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寒くなってきた。

いよいよと冬が訪れようとしている。

これだけ急に季節が進むと、体も身支度も大変である。

最近の季節の変わり目はまるでジェットコースターのように急転直下に気温が変わる。

この変わり様…。

少しは遠慮してくれんだろうか。

じゃないと色々と大変だぜ!

って言っても季節の変わり様は待ったなしだ。

待ったなしと言えば、もうじき今年も暮れが差し迫ってくる。

今年はきっとあちらこちらで忘年会みたいなんが催されるんじゃなかろうか?

そんな季節だ。

席で挨拶するであろう上役の方も、何を話そうか考えるのも大変だろう。

ここは一丁…

「えー、縁も竹中直人(たけなわ)で…」

「ではそろそろ、中島みゆき(中締め)の挨拶…」

「皆様、お疲れ生でござい…。」

あかん。

未だに阪神の平田ヘッドの挨拶が耳に焼き付いている。

あれから1週間か!!

阪神タイガース優勝おめでとうございます!!

スミマセン。
にわかファンです。

どうですか?

きっと関西方面の忘年会ではこの締めの挨拶、使えるんじゃないですか?

今年はイケますよね(*´д`*)

冗談です。

話を本題に戻して…

ここ最近は去年と比べて外で呑むという事が増えてきた。

気の置けない知り合いと酒を酌み交わし、くだを巻くのは良いことだ。

美味しい肴に、美味しい酒、そして店の雰囲気に店員さんのきっぷの良さがついて参れば、確実に良い時間が過ごせる。

良いことじゃあないですか~。

そして寒くなってくると、個人差はあると思うがお酒の呑む種類も何となく変わってくるんじゃなかろうか。

やっぱり温かいものが吞みたいッスよね。

焼酎お湯割り、お店によっては赤ワインを温めたホットワインなんてのもある。

色々な種類があり、お酒を選ぶのも楽しみの一つ。

選ばれるお酒達もきっとお酒冥利に尽きるでしょうね。

そんな中で自分はお酒の中で日本酒が一番好きなので、寒い時期は好んで燗酒を呑む。

良いんですよね~。

あの五臓六腑に染みわたる感じが。

更に燗酒は体温に近い温度で体の中に入って来るので、冷酒と違い、アルコールの分解もスムーズに行われる。

呑んでいると後から酔いが回って来る事もあると思われるが、あれは冷たい状態のお酒が体内で分解される過程で、体温に近い温度に上げられ、そこから酔いが回って来るので、後から急に回った感じになるのである。

その点、燗酒は初めから温かい状態なので分解する過程で温めるという過程がない分、体への負担は優しい。

そしてすぐに酔いが回ってくるので、許容範囲を越えて呑むという事も多分あまりないかと思われる。

なので燗酒の方が体への負担が少ないという事だ。

更に言うならば冷酒であろうが、燗酒であろうが、呑んでいる傍らに和らぎ水(チェイサー)があれば尚良しである。

無理のないよう、時々水を飲みながらお酒を楽しむ…。

結構重要な事かもしれない。

まあ、冷酒も燗酒も両方とも美味しいんですけどね。

結局のところその人の好みであり、自分も両方嗜むので冬場は燗酒が…程度の話でございます。

つらつら書いてますが、上記の燗酒の体への効能は素人の意見程度に思って頂ければ。

事実違う箇所もあるかと思われるのでどうかご容赦を。

話を燗酒に戻すと…

御存知の方も多いと思われるが、燗酒は燗の温度によってその名称が変わってくる。

具体的に述べると…

約5℃ 雪冷え
約10℃ 花冷え
約15℃ 涼冷え
約20℃ 常温
約30℃ 日向燗
約35℃ 人肌燗
約40℃ ぬる燗
約45℃ 上燗
約50℃ 熱燗
約55℃以上 飛び切り燗

日本酒完全バイブル 109ページより

結構細かく分かれているのである。

ってなわけで普段お店で注文を頼む時、「熱燗を…」と頼んだら具体的に言えば約50℃位の燗酒をさすという事になる。

そして温度帯によってはお酒の味わいというものは変わってくる。

個人の主観で話すならば、温度が高くなればなるほどアルコールの揮発する香りが強くなり、舌先に乗せればピリッとした舌ざわりのようなキレも増す。

かと言ってあまり削られていない純米酒系の味わいの濃い、コクのある「醇酒」系のお酒はよく燗に向いていると言われるが、それは温めるとお酒本来の味わいが開くわけで、全くの素人の意見だが、濃いお酒ほど温度は高い方が何となく美味しいんじゃないかと思われる。

そして、「燗冷まし」と言って温度を高く上げ、冷めていく過程での味わいの変化を楽しむという技法もある。

だからぐんと飛び切り燗位まで温度を上げるというわけですね。

奥深いですね。
ひとえに燗酒と言っても。

一般によく削り、その繊細な味わいや削ったが故のお米の甘味、そして吟醸造りならば、発酵の過程で生まれる香りなどを楽しむには冷酒の方が向いていると言われる。(温めると折角の華々しい香りが飛んでしまうから)

「○○純米大吟醸」とか、「○○純米吟醸」とか…。

ちなみに聞いた話によれば、江戸時代お酒は常温か、温めて出すのが一般的だったので、冷や酒といえば常温のお酒の事を指していたそう。

正確に言うなら、冷たいお酒の事は「冷酒」という事であるらしい。

色々とあるんですね。

っとまあ、温める温度帯によって名前も変わるし、味わいも変わってくる燗酒の世界。

ちなみに個人的に最近は特定名称酒「特別純米酒」を名乗れる条件の一つである精米歩合60%まで削った純米酒や、特別純米酒系のお酒を燗につけて呑むのが割と好きかもしれない。

60%まで削っているので、お米のお酒としての甘味を感じつつ、旨味も感じさせてくれる…と言ったニュアンスか。

あくまでも個人の主観だが、三重県にある元坂酒造の「八兵衛」や、福島県にある松崎酒造の「廣戸川」なんてのがそんな感じかもしれない。(思うにはの話です)

まあ、結局は呑んでいる本人が楽しく呑む事が一番重要なので、あまり細かい事は良いんですけどね!

そして全て個人の主観で書かせて頂いたので、事実と異なる箇所もあるかもですが、どうかご容赦を!

長々と燗酒の事について書いたが、やっぱり何だかんだ言って一杯目は生ビールで!!ってのが妥当かもしれませんね。

 
ここは一つ やっぱり…

「お疲れ生でござい……」 

(しつこいか(^^)/)

お後がヨロシイようで…。

記事を最後まで読んで頂き誠にありがとうございます!








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