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黒い女

辛い…
もう生きたくない

そう思いながら

日が暮れた街をゆるゆると歩いていると


ふと

背後から
声をかけられた

振り向くと

黒い服の女が1人立っている

頭にストールを巻いていて

顔はよく見えない

「そんなに辛いなら
今夜0時にこれを飲め
楽になれるだろう」

小さな瓶入りの液体を渡された

夜0時…
全てが嫌になっていた私は

迷わず女からもらった液体を

一気に飲んだ

途端に

苦しみが襲う
喉が焼け付く

視界が暗くなる

あぁ…
これでもう私
何も悩まずにすむんだ

ラクに

なれる…ん…だ……


意識が遠のく瞬間

夜の静寂を抜けて

微かに

女の笑う声が聞こえた…

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名津乃綾
来て下さって 本当にありがとうございます! 読書が大好きで 気がつけば自分でも数え切れない程 詩や短編を 書き続けてきました いつか 本を出したいです! これからも自分ペースで 書き溜めたものを載せていきますので お時間がある時には また是非 覗いてみてください(○´ω`○)ノ

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