苦み
苦い思い出、苦い記憶、苦い体験…。
いやいや💦
自らの体験を通しての「苦い」を語っているわけではない。
今回のお題である「苦い」は、五味の「苦い」だ。
俗に言う五味。
甘み・塩味・酸味・苦味・うまみ。
ってな感じか。
後、辛味とかってのもありますよね。
昔、何かで聞いた話によると人間の舌の構造ではまず先端の部分で感じる味は甘みであるそうだ。
舌の1番最初の先端部分で主に甘みを感じ、
両サイドでは塩味や酸味を、真ん中の部分で主に旨味を感じ、1番奥の部分で苦み・酸味を感じるらしい。
確かそんな話だったと思うっていう位のあやふやな話なので、確証はございません!
ご了承を。
話ついでに、これもまた昔に聞いた事のある話だが、赤ワインは渋みや酸味が特徴なので甘味を感じさせるために赤ワイングラスは口径が広く開くようにするそうだ。
口を広く開ければそれだけ手前に液体が落ちるからという理由だったっけ。
舌先が主に甘味を感じれるからですね!
逆に白ワインは渋みを感じやすくするために口径が小さいそうだ。
あとシャンパングラスが細いのは、狭くして発泡を抑えるためだったっけ。
形には色々と理由があるという事か。
舌の感覚に対して考え抜かれたものなんですね~。
いや、曖昧な記憶なんで確証はございませんが…。
なので違ってたらごめんなさい。
ワインの話は良いとして、本題の「苦み」。
苦いって言うとどのようなものを思い浮かべるだろう。
お茶の苦さやコーヒーの渋みを伴った苦さなどか?
これだけではあまりにも少なすぎるか。
まあ良いや。
人それぞれ好みはあれど、苦いってどうしても好き嫌いが分かれる味覚の一つだと思われる。
自分も昔は積極的に摂取しようとした味覚ではない。
まあ、でも「良薬は口に苦し」っとも言いますけどね~。
ただ年月を経て自分の味覚や、好みが変わってきたせいか「苦み」も良いものだなと思うようになってきた。
お茶の苦みも好きだし、ブラックコーヒーの香りある芳醇な苦みの心地よさたるよ!
そう、年齢を重ねるとどうやら変わってくるものなのだ。
いや、皆様がそうとは思いませんが…。
苦いも悪くない。
そして今の時期にほろ苦さを蓄えた食材って「菜の花」が当たるんじゃなかろうか。
自分菜の花好きですね。
ホロっとした苦さを感じさせてくれる今時分の野菜。
お浸しや、たまに天ぷらなんてのも見かける。
大体1月から3月だっけ。
シーズン真っ只中なんですね~。
まだ早いかも知れないが、菜の花には春を感じさせる部分もあるのかもしれない。
春と言えば明日2月3日が節分で、2月4日が立春だ。
暦のうえではもう春になる。
いや、まだ冬真っ只中なんですけどね…。
ただ、旧暦で四季の感覚を巡らしていた先人達の知恵というのが、その「菜の花」のホロ苦さに感じれるような気もする。
これから暖かくなるにつれて俗に言う「春野菜」ってやつが世の中に出回る時期が来る。
ネットで検索すると一例ではあるが、ウド、ふき、フキノトウ、タラの芽、ワラビ、筍、せり、ぜんまい、みつば、などなど…。
ほんの一例ですが、割と苦みを伴った食材が多いっすよね?
ある意味その苦みが春野菜の特徴らしいですが…。
一例の中で挙げた食材を普段から食しているわけではないが、折に触れて口に運んだ時に何だか春が来たなと感じません?
俺だけ?(笑)
それは良いとして、春野菜が蓄えた苦み…。
基本冬は身体的に溜め込む時期。
だから食欲が増すし、色々と欲しくなるのかな。
一冬を過ごせるようにできているんですね。
冬の間に溜め込んだ老廃物を排出するために、デトックスをするために春野菜の苦味があるわけか。
よくよく考えれば、ウドやフキやタラの芽など、山菜と呼ばれる食材を食べられると手にし、春先に食していた先人達の知恵みたいなものも感じてしまう。
理に適っているんでしょうね~。
子供の頃にフキなどが食卓に出てきた時は特に印象になかったが、年齢を重ねるにつれ、たまに食べる機会があった時に春野菜独特の「苦み」にホロっとなる自分がいる。
あれは理に適ったものだったんだ。
これから暖かくなるにつれて色々な食材が姿を現してくる。
それに合わせて自分の体も春モードにしていこう…っというわけなんでしょうね。
いやはや納得。
納得ではあるが、この「苦み」が何故年齢を重ねていくごとに妙味に感じるようになってきたわけか…。
妙味に感じる=積極的に摂取しなさい。
そうともとらえる事ができる。
つまり自分の自浄力が段々と衰えてきて…
いやいや、「苦い」を美味しく感じれるほど人生経験を積んできたからだ。
きっとそうだ。
間違いない。
…
……
失礼しました。
どうかご容赦を!
まあ、何にせよ野菜は積極的に摂取しないといけないようだ。
記事を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!