どこにだって、ヒントは落ちているものだよね、という話。
絵本って、大人になってから読むと
またちがう気づきがあるなっておもいます。
さっきも、娘の寝かしつけでこの本を読んでいました。
イギリスでは有名なジュリア・ドナルドソンさんの、The snail and the whaleという本。
(以下、ネタバレです。)
主人公はちいさなカタツムリ。
他のカタツムリが、
「静かにして、ここでじっとしていなさいよ。」
という中、
彼女は「ひろい世界がみたい!!」
と言って、優しいくじらのしっぽに乗って
世界中あちこち旅するんですね。
みたこともない氷山や、火山や、砂浜や、
神秘的な海の底。
いいお天気の時もあれば、嵐の日もある。
あらゆる景色をくじらのしっぽの上でみたカタツムリはおもいます。
「わたしはなんて小さいのだろう…」
ある日、人間たちがスピードボートでレースをしていたために、くじらは方向を見失い、陸に打ち上げられてしまいます。
海ではあんなに頼もしかったくじらですが、
陸に打ち上げられてしまってはうごけない。
うめくくじらを見たカタツムリは、奮起します。
そして、その小さな体で、奇跡を起こし、友人を助けるのです。
友人を無事たすけたカタツムリは、仲間たちのもとにかえります。
仲間たちは彼女のあまりの成長に、おどろいてしまいます。
そして自分たちも広い世界を見ようと、
優しいくじらのしっぽに乗って、
今度はみんないっしょに旅に出かける…。
そんなお話です。
********
他のカタツムリがみんな今までどおり居心地のいい場所に居続けようとしたときに
「あたらしい、ひろい、見たことのない世界をみたい!」
という純粋な思いを行動におこしたちいさなカタツムリ。
今のわたしは、このちいさなカタツムリです。
居心地のいい安全な場所から、一歩そとに出ようとしている。
いい日もあれば、そうでない日もあるでしょう。
自分の小ささを痛感する日もあるでしょう。
でも、新しい世界をみた私は、
成長するほかないのです。
自然と成長してしまう。
そしていつか、それが果実となって目にみえる形であらわれる。
そう思います。
********
ここ数日、あまり元気がありませんでした。
30代も半ばにはいると、女性はホルモンが毎月ジェットコースターのようになったりするのです。
(人によるとはおもいますが)
加えて、記事を書く時間も、読書や勉強をする時間もない。
起きてしまった娘をひざに抱えながら、
勉強した朝もありました。
せっかくモチベーションが高いときに、
月経がきたり、育児がたいへんになったり、
うまくいかないものだなぁとつくづくおもいます。
でもほらこうやって、
娘の寝かしつけで読む絵本にだって、ヒントはあるんですね。
新しい世界を知った私は、もう前にすすんでいる。
時々やすみながらも、すすんでいくだけ。
焦らず、今手の中にあるものに感謝しながら、
すすんでいこう。
そんなことをつらつらと思った夜でした。
とりとめもない文章を、ここまで読んでくださり、ありがとうございます☺️🌸