アカデミスト株式会社

アカデミストの公式アカウントです。学術系クラウドファンディング「academist」と…

アカデミスト株式会社

アカデミストの公式アカウントです。学術系クラウドファンディング「academist」と学術系Webメディア「academist Journal」を運営しています。アカデミストスタッフの日常やおすすめコンテンツについてご紹介します。

最近の記事

Re:Rel(リレル)—— 研究者のVisionを実現する、新たな職種の提案

こんにちは!アカデミストの柴藤です。今日は、私たちが提唱する新しい職種「Re:Rel(リレル)」について、その意義と可能性についてお話しします。 Open academia の実現に向けた新しい職種私たちは”Open academia”の実現に向けて、Crowdfunding、Fanclub、Grantの3サービスを展開し、研究者と多様なステークホルダーとの協働で新たな価値を生み出す場を作っています。 事業の成長に伴いTeam academistも徐々に拡大するなかで、従

    • 【開催レポート】Open academia Lectures #2:須田桃子氏「メディアを横断し、科学の姿を伝える」(2024年10月18日)

      2024年10月18日、科学ジャーナリストの須田桃子さんをお迎えし、オンラインイベント「Open academia Lectures #2:メディアを横断し、科学の姿を伝える」を実施しました。以下はそのあらましです。 新聞記者時代~STAP事件もともと科学記者を目指して毎日新聞に入社した須田さんは、科学環境部に配属になった2006年に携わったiPS細胞の報道を機に、ライフサイエンスの分野にかかわるようになったといいます。そして大きな転機となったのが、未曾有の研究不正である2

      • 沖縄から生まれる研究エコシステムの可能性

        こんにちは!アカデミストの柴藤です。今日は先週の沖縄出張について、備忘録を兼ねて整理していきます。少しでも読者の皆さんの参考になれば幸いです。 今回の出張目的は以下の2つです。 まずは、URAの方々が集うRA協議会への参加です。今年はアカデミストとして「シチズンサイエンスのこれまでとこれから - 俯瞰と実践から考える」というセッションを企画しました(セッション詳細は別途紹介予定)。 次に、KOZA STARTUP ARCADEの訪問です。以前よりお世話になっている方の紹

        • 【開催レポート】Open academia Lectures #1:荒木健太郎氏「雲研究者はなぜ、どのように、45万人に発信するのか」(2024年9月26日)

          2024年9月26日、雲研究者の荒木健太郎さんをお迎えし、オンラインイベント「Open academia Lectures #1:雲研究者はなぜ、どのように、45万人に発信するのか」を実施しました。以下はそのあらましです。 研究者が自ら行う「情報発信」が今回のテーマ。荒木さんが毎日発信してくれる防災情報を参考にしたり、美しい雲の写真に魅せられている方は多いと思いますが、ご本人はどのような想いと心がけで科学コミュニケーションへ取り組んでいるのでしょうか。本レクチャーは、その舞

        Re:Rel(リレル)—— 研究者のVisionを実現する、新たな職種の提案

          【開催レポート】 academist Prize 第3期 FINAL「若手研究者を投票で応援!-100万円配分ピッチコンテスト」

          こんにちは!アカデミストの片田です。 今回はacademist Prize 第3期 FINALを彩った、『若手研究者を投票で応援!-100万円配分ピッチコンテスト』開催レポートをお届けします! 台風により天気が不安定な中ではありましたが、ハイブリッドイベントにより柔軟な形での開催となり、多数の参加者によるファイナルにふさわしい盛り上がりになりました。 今回表彰されたのは「アカデミスト賞」、「日本の研究.com賞」、「ビットマイスター賞」、「エマージングテクノロジーズ賞」の

          【開催レポート】 academist Prize 第3期 FINAL「若手研究者を投票で応援!-100万円配分ピッチコンテスト」

          【開催レポート】De-Silo × academist クロストーク(2024年9月3日)

          2024年9月3日、オンラインイベント「De-Silo × academist クロストーク:アカデミアの未来と、次の一歩を考える」(Open academia Lecturesプレ企画)を実施しました(開催趣旨文)。以下はその開催記録です。 「アカデミックインキュベーター」として調査や研究者の伴走支援、イベント企画など多岐にわたる活動を展開するデサイロと、「開かれた学術業界(Open academia)」をVisionに掲げ、学術系クラウドファンディングを中心に10年間活

          【開催レポート】De-Silo × academist クロストーク(2024年9月3日)

          研究支援のインパクトを可視化し、Open academia を実現する!

          こんにちは!アカデミストの柴藤です。 先日の記事で紹介したように、今年で「academist」公開10周年を迎えました。これまでに約400名の研究者が、約20,000人のサポーターから、総額約3億円の研究費支援を受けて研究を進めています。 この支援総額は、公的資金(例:科研費2,300億円 / 年)に比べると小さく見えるかもしれません。しかし、サービスを運営する立場から見ると、金額以上の社会的インパクトが生まれていると実感しています。今後は、支援総額以外の社会的インパクト

          研究支援のインパクトを可視化し、Open academia を実現する!

          Funding the Commons 講演:「Open academia に向けた研究の分散化」

          Open academiaに向けた研究の分散化 ~academistの10年とこれから~ こんにちは、柴藤亮介と申します。過去10年間、私はアカデミスト株式会社を経営し、研究者と研究を支援するステークホルダーをつなぐ仕組みを構築してきました。 本日は、以下の3点について話をさせていただきます。 なぜ「Open academia」が必要なのか アカデミストの10年 Open academia に向けた「分散型研究所」構想 1. なぜ「Open academia」が必要な

          Funding the Commons 講演:「Open academia に向けた研究の分散化」

          「1,000 True Fans」と研究を加速する - academist Prize 第4期の挑戦

          こんにちは!アカデミストの柴藤です。 2024年6月4日より、academist Prize 第4期に参画する研究者の募集がスタートしました。第4期のテーマは「研究ファン、1,000人計画」。2024年9月から1年間、選抜された4期生たちがサポーター数1,000人を目指し、研究活動を継続的に発信していくプログラムです。 academist Prize の目的 - Open academia の実現に向けて アカデミストのミッションは、研究者が研究Visionを自分の言葉

          「1,000 True Fans」と研究を加速する - academist Prize 第4期の挑戦

          academist 公開、あれから10年

          こんにちは!アカデミストの柴藤です。2024年4月10日で学術系クラウドファンディングサイト「academist」の公開から丸10年が経ちました。節目ですので「academist」の立ち上げ当時を振りかえりつつ、10年間の運営を通じて感じたことを2つの観点から整理していきます。 研究者が研究を魅力的に語る様子を日本全国に広めたい! 上記のモチベーションから研究者版TEDのような動画メディアを構想したのが2013年春。実際にプレゼン動画を撮影させていただくなかで、研究者には

          academist 公開、あれから10年