あべさらだ

マーケティング畑から色々考えたことをまとめています。

あべさらだ

マーケティング畑から色々考えたことをまとめています。

最近の記事

覚悟なきミニマリストたちが残念すぎる

ミニマリズムの目的は、 「モノを減らすこと」ではなく 「自分の限られた時間的・金銭的リソースを本当に大事なものに集中させること」にある。 「戦略とはやらないことを決めて、リソースを集中させること」という経営の鉄則と同じである。 ただ「モノを減らす」ことが目的になっている場合、それはただ貧乏なだけのアマチュアミニマリストと言いたい。 モノを減らした上で、「自分が幸福を感じることはこれだ」と仮説を立てて、仮説を検証し、リソースを集中させて、幸福を最大化していってこそ本当のミ

    • ミニマリズムの誤解と本質

      ミニマリズムの本質は、 「自分にとって大事なものにリソースを集中させる」 「自分にとって不要なものへのリソースをなくす」 ことにある。 「ミニマリズム=最小限主義」は、「ものを少なくしていく」「質素に暮らす」のようなイメージが強いと思うが、これはあくまで手段であって、ミニマリズムの目標ではない。 「モノを最小限にする」のではなく、 「自分がやるべきことを最小限にしていく」のが正しい。 例えば、「自分はフィギュアに囲まれるのが幸せ」という人は、フィギュアを増やすことにリソ

      • 「&資本主義」の提案 〜脱「脱資本主義」〜

        「脱資本主義」「反資本主義」を言葉から変えたい。 資本主義は非常に優秀な経済システムである、という前提を蔑ろにした論調が多く、このような言葉が出てきている。 もしくは言葉が論調を作ってしまっている。 資本主義と協調しつつ、今抱える問題を解決するシステムを並行して駆動させる、と考えた方がかなりスムーズに議論が進みそうな気がしている。 「&資本主義」を提案したい。 例えば「ミニマリズム&資本主義」。 「ヒト」の上に駆動するのが「ミニマリズム」 「人間」の上に駆動するのが

        • 大半のデザイナーは廃業した方がいい。AIとか関係なく

          「情報を伝えられる」デザイナーがいなさすぎる。 「雰囲気オシャレを作るだけ」なデザイナーがあまりにも多すぎる。 雰囲気オシャレだけで仕事しているデザイナーは、AIに仕事を奪われるとかいう以前に廃業をした方が世の中のためだと思う。詐欺の一種である。 「情報」で人は行動する。 「オシャレ」で人は行動しない。 「情報を伝えるオシャレ」で人は強く行動する。 情報を伝えるための手段としての「オシャレ」は素晴らしいし、そうあるべきであるが、こういうオシャレを実現できるデザイナーは本

          「資本主義で幸せになれない」の誤解

          自分で幸福を定義できていない人は、資本主義であろうがなかろうが幸せになれない。 残念ながら。 元々資本主義は宗教の精神が土台になって発達した。 「幸福」が定義できていて、それを追い求める中で、資本主義が合致しただけで、資本主義が幸福を定義しているわけではない。 日本が明治時代に資本主義を取り入れて急速に拡大したのは、儒教の精神が柱になっていたからである。 無宗教の現代の日本は、自分の幸福は自分で定義するしかない。 それが定義できていない人は、資本主義が生み出した幻想

          「資本主義で幸せになれない」の誤解

          「脱資本主義」は2つの主張が混在になっている

          「資本主義は地球にとって良くない」 「資本主義で人間は幸せになれない」 「脱資本主義」が語られる時、この2つが同時並行で語られている気がする。 明確に分けて論じた方がいい。 「脱成長」も言葉を変えた方がいい。成長の対象が「資本」なことがネックに取られているだけで、何かしらは成長していた方がいい。 「幸福」が「成長」するなら全然いいと思う。 「持続」が目標なら、その目標を「成長指標」に置き換えないと中だるみすると思う。 資本主義に取って代わることはできない。

          「脱資本主義」は2つの主張が混在になっている

          「チャット返信は仕事じゃない」のか

          「チャット返信は仕事じゃない」という論は仕事術でよく聞く。 ただ「チャット返信を仕事と捉えなくても、大丈夫な仕事」をさせられていると思った方がいい。 チャット返信といっても、意思決定力・段取り力・交渉術のような高いスキルが必要になってくる。 チャット一つで、クライアントとの関係が大きく変わる。 チャット一つで、チームの生産性が大きく変わる チャット一つで、コンテンツの質が大きく変わる。 逆にチャット返信を極めれば、最もコスパよく成果を出せると思っている。 あまり裁量権

          「チャット返信は仕事じゃない」のか

          「この人頭が良い」と感じる瞬間

          「自分独自の幸せ」を見つけている人は、頭がいいと感じる。 逆に、ブランドものつける・タワマンに住む・高級レストランに行く、のようなことを「普遍的な幸せ」として、それを手に入れるために躍起になっている人を見ると、自分の価値観を磨くだけの知性が足りていないように思えてしまう。 「自分独自の幸せ」を持っている人は、その幸せのために、コンテンツを「利用」する。 「普遍的な幸せ」を追い求めている人は、コンテンツに「消費」される。 ブランドをつけているようで、ブランドに消費されて

          「この人頭が良い」と感じる瞬間

          9割のマーケターが意識していないアートとデザインの根本的な違い

          アート  = 問 デザイン = 解 です。 アート は自分目線 デザインは相手目線 アートは「こんなことしたい」「これってどう思う?」 デザインは「こんなことしたいんでしょさせてあげる」 ○広告はデザインである × 広告はアートである ○デザインの手段としてアートを使う この発想に関連して、私が仕事をする中で常に自分に問いかけているのが、 「あれ?今自分の頭で考えてない?」 ということです。 例えば広告文を考えるとき、自分の頭を捻ったところで、ちょっと小洒落たアー

          9割のマーケターが意識していないアートとデザインの根本的な違い

          SEOライティングとコピーライティングの違い

          SEOライティングはGoogle目線 コピーライティングはユーザー目線 です。 SEOライティングだけではユーザーを動かしません。 最近「SEOやってました!」というインターン生もいますが、ことごとくコピーライティングが出来ません。 インターン生に「このライティングは絶対売れないよ」と言ったら「え、、そうなんですか、、、」と言葉を詰まらせていました。 (その後彼は広告クリエイティブを企画して配信してみて、数字が思うように取れず、広告とSEOの違いを実感したようです。)

          SEOライティングとコピーライティングの違い