
例:しゃぶしゃぶ → ポン酢・ゴマダレ
例:すき焼き → 生卵
台湾だったら、全然フリーですね。
結論
台湾の火鍋がすごく人気で、金額が高くないです。
よくあるのは一人一鍋、自分好きなスープ・食材・量・タレが選べ、すごくカスタマイズしやすいです。
疑問
台湾の火鍋を紹介した後に、下記の疑問が思いつきますか?
Q:なんで火鍋好きな人が多いのか?
Q:なんで火鍋屋が多いのか?
Q:なんでアイスクリーム食べ放題がありますか?
Q:なんでハーゲンダッツ食べ放題までも提供できますか?
なんでだろう
分析調査しました、一緒に見てみましょう。
Q:なんで火鍋好きな人が多いのか?
なんで火鍋一年中好きで、食べる人がそんなに多いのか?
実際僕の体験 プラス ネット上で調べた結果は下記です。
主な理由
火鍋が安いです、また大量な肉が食べられます。
食べ放題形式なら、よくは大学生、若者が食べに行きます。
セット形式なら、品質がいい食材がセールスポイント、
例:アンガースビーフ・シーフード(牡蠣・蛤・えび…)です、
よく20代後半からが行きます。
また火鍋以外に、ソフトドリンク飲み放題、アイスクリーム食べ放題もありますので、安い金額でお腹いっぱいまで食べますので、
コストパフォーマンスを気にする台湾人にとって、ベストです。
一人一鍋に関しての理由
原因①:一人一鍋方が安全・衛生、特にコロナの時に。
原因②:一人一鍋だから、食べるペース・順番…など、その他の人を気にしないです。
例えば:皆で一鍋だったら、取りすぎないように注意する必要があります。
原因③:一人一鍋だから、だれでも自分好きな味調整できます。
友達と食事予約取るときに、レストラン取ることが面倒くさいと思いますか?
例えば:この人は牛肉が食べられない、この人は海鮮が食べられない、この人は辛いものが食べられない…などの状況があると思います。
火鍋でしたら、自分で自分好きなもの選べますので、全然こんなこと気にしなくてもいいです。
Q:なんで火鍋屋が多いのか?
下記の二つの理由があると思います。
原因①:台湾人の創業意識が高いです。
以前コンビニの文章でも話しましたが、
台湾人は創業したい人が多いです。
コンビニ創業はできますが、
でもコンビニ加盟の参入コストが高いです。
例:家賃・冷蔵庫・コンビニのインテリア・棚・ドリンク・お菓子購入…。
火鍋屋でしたら、参入コストが比較的に少ないです。
例:家賃・冷蔵庫・食卓・鍋・食材…など。
原因②:火鍋屋の運営コストが比較的に低いからです。
火鍋屋はレストランといっても、レストランと大きい差があります。
火鍋屋では、料理人が必要ないです。
店側は、食材さえ準備すればいいです。
料理の調理・タレの調理・食べ方などは消費者自分でします。
参入障壁が比較的に低いです。
大手チェン店であれば、食材購入するボリュームディスカウントでコストがもっと安くなります。
Q:なんで火鍋屋にアイスクリーム食べ放題がありますか?
こちらの原因はラーメン屋で冷たい水飲む理由と同じですね。
ラーメンは熱いし、しょっぱいで、汗かきながら食べます。
しょっぱいもの食べたら、体は水分が欲しくなって、冷たい水で調整します。
火鍋屋でアイスクリームがある理由は同じです。
火鍋はしょっぱいくないですが、タレがしょっぱいです。
しょっぱいもの食べた後に、味調整のために、甘いもの冷たいものが欲しくなるじゃないですか?
よくあるアイスクリームブランドは
ハーゲンダッツ、MOVENPICK、ニセコ、明治、台湾ブランド(統一/小美/杜老爺)…
※MOVENPICKはスイス産です、台湾ではハーゲンダッツと同じ高級ブランドイメージです。
※ニセコは日本ブランドみたいです、でも日本語検索したところ出てこないです…
いつからだろう、
僕子供の時から、アイスクリーム食べ放題はもう火鍋屋(食べ放題)の定番です、必ずありますね。
補足:
台湾初の火鍋食べ放題「可利亞」,
1993 年から食べ放題を提供開始、当時は 188元 / 一人。子供だったら半額。
子供の時両親と家族で一緒に一回いたことがありました。
※情報元 URL
Q:なんでハーゲンダッツ食べ放題までも提供できますか?
ハーゲンダッツ食べ放題もありますね。
でも通常単価が高い火鍋屋・焼肉屋だけです。
調査したところ、最低単価は 700元 からです。
※食べ放題店はまた別途10%のサービス費用が掛かります。
実際ハーゲンダッツの単価も調査しました。
ハーゲンダッツバケットの仕入れ価格は 3,000元です。
通常100 ~ 120玉があります。
一玉で換算しましたら、一玉は 30元 です。
※情報元URL
通常アイスクリーム食べても、せいぜい 2 ~ 3 玉ぐらいかな。
店側にとってはまだまだ利益出せますかな。
また、部分の火鍋屋さんはわざと冷凍庫の温度を下げます。
目的は、アイスクリームを石みたいの固さにすることです。
そうすると、もっと掘りにくくなります。
うん…、ずるいですが、分からなくないけど…。
まとめ
台湾人は火鍋が好きです。店も多いです。
原因①:「台湾人がコストパフォーマンスが重視」です。
原因②:「火鍋は自分好きなスープ・食材・量・タレが選べ、自由です」
弊社は ACCESS AP TAIWAN、台湾・香港・シンガポールでリピート通販システム提供するサービスです。
もし台湾で商品販売するなら、
台湾人はコストパフォーマンスが重視ですので、どのようにコスパがいい表見するのが大事です。
通常ならキャッチコピーは商品の価値を強化することです、
例:お腹スッキリ、便秘なくなった…
でも台湾だったら、キャッチコピーをもっとコストパフォーマンスのを重視したほうがいいです。
例えば:
コスト重視:
・一日40元だけで、野菜たっぷりな青汁、今なら…
・15種類野菜の栄養素摂取できる青汁、一日ただ40元、なんと40元
パフォーマンス重視
・市場の青汁と比べ、ACCESSの青汁は日本産の大葉を使い、
アメリカ産の大葉と比べ、食物繊維が25倍多い
・Aさん:あ…なんとBさんもう50歳ですか、全然見えない、
Bさん:うれしい、毎日○○を使ってますので、若く見れます…
悪い例ですね…、嘘っぽいですね…、アカンな…
以上です、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
2023/02/21 火曜日 15:45
TOMMY WU
ACCESS AP TAIWAN オフィス
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