【ON】聴けば聴くほどジワるんだが②

2021年3月27日 00:27

前回記事で語った通りMVもすごいのだけど曲がとにかくカッコいい！聴けば聴くほどジワジワとはまっていく。この曲のポイントは、オルガン、マーチングドラム、そしてベースかと。ONをよりドラマチックで力強いものにしてると思う。(ぜひともイヤホンで〜〜！)

個人的にオルガンって教会の讃美歌のイメージがあって、創世記がモチーフならばそのニュアンスもあながち間違ってないのかも？

細部にまで感じるこだわり

オルガンとハンドクラップからの、コーラスと足音のようなビート。そしてマーチングドラム。イントロが特徴的でもう引き込まれる。(語彙力がトホホでごめんなさい....)

Aメロの出だし、"I can't understand what people are sayin' 〜"からずっしりしたベースと細かいリズムを刻むビートが重なって、曲の幕開けが印象的。このベースがとにかくカッコいい！！

Bメロの"Hey na na na〜"から、最後のジンくんパートが終わった瞬間にここでまたぐっとベースが。アクセルを踏むように、まさにスイッチONというか、サビに向けて一気に加速していく感じ。

サビは高音のメインボーカルにコーラスとベースが重なってぐっと音に厚みが増す。サビらしい力強さと聴き応え。

サビが終わった瞬間すぐに、先ほどのベースとビートの重なり。ラップとベース、ビートが一体化する。ラップの一音一音が尖って際立つ。ここがたまらなくカッコ良くて。。何度もリピートしてしまう。そして「Win no matter what」のところがたまらぬ笑♡

interludeでオルガンの音が響いてジョングクのソロパートへ。クリアなハイトーンが映えて、思わず聴き入っちゃうのだ。。ここからまた徐々にマーチングドラムとドタバタとした足音のようなビートが入って一気に大サビに向かっていく展開がまたドラマチック。

最後の大サビは4人のボーカルとおそらく別で録ったものを重ね合わせたコーラス、ベース、マーチングドラム、ビート。全てが一体になって一気にエネルギーが高まる。最後は全てを持っていかれるというか、彼らに引っ張り上げてもらうような感覚になるんですよねぇ。。。

'ON'の意味

なぜこの曲のタイトルが'ON'なんだろうって気になった。歌詞の中でonという言葉が出てくるのは下記の一節だけ。でも4回も繰り返されます。

All that I know is just goin’ on & on & on & on
俺がわかっている全てのこと、ただずっと続いていく

まさに、この"続く"とか(先へ・前へ)"進む"という意味のonではないかと思っています。onは他の動詞と組み合わせると「続く・続ける」の意味を強調しますね。keep on, carry onとか。シングル曲の「Life Goes On」のgo onもまさに"(人生は)続いていく"です。

彼らのストーリーはこれからもずっと続いていく。Armyたちと共にこの道を突き進む。流した血も汗も涙も傷さえも自分が生きてる証として抱えながら。転んでも何度でも立ちあがって、ただひたすら前に進むんだっていう覚悟。

Black Swanでは自分の心の深淵に足を取られそうになりながらも、ONでは自ら深淵にも飛び込んでいく。もし自分を見失いそうになった時は、"find me"(俺を見つけてくれ)と。

Armyが、大切なファンがいてこそ、ファンへの想いがあるから彼らはいつも自分自身に戻れるのかもしれません。アイドルとしての完璧な姿だけでなく弱みもあって。そういう人間らしい部分に触れ、また彼らに惹かれてしまうんだろうなぁと思います。

ダンスブレイク

今回もダンスブレイクが1つ見どころ。ホビやジミンくん、グテが上手なのは当然なのですが爺がかなりハッスルしてて個人的にめちゃくちゃ嬉しいです笑♡

この唇グッと噛んでる表情がたまらん。。後日のVLIVEでもナムさんに突っ込まれて、嬉しそうに踊ってましたよね〜。ぱーぱぱぱぱーって歌いながら踊ってたやつ笑。かなり気合い入ってたのかな？7秒インタビューの時もアルバムの中でONが一番好きって言ってたもんね。

<おまけ>
ぱーぱぱぱぱー♪の時のユンギ笑♡
みんながほほえましく見てるのがまたいい！

LAでの撮影、パフォーマンスへの想い

MVはロサンゼルス郊外、Sepulveda Damというところで撮影されました。「ワイルド・スピード」はじめ、様々な映画やドラマのロケ地になっているところ。BTSにとっては初めてのLAでの撮影。

振り付けはシエナ・ララウさん。BTS以外にもBLACK PINKやStray Kidsなど数々の有名なK-POPアーティストたちの振付を担当されています。弱冠なんと19歳、、恐るべし。ご本人もバックダンサーとしてMVに参加しています。

数時間で振りを覚えてしまう彼らが、今回はこのMV撮影のために1週間、毎日みっちり練習し挑んだそう。この曲への強い意気込みを感じます。「今回のダンスは歴代級」「今まで僕たちがやってきた振り付けの中でも1番大変」そう話す通り、全身を使ったアクロバティックでキレのある動き。素人の私が見ても相当難しい振付なのだというのがわかる。