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暴落を逃げ切る方法は?1億円FIREいくら必要?何億目安?メンタルシミュレーション
20代で経済的自由になった。
サラリーマンとして働いた銀行を辞め、サイドFIREとして「やりたいこと」を仕事にした結果、20代で資産は1億円を超えました。
30代では新たなことをはじめるべく、新しい軸を試しながら日々葛藤しています。
限られた人にしか伝わらないnote。
今回は『メンタル』の話。
20代で経済的自由な生活になった成功と失敗、SNSでは言えないリアルな経験談を表も裏も包み隠さず赤裸々にまとめていきます。
▼ 自己紹介のnote
■ いくら必要か?何億あれば安心か?
「FIREにはいくら必要か?」
「何億円あれば足りるか?」
「暴落のシミュレーションは?」
結局のところ、資産がいくらになっても不安を感じる人はストレスから解放されないというのが結論です。
1000億円あれば話は別かもしれませんが、この世にゼロリスクな状況は存在しません。だからこそ、あらゆる危険が潜んでいるのです。
例えば、銀行が倒産することもありますし、証券口座のパスワードが盗まれることもあります。信頼していた友人に騙されたり、親族に資産を盗まれたりすることもあり得ます。また株や不動産を持つことでリスクも分散できますが、新たな不安が生まれるのは避けられません。
要するに、お金に対する不安を感じやすい人は、何億円持っていたとしても、その不安から完全に逃れることは難しいわけです。
■ 歴史が証明する暴落は逃げきれない
日経平均株価が4万円を超え、過去最高値を記録したのは記憶に新しいですが、この高値が永遠に続くという幻想に囚われてはいけません。その背後には常に危険が潜んでいるのです。
歴史が教えてくれるのは、どんなに順調な時期が続いても、その裏には深刻な崩壊の兆しが隠れているということです。
経済的自由を達成するには、お金を投資することが不可欠です。全世界の投資信託や好調なアメリカのS&P500に投資するETFなど、以前に比べて日本人の投資意識は確実に高まっています。しかし、過去の経験が示すように、金融市場には常に予測不能なリスクが存在します。
今は資産が右肩上がりに増えているかもしれませんが、どこかで急激な鈍化や暴落が訪れることは避けられません。市場は過去の教訓からもわかるように、栄光の山があれば、必ずどこかに落ち込みの谷があるのです。どんなに順調な時期が続いても、その裏には深刻な崩壊の兆しが潜んでいることを忘れてはいけません。
暴落は避けては通れません。だからこそ、長期的な視点と冷静なメンタルを備えておく必要があります。
市場の短期的な変動に翻弄されず、強固な投資戦略と心構えを築くことで、いつか訪れる暴落に備える準備を整えておく必要があります。
■ 市場の大変動の歴史
1837年 恐慌
銀行の信用拡大と土地投機のバブル崩壊。
1873年 恐慌(長期不況)
鉄道建設ブームと投機の過熱、オーストリア証券取引所の崩壊。
1907年 恐慌
銀行と信託会社の破綻、株式市場の急落。
1929年 世界恐慌
過剰な投機とバブルの崩壊
1973年オイルショック
中東戦争による石油供給の制限と価格の急騰
1987年 ブラックマンデー
プログラム売買と市場心理の悪化
1989年 日本バブル崩壊
不動産と株式市場の過剰な投機
2000年 ITバブル崩壊
インターネット関連企業の株価急騰と実体のないビジネスモデル
2008年 リーマンショック
住宅バブルの崩壊とサブプライムローン問題
2010年 欧州債務危機
ギリシャをはじめとする南欧諸国の財政問題
2015年 中国株式市場の崩壊
中国の株式市場の過熱と規制の不備
2020年 コロナショック
コロナウイルスの世界的な感染拡大と経済活動の停止
様々な市場の変化を振り返ると、大きな変動が繰り返し起こっていることがわかります。
100年以上前から市場の変動が続いているため、今後も必ず変動が起こるという前提で物事を考えることが重要です。
1929年世界恐慌、2008年リーマンショック、2020年コロナショックなど、経済の大きな変動や暴落は予知できず、個人が完全に対策することは不可能です。だからこそ、長期的な投資と冷静なメンタルを持つことが必要です。
2000年初頭に発生したITバブルは、インターネット関連企業の株価が天文学的に急騰し、その成長が永遠に続くと信じられていました。しかし、実体のないビジネスモデルや過剰な投資が膨れ上がる一方で、2000年にその虚構が崩れ去り、多くの企業が無惨に破綻しました。この崩壊は、あまりにも急激で取り返しのつかないものでした。
