![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161271875/rectangle_large_type_2_19648ce00e1996439d8089c683e61be9.png?width=1200)
紅葉から #シロクマ文芸部
シロクマ文芸部さんの企画に参加させて頂きます。
ヨロシクお願いします。
「紅葉から」
赤い紅葉の葉。
枯れんがための燃ゆる色。
忘れられんがための情熱の色。
見落としていた
奇妙な陶酔
深い季節のわだかまり
見えない痕さえ残らない。
何もかも
過ぎた時間だけが反芻していく。
消えていくには
見事すぎる。
燃ゆるような渇望。
赤い紅葉よ。
失う時を感じるには惜しすぎる。
失っては消えていくもの
再構築される日々
燃え尽きようとする紅葉の葉には
形容する言葉が見つからない
ただただ世界が変わるように
紅葉の季節ですね。
帳尻合わせのように気温がグッと下がり、慌てて冬の支度を。
いや、マジで大変💦
年々季節の「ジェットコースター化」が進んでおり、こないだまで温かいな~、なんて思ってたら急に寒くなったりと。
四季が不明瞭になっていく寂しさ。
慌てた冬支度にその寂しさを感じてしまう。
秋から冬の橋渡しとも言える紅葉の色たち。
今年はいつ頃が見頃なんでしょうね。
晩秋を彩る色付いた紅葉。
その一瞬を楽しみたいものだ。
見事に色付いた紅葉はやがて枯れ落ちていく。
冬の訪れを感じる瞬間でもある。
そう…
紅葉から感じるものは季節の隆盛でもあり、やがて訪れる盛衰を感じるものであるのかもしれない。
紅葉の深紅は燃えるような一瞬の強さ。
そして燃え落ちるような刹那の寂しさ。
相反する二つの意味をこの一瞬に表しているのかもしれない。
「燃え落ちる部屋で踊るように、僕らはゆっくりと終わっていく…。」
現代の三大ギタリストの一人
ジョン・メイヤー。
2006年に発表したアルバム「CONTINUUM」
アルバムに収録されたナンバー「Slow Dancing In A Burning Room」
恋人との別れを描いたナンバー。
別れる前の、感情が徐々に離れていく瞬間を感じるというか…。
そのもどかしさの狭間を歌っている。
何とも切ないナンバーで。
ジョンの声とギターが見事に渋い。
当時ジョンは28歳。
年齢を超えた大人の渋みを醸し出してますよね~。
本当に秀逸なナンバーだ。
燃え落ちる部屋で踊るように、僕らは終わっていく…。
もうどうしようもないことなのか。
始まりの時から終焉の時へ。
紅葉の深紅を想像するに
燃えるような赤は二つの意味を持っているのかもしれない…。
そんなことから連想してジョン・メイヤーの曲を書いてみました。
好きな曲です。
っというわけで今回も参加させて頂きました。
素敵な企画をありがとうございます!
秋の紅葉シーズン
それぞれで楽しんでいきたいものですね。