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【詩】 ブルージーに
文字にも起こせないつまずきを与えたのは一体何?
それとも一体誰?
俺には見えやしない
感じやしない
想像もつかない祈りは
時に冷たさをはらみ
黄金色の陶酔感を紡ぐ
ヒリヒリした頭痛は
孤独の原点を咀嚼する
浮き上がる視線には
虚空を睨む情念をはらんでいる
聴こえる…
力のこもった歌声
それは一杯のカクテルのような
不滅の調和に似た哀しみと罪
その響きに嘘はない
その言葉に嘘はない
底意地の悪い手招きに合わせ
ブルージーに時は過ぎてゆく
余計な手段は何もいらない
只々、しなやかに動きを追う…