リーマンショックは2008年に引き起こされ、アメリカのサブプライムローン市場の崩壊が引き金となり、リーマンブラザーズをはじめとする金融機関が次々と倒産しました。この危機は、瞬く間に世界中の金融システムを揺るがし、株式市場は急落し、深刻な経済不況が広がりました。世界経済はその後長い間、傷を癒すことができませんでした。
そして、2020年にはコロナショックが襲来しました。新型コロナウイルスの猛威が世界中に広がり、経済活動は全面的に停止しました。この未曾有のパンデミックは、金融市場を瞬時に崩壊させ、未曾有の影響をもたらしました。誰も予測できなかったこのショックは、世界中の市場を深刻な打撃にさらしました。
これらの歴史的な大変動を見れば明らかです。経済の大きな変動や暴落は予知できず、個人が完全に対策することは不可能です。
だからこそ、長期的な投資と冷静なメンタルを持つことが必要です。市場の短期的な動きに振り回されることなく、安定した投資戦略を維持することが、長期的な成功を守る唯一の鍵となります。
■ いつの時代も何が起こるかわからない
どの時代でも予期せぬ出来事が起こり得ると考えています。だからこそ、常に「何かが起きる」という心構えを持つことが大切だと思います。つまり、どんな状況に直面しても動じない、毅然としたメンタリティを築くことが必要だということです。
世界三大幸福論の一つといわれる『幸福論』の著者であるフランスの哲学者アランは、『幸福とは外的な環境に左右されない内面の状態である』と述べています。彼は、逆境や不確実性の中でも心の平静を保つことの重要性を強調しました。
アランの言う「心の安定を保つ」という意識を持つことで、何事にも動じないよう備えることができます。つまり、外部の変化に振り回されず、自分自身の内面の落ち着きを維持できるようになるのです。市場の急激な変動や予期せぬ出来事に直面しても、冷静な判断を下すためには、この内面的な安定が不可欠です。
イギリスの哲学者バートランド・ラッセルも、彼の著書『幸福論』で同様の考えを示しています。加えてラッセルは、過剰な自意識や他人との競争が不幸をもたらすからこそ、自己追求と同様に他人や家族との「愛情」を重視する趣旨を述べています。
ラッセルの考えを踏まえると、幸福の追求は個人の内面だけでなく、他者との関係性や社会との調和の中で実現されるものだと言えます。彼は、過度な自己中心主義や競争心が不幸の源泉になり得ることを指摘し、むしろ他者との愛情や絆を重視することの重要性を説いています。
アランの内面の安定を重視する考え方と一見矛盾するように見えるかもしれません。要は、実際にはこれらの考え方は相互に補完し合うものです。
内面の安定を保ちつつ、同時に他者との健全な関係性を築くことで、より豊かな人生を送ることができるわけです。
アランとラッセルの考え方を統合すると、幸福とは内面の安定と外部との調和のバランスです。常に変化し、予測不可能な出来事が起こり得る世界において、この両面のバランスを取ることが、真の幸福と心の安定につながるわけです。
結局のところ、アランの教えは僕たち自身の内面にある幸福を高めることの重要性を、そしてラッセルの思想は他者との関係を通じて得られる、個人だけでは感じられない幸福の大切さを教えてくれています。
内なる幸福と他者とのつながりによる幸福、この両方のバランスを取ることが、今を生きる僕たちにとって重要な指針となります。
■ 自己の内面を鍛える
内面を鍛えることは、真の自己成長と安定した幸福を実現するための鍵です。18世紀のドイツの哲学者イマヌエル・カントは、理性に基づく道徳的な自己の形成が重要であると考えました。
カントの理論によれば、私たちの行動は外部の影響に左右されるべきではなく、理性に基づいて自らの義務を果たすことが求められます。この自律的な姿勢こそが、内面の強化につながるのです。
カントは『実践理性批判』で、「理性」とは、人間が道徳的に正しい行動をするための基準を作り出す力だと述べています。
彼は、私たちがこの理性によって決められた「普遍的なルール」に従うことで、内面的な自由を得て、自分自身をしっかり持つことができると説明しました。つまり、理性が示すルールに従うことで、内面の強さと一貫性が生まれるというわけです。
僕自身、これまでの経験からも、内面を鍛えることが成功のカギであると感じています。ビジネスでの盗難や批判、失敗が続く厳しい状況にあっても、自分の理想や価値観に基づいた判断を下すことが、最も強い精神的な支えとなりました。
結局、自分自身を信じて、頭の中の理想を具現化することが成功に必要な要素です。内面を鍛え、自分の理性に従うことで、どんな外的な困難にも動じない強い自己を築くことができます。
