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少し
落ち込んでる君に
大好きな
梨をむいてあげるね

綺麗に切って
硝子皿に乗せて
テーブルに置いたら
君が静かに食べ始めたから
私も1つ食べてみる

シャキッと噛じると
口中に溢れる果汁と
鼻孔に広がる梨の甘い香り…

美味しいねと
俯いてた君が
やっと顔を上げて
笑ったから
私も
美味しいねと笑った

秋の日の

午後三時…


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来て下さって 本当にありがとうございます! 読書が大好きで 気がつけば自分でも数え切れない程 詩や短編を 書き続けてきました いつか 本を出したいです! これからも自分ペースで 書き溜めたものを載せていきますので お時間がある時には また是非 覗いてみてください(○´ω`○)ノ