カントの教えを実践することで、自らの内面に確固たる基盤を持ち、どんな状況でも冷静に対処できる力を養うことができるのです。
■ 経験へ投資する
あらゆることを経験することも重要です。初めて自転車に乗るときは怖い気持ちがありますが、いざ乗れるようになると恐怖心が消えるあの感覚と同じです。
一度、経験をすれば、むしろ何をすべきかが分かるようになります。
個人的にやってよかった経験は「農業投資」です。私自身、農地に投資することで「現物資産」を手に入れています。毎年、1トン近くのさつまいもやじゃがいもを収穫できるようになりました。1000キロもの食材があれば購入する必要もありません。
収穫した芋をそのまま種芋として利用できるようになったので、半永久的に収穫を続けられるようになりました。
また、穀物だけでは必須栄養素が不足するため、タンパク源を確保するために「サバイバルスキル」を身につけるのも良い方法です。
僕自身、毎年島に行き、海に潜って魚を突く「魚突投資」でスキルを磨いています。銛を手に持ち、10メートル近く素潜りして魚を突いて獲っています。
どんな時代になろうとも、海に潜って魚を獲得するスキルは有用です。獲った魚は丁寧に捌いて刺身盛りにしたり、寿司を握ったりと美味しく調理しています。今では魚を捌いたり寿司を握るスキルも身につき、料理の腕も上がりました。
何事も経験です。経験を積み重ねれば、どんな時代になろうとも楽しく生き抜くことができるでしょう。
農業投資をし、現物資産を手に入れることで、金融市場の動きに関係なく、暴落を気にする必要がなくなります。もっというとサバイバルスキルを身につければどんな時代でも飢え死にすることはありません。
金融市場以外の場所へ投資をすることで暴落とは関係なく生活できる基盤ができます。
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■ 未来への備えと心の強さ
経済の未来は誰にも予測できませんが、確実に言えることがあります。それは、どんなに精密な計画を立てても、予期しない出来事が必ず起こるということです。
過去の市場変動の歴史が示すように、順調な時期が続くことはありません。暴落や経済危機の兆しは、常にその影を落としています。
市場の暴落を予測するのは不可能です。ITバブルの崩壊では、インターネット関連企業が急成長を遂げていましたが、実体のないビジネスモデルが露呈し、多くの企業が破綻しました。
リーマンショックでは、サブプライムローン問題が引き金となり、金融機関が次々と倒産し、世界中の経済が大打撃を受けました。そして、コロナショックでは、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停止が、全世界の市場に深刻な影響を与えました。
歴史的な大変動を見れば明らかなように、経済の大きな変動や暴落は予知できず、個人が完全に対策することは不可能です。
だからこそ、長期的な投資と冷静なメンタルを持つことが必要です。市場の短期的な動きに振り回されることなく、安定した投資戦略を維持することが、長期的な成功を守る唯一の鍵となります。
また、アランやラッセルの幸福論が示すように、外的な環境に左右されない内面的な安定を保つことが重要です。市場の急激な変動や予期しない出来事に直面しても、冷静な判断を下すためには、この内面的な安定が不可欠です。
カントの教えを実践することで、理性に基づいた行動と内面的な強さを備え、どんな外的困難にも動じない強い自己を築くことができます。自らの内面に確固たる基盤を持ち、どんな状況でも冷静に対処できる力を養うことが、未来の不確実性に対する最も強力な備えとなるのです。
必ず市場の変動が訪れるという現実を受け入れ、長期投資で動じないメンタルを作ることが、経済的自由を追求するための最も強力な武器となります。
市場の短期的な浮き沈みに惑わされず、冷静かつ堅実に資産を運用することで、未来の不確実性に対処する準備を整えておくことが重要です。
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このnoteでは、限られた人にしか伝わらないニッチな情報を、偉人たちの言葉や最新エビデンスを元に主観を交えてお届けします。似た考えの人が共感でき、新しいことを始めるきっかけとなるようなコンテンツを発信していきます。
人生をより面白くするための試行錯誤の様子をまとめていきます。20代で経済的独立をした背景や30代の自由な暮らしのリアルを表と裏も含めて赤裸々に紹介します。面白さを追求して日々奔走する姿をお伝えします。
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